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イラスト素材が手に入るプランです!の記事 (44)

なぜ飲まない、分け与えるというのに

【なぜ飲まない、分け与えるというのに】(お試し本)

「私の血が飲めないというの?」

血の入ったワイングラスを揺らす。

「飲めない」

人間が言う。



「飲んだら楽しい生活を送れるというのに?」

私は、グラスを人間の目の前に持っていった。

「血はいらない」

人間にずっと拒絶される。

「じゃあ、お前は何が欲しいというのだ」

私は困っていた。



「あなただけが欲しい」

人間が目を見て私に言ってきた。

「何を言っている…」

私は言葉を疑った。




【最後に】

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主様とロッカーに隠れる執事

【主様とロッカーに隠れる執事】(お試し本)

「やばいっ!人来る!」

焦った主様は、私をロッカーへ詰め込んだ。



「主様、いきなりどうしたのです?」

私は主様に問いかけた。

「しょうがないだろ。隠れるとこが無かったんだから」

私にムスッと視線をそらして怒っていた。

「こっち向いてください、主様」

主様の顔を両手で私の方に向けた。

「なんだ…//」

主様は照れてしまい、赤くなっていた。

「かわいいのですね、主様は」

いたずらに微笑みかけた。



「この中、狭い」

冷静になった主様は言った。

「良いのですよ、狭い方が主様の体温が感じられますもの」

私は囁いてみた。

「こんな時に、何を言っておる!」

主様は怒りながらも照れていた。

「冗談ですよ、主様。そんなに慌てないでください」

耳が赤くなっているのを見ながら、落ち着くように言った。

「慌てるだろ、ロッカーだぞ。狭いのだぞ」

狭いロッカーに文句を言っていた。




【最後に】

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あなたに聞いてほしい音

【あなたに聴いてほしい音】(お試し本)

「あなたは海にいてもいいの?」

私は孤独にいた、あなたに声をかけた。

「うん、今日は疲れたからね」

あなたはうなだれていた。



「ハープ聴いてた?」

ハープを抱きながら私は聞いた。

「聴いていない、弾いているの見てみたいな」

あなたはハープを見ながら言った。

「いつでも見に来て、待ってるから」

私は手を振りながら、海へ潜った。



「今宵はあの人いるのかしら」

私は海面に顔を出し見回す。

「私のハープの音色どうだったかしら?」

私はあなたに目を合わせて、感想を聞いた。

「綺麗な音色をしていたよ」

笑みであなたは感想を言った。




【最後に】

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僕が見える君に会いに来た

【僕が見える君に会いに来た】(お試し本)

「君に会いに来た」

私は本を読む君の頭上から、姿を現した。



「誰…?」

君は、無表情に驚いていた。

「私は悪魔だ。君に力を与えに来た」

目を見つめながら、私の使命を話した。

「僕に力を?」

冷静に、私の言葉を聞いていた。

「そう、私と目が合った綺麗な君に悪魔の力を」

私は、君の頬を撫でた。



「醜いと言われている僕が綺麗?」

低いトーンで話す君の声は震えていた。

「綺麗だよ。僕の目に狂いは無い」

いろんな人を見て飛び回った私の目に自信があった。

「そ、そうなのか…僕には分からないが…」

君は言葉に圧倒されただけだった。




【最後に】

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沈むあなたに一目惚れする人魚

【沈むあなたに一目惚れする人魚】(お試し本)

「ねぇ、ねぇ。…聞こえないのかしら…」

「ねぇ起きて、あなた人間なの?」

寝ている人間をツンツンして息しているか確認した。



「ん…ゲホッ、ゲホッ。ここは?」

息を吹き返した人間は咳をしながら、苦しそうに場所を聞いてきた。

「聞いてるのはこっちよ、あなた人間なの?」

私は背中をポンポンと押してあげながら、もう一度聞いた。

「そう、だけど。君は?」

人間はコクンと頷き答えた。

「初めて見る人間だわ。私は人魚よ、この姿見たらわかるでしょ」

私は感動しつつ、人間の周囲を尾ひれをひらひらさせて見せた。

「私も初めて見るよ人魚は。って、何で息ができているの?」

私を見ながら、人間は水の中にいることを実感していた。



「息が出るのは当然よ。私の一部をあなたにあげたんですもの」

腰に手を当てて、えっへんと自慢げに話した。

「どういうこと。私は、人魚になってしまうの?」

よく分からないけど、人間は不安になっていた。

「すごく少量の人魚の息を与えただけで、あなたは人間のままよ。」

納得させるよう、私がしたこと人間でいれるよう話した。

「よかった。人間のままなら安心ね」

胸に手を当てて安心していた。




【最後に】

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