正月のセールで購入したのですが「無限煉姦 ~恥辱にまみれし不死姫の輪舞~」がすごいです。早速、まとめチャンネルで記事にしたのでご覧ください。
DLチャンネルまとめ https://ch.dlsite.com/matome/104955
書きたいことはだいたいここに書いたのでブログのネタとしては弱いのですが、ここから先はネタバレもコミコミで……
スクロールしてご覧くださいね。
ここからネタバレ感想
不老不死っていう重たい運命を背負ったヒロインが、リョナリイプされるのをただ楽しむ抜きゲーかと思わせて、この作品、章が進むと「生きる意味」「生き抜くこと」とかシナリオゲーであることがにじみ出てきます。
第一章こそ王の世界でレ○プされまくる奴○ちゃん(ヒロイン)でしたが、第二章で吸血鬼に生きるための術を学び、三章の西部開拓時代編には相当に手練れになってるヒロイン。
性格の変化とかも前向きになっていて驚くほどにストーリーの流れも変わってます。
凌○ゲーを期待して買ったはずがストーリーに目が行く理由の一つがそれですね。
第五章に至っては凌○シーンというかHシーン一つもないですから。
とにかくシナリオがすごくいい。
いやはや、まさか、抜きゲーで泣くとはΣ(・ω・` )
というのもとある重要人物が物語で大きな役割を果たしていて……
マリーという女性が登場するのですが、この女性は不老不死のヒロインをずっと支えてくれるとても大切なお友達。
吸血鬼に血を吸われることで常人より長生きできるため、数百年の逃亡劇を支えてくれる心のよりどころとなります。
マリーはただ不老不死ではないし攻撃を受ければ普通に死にます。(故に人質にされたりするケースもあるしそれてマリーが殺されてヒロインの心が壊れて敵をケシカス程度まで斬り刻む狂うバッドエンドもある)
なので不老不死のヒロインとある時期からやがてマリーが老いていろいろ不自由し、食事当番するのも入れ替わり、少しずつ死の影がちらつきます。
寿命……
「あなたには精一杯生き抜いて欲しいの。楽しく生き抜いて頂戴。それが私の幸せよ」とマリーは言い残してヒロインの腕の中で息絶えるのですが、ここに不老不死の悲しさとかも凝縮されていて。
マリー本当に大好きなキャラですね。
おばあちゃんになってできることが一つずつ減って行って死に向かって穏やかな時間が流れていく下りで涙腺にかなり来ましたね。
(ちょっと余談になるとウチの祖母がそんな感じ。根っこは主婦なので何でも家事を自分でやりたがるけれど老いに勝てず、家事がまともにできていないという切なさ)
だからマリーのエロシーンで今更ヌケねぇーよ\(^o^)/
可哀そうすぎるやろwwwww
とまぁ、抜きゲーのはずが……
時間軸やら歴史の修正など、最後までまとまっていてストーリーはとっても良かったし読み応えありました。
とにかく、シナリオゲーということですごく感動させていただきました。
エロの部分を全部とっぱらってうまくシナリオだけで完結させたら、普通にシュタインズゲートとかに並ぶ良作としてCSやテレビアニメなどにメディア展開できて名作として評価されていたでしょうね。
あと人の心の弱さをそのまま顕著に描画しているミルディオーネとかいい味してましたね。リトルともうまく和解してたら違った結末になったような気がします。
そこ、公式のSSが補完してくれているのですがね。
それにしても新年早々に名作に出会えてよかったです。