【プロレタリア――DIY】ラバー軍手の臭いと手汗のケアについて考える

　在庫の消費方法がもう無いので貯まってる。

　肉体労働において軍手というのは必須である。グリップ力やピンチ力の強化はもちろんのこと、段ボールや荷縛りの紐なんかを触ってるといつの間にか手に切り傷が付いたなんてことがよくある。そうなると傷口からばい菌も入るし、なにより商品に血が付いたらその時点で大変なことになるので絶対にNGだ。素手でやってる人も見かけるけど……正直、私は軍手したほうが良いと思ってる。怪我したら血で商品汚しちゃうからね。あと、手の水分が枯れていって肌も硬くなって荒れていくからね。長い目で見たら手がぼろぼろになるというのもある。

　私はこの軍手が最強だと思っているので、ずっとこれを使っている。よく見かける、黒くて薄いラバータイプのやつは個人的にちょっと弱いと思う。手の甲側の布もいつの間にか破けるし。グリップ力も二倍ぐらい違う。だからといってあの軍手が駄目とかいう話をする気は無いが。この緑の軍手はいつまででも使える性能をしてるから便利である。

　ただ、この軍手。冬場は冷気で冷えるから冷たいというのと、ラバーの臭いが手に移ってめっちゃ臭いという欠点がある。冷気は休憩のたびに外した後、再稼働で付け直す時毎回冷たくて不快。冷蔵庫に手を突っ込んでるようなもんである。臭いは独特でめちゃくちゃ臭い。素手だから避けようも無いので、これが嫌な人も多いと思う。

　私は性能重視なので臭いとかはしゃーないと思ってたが。対策できるならしたいなあとも思っていた。で、先日思い付きでダイソーにて対策アイテムを探していた。

　本当はタクシーの運転手がしてるみたいな手袋が欲しかったんだけど。性能的にそんなに変わらんからこれでもいいか、と思って購入。保湿用の手袋である。冷気の影響を受けない素材、というならやはり布。素手じゃなくなるから臭いも軽減できるだろう。これを付けて、その上からラバー軍手を付けることにした。

　指ぬきじゃないほうの布軍手も買ったので使ってみたが、結果としては大成功。仕事が終わって手の臭いを確認しても、いつものラバーの嫌な臭いが殆どしなかった。手袋を休憩ごとにつけ直しても冷たくないし。すこぶる使いやすい。ただ、指ぬきじゃない手袋は通気性が悪いから手汗がひどく、二時間つけてただけでもうしっとりしてたから別の意味で不快だった。指ぬきだとどうなるかも今日使って確認してみよう。

　便利だからこの手袋もっと買おう、と思って次の日買いに行ったらもう売り切れてた。人気商品なのだろうか。ダイソーとかの百均の衛生用品コーナーをはしごしてストックを買い集めないとなあ。

　長く働くなら、ありとあらゆることに対して極限まで突き詰めて考える。それが、長い目で見た大幅な労力削減と不満改善に繋がる。