メイキング ネタ出しの秘訣とテキストの作り方について
ちょっと気の早い話ですが……イベントCGもいよいよ今月の半ばには完成できそうな見通しなのでそろそろシナリオに入る心づもりをしているところです。
特に寝る前とか手持無沙汰な時間は、最近はどうストーリーの冒頭を作るかで頭がいっぱい。
シナリオって私はわりと深刻なレベルで緊張してます。
なぜなら、「プレイヤーは最初のテキストを見てゲームの体験版であれどプレイするか即アンインストールしちゃうか判断する」ので。
物語の掴み、導入はとっても慎重に面白く作る必要があると思うのです。
皆さん、アニメとかで一話でつまらんわって切った経験ありませんか? それと同じです。
実際私も他メーカーのゲームで導入がつまらないと切ったりしますしね。あとで面白いって評判聞いて改めて遊ぶこともあるんですが、やはり導入で失敗はしたくないものです。
だからすっげぇ緊張しちゃうんですよね。どんなにいい絵が描けてもここでつまずくのは痛すぎるんで怖いです。
今日はそんなライターとして心掛けてるおはなし
今日は私が心掛けているゲームを作るアイディアを貯めるコツと脚本の書き方のおはなしです。
私はゲームを作るときに限らず、とにかく思いついたらどんなにつまらない小さな妄想でもネタをメモする習慣をずっと続けています。メモのコツとして特定の作品のためのアイディアにせずにぼんやりとした箇条書きだと汎用性が高くていいですね。
例えばこんな感じ。
「死刑囚が脱走してバカンスしてる金持ちの家に押し入り強盗」
たった一行程度だけどいろいろ妄想できそうで、これだけでなんかゲーム一本作れそうな気がしてきませんか?
いつでも引っ張り出せるようにネタ帳はgoogleドライブのメモ帳にしまいこんでいて、スマホとも連携させていつでも読み返したり追記したりできるようにしてるんです。
ただ自力で全部思いつくほど器用には世の中うまくいきませんよね。
私は脳内で自然に思い浮かばない場合などは、別でこんなものも使います。
レ○プ体験談の本
精液でベタベタと汚れていそうなきったねぇ本ですね。
これはレ○プの体験談が書かれている書籍の一部です。
本物の事件なのか、いわゆる盛った話なのかは判別できません。そういう趣旨の書籍ですからね。
ただ、ネタに困ったり、刺激を得たいときにはこの手の本を参考にしてるんですよ。
体裁では実録事件簿ということになっていて、当たり前ですが娯楽前提の女の被害者が快楽堕ちして強○魔相手にヨガるとかそういうのは一切ありません。
描かれているのはただただ無惨に犯されてしまったレ○プ被害者の悲劇だけです。
「犯されたときは家族の顔が頭に次々と浮かびました。とにかく早く終わって欲しい一心でした。アソコの毛が巻き込まれて痛かったです」
「レ○プされたあとしばらく放心していました。起き上がると男がいなくなっていたので、私は掃除機をかけたり洗濯物をしたり家事をはじめました。何かしていないと気がおかしくなりそうだったからです。しばらくして中に射精されたことを思い出して熱いシャワーを浴びました」
「今でも犯人を殺してやりたいと思うことがあります。電車とかに乗れませんし彼氏とも別れました。会社の人や道行く男の人の股間にみんなあんなモノがぶらさがっていると思うと怖くて仕方ないんです」
「男が呻いて私の中で射精してようやく終わったんだと思うと安心してしまい、強○してきた相手なのにぎゅっと男の手を握ってしまいました。相手も握り返してきました」
「どうせ強○されるのなら……諦めて私は抵抗しないからコンドームをしてくださいと震える手で戸棚のコンドームを差し出しました」
「男性経験はありましたから男が何をしてくるのかすぐに分かりました。入ってきたときの嫌悪感、男の人には理解できないでしょうね」
「私はバージンだったんです。だから痛くて喉元にナイフが突きつけられてるのに起き上がろうとしたんです。でも床に押し付けられて。涙が止まらなかったのです。悔しいとか悲しいとかじゃなくて痛くて泣いてました」
こんな文体です。
ヘタな小説より体験談の形のが想像の余地があったりしてエロいと思うんですよ。
私が「箇条書きだと汎用性が高い」と前述したメモの理由もコレです。
たった数行の文なのにエロいと思いません?
凌○を例にしたけれど純愛ゲーを作ってる人だったら恋人の作り方とか指南してる本やそういう体験談の本を探すのもアリだと思いますねー。
たぶん……体験談っていうのは自分の妄想で語られない部分までいろいろ補えるから便利だと感じます。
文体の考え方
あと、ライターテクニックの一つですが暴露すると……
ゲームのアイディア出しだけでなくて文章に詰まった時にはフランス書院とかの書籍からいい表現を拾ったりもしますね。もちろんパクりはいけないのでそのまま引用したりはしないんですが……
とはいえゲームだと小説のような表現は絵があるので固すぎてそのまま使えません。
意図的に柔らかい読みやすくてテンポのいい文体を心掛けています。
エロゲで許せない表現
あくまで個人的にですよ。でもこういうゲームたまに……いやわりとかな? まぁ、見かけて気になったこと。
例えばレ○プシーンとかで竿役が「うへへへ、見ろよ。青い果実みたいなパツンパツンのおっぱいしてるなぁ。先端のピンクの蕾もしっとりしてて柔らかで舌で転がすだけで逝きそうだぜ。へへっ……それにこのピンクのさくらんぼのようなオマンコ見て見ろよ。太陽の光を浴びて艶々と光りながら愛液が滴り落ちて、なんともいえない風情がするねぇ。カリが引っかかって最高に気持ちいいんだ」と官能小説みたいなことを言い出すと私は萎えるクチです。
そんな文才あるんなら強○とかしてないでフランス書院の作家にでもなれよとwww
あとエロゲあるあるで処女とか清楚な女の子が犯される場面。
「おまんこの中におちんぽ入ってきちゃう。痛くてっ、でもっ……なにこの感じ。オマンコの中でなんかじわって湧いてくるのぉ、気持ちいいはずないのにっ……どうして? んほぉおお、アひぃ……んハぁああああああン」とか説明口調と卑猥な単語を使う女の子のセリフも大嫌いです。ビッチな女の子なら問題ないけど処女とか清楚系の子ですよ。
んほぉぉおとか言ってないでフランス書院の作家にでもry
ありえないじゃないですか。エロゲーだとこういうのわりと見かけますし、ライターも声優に卑猥な言葉を言わせたいという意図は分かる。
だけど、現実でエッチしててこんな説明口調の女いないと思うんですよね。
これやるエロゲは本気で萎えてしまう。
少なくとも私はリアリティを求めて避けてるのが上の二つの例です。
でもこういうセリフ言う方が一般受けしてるんでしょうか?
つい先日買った作品がたまたまそういうのだったので気になって……Σ(´Д`lll)
あくまでも……私の意見です。ただ個人的にはこういうゲームに当たったら失敗したなと落胆します。
一人称だとキャラになりきる
三人称視点(いわゆる神視点)だと小説のような細かな描写はしやすいけれど、一人称だと主人公の性格や知性に合わせた表現にあえてしなければならないでしょう。
私はそのキャラになりきることで執筆をしています。すると面白いことに勝手にキャラが動いてくれるんですよね。
理想的なのは自分の考えたキャラが頭の中で勝手に動いてくれて行動してくれること。
それを書き出すだけの簡単なお仕事になります。
それには没入感を得ることが大事なんですよね。私は人妻寝取られモノを作るときは良治になりきって里美を愛する誠実だけど不器用な男の子になるし、秀夫常務のときはとことんゲスで女好きの変態になりきってみます。
あれ? 後者はいつもの俺じゃね?
こほん……まぁ、私はこんな感じでいつもテキストを考えてます。
ということで私なりのいつも考えてるエロゲの発想の仕方とテキストを書く時に注意してることを書き連ねてみました。
たまにはこういう裏側を語るのもいいかなと思いまして。
まだまだお絵描きが続きますが頑張りますヾ(≧▽≦)ノ
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