天と魔のあね！ まとめと感想（ネタバレ注意！）

今回の記事ですが、本編のネタバレを含んだ私の感想になります。
ネタバレを気にしない方のみ、ご覧下さい。

元々のストーリー

本作、もともとは私がRPGツクールMVのMAP仕様を
理解するための短編の予定でした。
最初は主人公とお姉ちゃんズの三人旅でしたが、大きな問題が二つあり、
断念した経緯があります。
・お姉ちゃんズが強すぎてゲームにならない。
・主人公の境遇がかなり悲惨。（本当の意味での理解者が居らず、
また両親に至っては息子が神隠しになって行方不明状態。）

この問題を解決するために、あの男を投入しましたが、
これが物語を大きく変える要因になるとは思いませんでした。
結果として、皆のハッピーエンドに繋がってくれて、
彼にはすごく感謝しています。

以下、主要キャラクターの感想です。

・主人公
魔界に訪れ、出会ったお姉さんたちを魅了する魔性のショタくん。
その正体は、異界（人間界）から魔界を救うために訪れた心優しい勇者。
異能は、他者への癒しと成長の力。
本編では、料理として発揮されています。

魔界の危機を感じており、それを回避するために、
一人孤独な戦いを続けておりました。
卒業試験は、彼が一人前と証明する旅でしたが、実は勇者として、
最悪の危機に立ち向かうための旅でもありました。

主人公が居なければすぐに魔界は滅んでいます。
冒頭の戦いで、ルナリスは死亡。
→弱体化したアルティは黒幕に取り込まれる。
　→三大魔族の力を制御できなくなった黒幕が「世界喰らい」へ変貌。
　　→魔界が取り込まれ、消滅。

素直で頑張り屋な彼でしたので、作者的にハッピーエンド以外は
考えられませんでした。
最後の「ただいま」はお気に入りの終わり方です。

・お姉ちゃんズ
魔界に現れた主人公を保護し、それ以後ずっとべっとりだった二人。
主人公が無知で素直なことをいいことに色々やっている、
問題ありなお姉ちゃん達。
作者的にも、何だこの二人…、とすごい感じていました。
けれども、いざ攻められるとヨワヨワなお姉ちゃん。
後日談のエピソードも気に入っています。

もともとメインヒロインの予定でしたが、本編では
準主人公的な感じになってしまいました。
この二人の視点から、主人公の役割と目的、
そして魔界に何が起こっているのか、
徐々に明らかになっていくストーリーとなっております。

・ワン公とお花
主人公一行の初期メンバーであり、実はヤバイ二人。
その正体は…。

当初はマスコットキャラの予定でしたが、いつも間にか
あんなことに。
作者的にも、意外な正体となり、書いてて楽しかったです。
実は主人公に対する愛情、執着は全キャラ中１、２位。
後日談でも描きましたが、いまだに主人公を独占することを
諦めておりません。

・スカー、フロン、イエロー
旅で加わる三人娘たち。作者的にお気に入りの三人です。
主人公にも、同世代達との交流が欲しいなと思って、
増えたキャラクター達です。
ただイエローの加入が遅かったのが、悔やんでいる所です。
彼女には、もっと旅をさせてあげたかったです。

・ゴット教頭
主人公の理解者にして、最大の協力者。
親御さんへのフォローもばっちりこなす、神となった教頭。
その正体は…

まさかの前作「Another Island」からまさかの再登場、
サウスシーマン学園の教頭先生です。

出てくれてありがとう、そんな気持ちで一杯です。
当初、私が考えていた結末よりも、
遥かにハッピーエンドな結末へと導いてくれました。

今回、肩書がまた一つ増えましたが、
彼ならばきっとこなしてくれると思います。

「天と魔のあね！」如何でしたでしょうか。
今回で一旦、本作については区切りとさせて頂きます。
少しでも楽しい気持ちになって頂けたなら、幸いです。

それでは！