「100時間遊べる」について
ホームダンジョンを「100時間遊べる」とうたっていることについて、緊急というか、もしかしたら他にも勘違いされている方がいるかもなのでサッと説明します。
100時間でなくても全然構わないので長時間に変えて話します。
まず、長時間遊べることと長時間遊ばせることは明確に違います。長時間遊ばないとクリアできないゲームと言い換えた方が伝わりやすいかも。
それぞれどういうゲームなのか。遊べるのがA、遊ばせるのがBとしましょう。
10時間程度でサッと駆け抜けられるメインストーリーに対して膨大なサブクエストやミニゲームなどが用意されているのがA。メインストーリーが大きなチュートリアルになっており、クリア後のやり込みが本番というのもA。
ムービーが長かったり仲間や敵を掘り下げる時間が多く用意されているのはB。戦闘自体がパズルのようになっていてヒントを探したり攻略法を閃いたりしないと進めないのもB。
あくまで一例ですがこんな感じ。
これは優劣ではなくて、表現したい面白さが明確に違うものです。プレイヤーだけのストーリーが作れる面白さを表現しようとしたらAが適しているし、エンディングで盛大に感動してもらおうとすればBでキャラに感情移入させるのが良いでしょう。こういったコンセプトに違いがあるため作り方から違ってきます。どちらも面白いものであり、そういったゲームが好きなプレイヤーが買うべきものです。
ホームダンジョンはまさにAで、メインストーリーだけ見れば短いし必要なものも少なく作ってあります。しかし体験版だけで100時間プレイする方が何人もいらっしゃいました(バグ修正の再現をするためセーブデータを送って頂きました。その節は本当に助かりました。ありがとうございます)。
なので、間違いなく「100時間遊べる」であり、メインストーリーだけで終わるなら、もしくは裏ダンジョンを入れても20時間とかでクリアできるはずです。
メインストーリー以外の要素を全部メインやエロに組み込めば100時間遊ばせることも可能ですが、それは私の表現したい面白さでは無いからこうしている、という形なのですね。
この件について書いたのは、とある方から届いたメールがきっかけでした。
意訳すると、「面白かったけど100時間遊べるというのは誇大広告では?」というものです。今はこの説明をして誤解を解き、謝ることでも無いのに謝罪も頂いてしまいました。これはマジで謝ることじゃなくて、他のBタイプのゲーム、100時間遊ばないとクリアできないゲームも「100時間遊べる」とうたうためですね。「プレイヤーに100時間遊ばせるゲーム」なんて売りだし方したら買ってくれる人激減しますからね。仕方ないんです。
なので、他にも勘違いされている方がいるかもしれないと今回急いで記事を書いた次第です。勘違いさせてしまったプレイヤーはごめんね! でも値段分の価値はあるからいいっしょって気持ちでこれからも販売します。