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8bitの記事 (54)

あばしりばんがいち 2021/12/06 00:00

憧れだけに惑わされたの 辛さ逃れの逃げ道にして

追っ付け2体追加。
わりといい具合に仕上がったのでサクッと公開です。

マイルフィック」と「グレーターデーモン」。
どちらもウィザードリィネタですね。

マイルフィックはFC版ウィザードリィではパズスのイメージが当てはめられていますけど、その繋がりというかaVAshiriの中で勝手に関連付けしている「妖怪大戦争(1968)」に登場したバビロニアの吸血妖怪ダイモンをわりとそのまんま描いてみた感じです。
テーマはサイズなりの情報密度。元ネタは全身を羽毛で覆われているのですが、イメージとして羽毛と鱗の中間みたいな解釈でゴワゴワした感じを意識してみました。
概ね上手く行ったと思うのですが、ポーズがちょっと愉快な感じですね。陽気そう。

グレーターデーモンは最初普通にベタなのを描こうと思っていたのですが、元ネタがあまりに完成度高すぎなので、正面から挑むのを止めてしまった感じですね…
イメージとしてはここから「動」に以降する直前みたいな雰囲気でポーズを付けてみました。
色々趣味丸出し(他との体型差とか)なところに着地してしまいましたが、もともと突っ込もうと思っていた表現は全部詰め込めたので満足です。

余談ですが、最初肌の色はもっと「いかにも」な淡い色を入れていたのですが、赤をハッキリさせた方が灰色との相性もいいかと思い、こういう配色に落ち着きました。
サイズを考えるとこれぐらいパキッと色が別れていた方が見栄えもする気がします。

これであと残すところ枠は4体。

わりとサクサク埋まっていってますね。
ちなみに、モンスターを1枚の画像に収めるにあたって少しばかり余白が出来てしまったので、ボス専属の手下のSサイズモンスター(32×32)も少し描き足したりしています。
枠を拡張してMサイズのものも追加すべきかな?などとも考えているのですが、どうするかは未定です。

では今回はこんなところで。

ありがとうございました。

あばしりばんがいち 2021/12/04 00:00

オフェリア 手を伸ばして そうよ窓の外は冷たい

なんとなくそういう気分だったのでモンスターを描いたりしましたよ。

今回はLサイズに加えてさらに大きなLLサイズ(96×96)のモノも登場です。
これは単独でドーンと出てくるようなタイプの完全なボスモンスターサイズですね。

そちらはとりあえずで3体。
サイズ感のお試し(このサイズで出来る事の模索)みたいなところでモチーフモンスターをチョイスしています。

まずはLサイズのみなさんから。


向かって左から、「オートマトン」、「ウェンディゴ」、「ウォーロック」、「ウィッチ」。
あえてこれまでとは少し毛色の違うネタをチョイスした感じの面々ですね。

続いてLLサイズです。


左から「ヒュドラ」、「タロス」、「ヘカーテ」です。
図らずも全部ギリシア勢ですね。

オートマトンなどと言ってますが、いわゆるキラーマシーンとかああいう系のやつです。
ただし魔法等で制御されているタイプではなく、異星であったり古代文明であったりといった、主流の技術体系とは異なるテクノロジーによってもたらされた自動機械というイメージのものです。
デザイン的にはバッフ・クランの重機動メカを下敷きに、80年代感のあるところでまとめてみました。

ウェンディゴはビッグフット感を出してくる感じにはしていますが、よく見ると何か得体のしれない悪霊そのものという雰囲気で、遭遇したら死ぬなーこれみたいなモンスターを目指してみました。
ファンタジー系モンスターというよりはUMAとかそっち寄りになってしまったかもしれません。
ちなみに「そういや氷系いないなぁ」と思ったのでチョイスしたネタです。

ウォーロックはいわゆる魔女の男版ですね。火吹き山の人をイメージしています。
わかりやすい悪の魔法使いということで長い顎髭があるデザインになっていますが、
表現がもう一つ上手く行きませんでした。

そしてウィッチです。説明するまでもなく魔女ですね。
ただし黒衣にトンガリ帽子というデザインから外して映画「妖婆 死棺の呪い(1967)」に登場する、魔女の取り憑いた娘(死体)をモチーフにしてみました。
これは元ネタをかなりストーレートに描いてますが、構成要素として前に描いたヴァンパイア・ロードと被ってるところがあるので、布表現に差をつけてみました。
一応前上手く行かなかった部分のリベンジ的なところもあったのですけれど。スリットを入れて脚を出してるのは逃げです。

ヒュドラはLLサイズを採用すると決めた時にまずこれからと決めていたネタです。
ゲームに登場する場合、ドラゴン寄りのものが主流だったりしますが完全に蛇として描いてみました。
いかにも毒ありまっせみたいな模様を入れたり、ツチノコっぽいぼってりした胴体にしてみたりで個性を主張させてみましたが、海蛇に寄せてみても面白かったかもしれません。

タロスはもっと「アルゴ探検隊の大冒険(1963)」のものに寄せたかったのですが、気がついたらロボロボしくなっていました。
デザインや表現というところで狙い通りに行かなかった感じですが、色合いは気に入っています。

ヘカーテはポーズ的にも元ネタからストレートに引用していますが、単純に女神というところよりも魔女の元締めとしてのイメージを優先し、換骨奪胎してあります。
ネットで色々と資料とにらめっこしながら方向性を決めていったのですが、ブラック・マリアに寄ってしまった感があります。
ご覧の通り裸マント2号ですが、魔女の元締めかつ女神というところから熟れ熟れボディです。デスやメデューサと比較すると一目瞭然の違いをつけてあります。
地味にこれもヴァンパイア・ロードのリベンジ要素ですね。

さて、これでとりあえず前回と併せて15体。
LLサイズをあと6体追加したら一先ずFIXとしましょうかね?
気になるところを微調整しつつ、まとめられるようならまとめてサッと出すのが吉かもしれません。

こっちにかまけてていいのか?というところもありますが、それはそれ。
吐き出せる時に吐き出すのが精神衛生上にもよろしいでしょうからね。

とりあえずぼちぼちやってまいりましょう。

では今回はこんなところで。

ありがとうございました。

あばしりばんがいち 2021/11/29 00:00

量り売られて手放す毎日に 嫌気さすなら速く飛べ高く

気分的に少しクサクサしていたので気晴らしにモンスターを描いてみましたヨ。

こういう趣味性の高い行為は良い気分転換になります。
…まぁ普段から趣味性の高い事しかしてない気がしますが、そこは気にしない気にしない。


幻想目録におけるLサイズ、つまり64✕64の大きめサイズでボスキャラクターを意識して描いてあります。
以前出した素材集は徘徊モンスター括りでしたからね。

ちなみに向かって左から、「ホブゴブリン」「オーガロード」「デス」「サイクロプス」
「メデューサ」「ヴァンパイアロード」「ケルベロス」「クイーンマミー」といった感じになります。

ホブゴブリンはよくあるゴブリン亜種をダイレクトにやらず、ロビン・フッドをイメージしたかっこいい感じにしてみました。
むかしロビン・フッド=ホブゴブリン説みたいなのを書いてある本を読んだ事があり、それを下敷きにした感じですね。
一応ボスモンスターという括りですから、相応のキャラクター性が必要だと思いましたので。

オーガロードはファミコンRPGの大型キャラにありがちな、矩形内にみっしり詰まってる感じをとにかく出したかった感じです。
それにあたって意識したのがビックリマンシールです。等身こそ違いますがポーズの付け方とか構図としての詰め込み方、バランスのとり方等色々参考にしてみましたがいかがでしょう?元の天才的仕事には及ばないとは思いますが、雰囲気は出せたかなー…ぐらいの感じですかね?

デスはヴァルキリーのネガな部分を強調して、ベタな死神像とブレンドした感じで仕上げてみました。
裸マントですよ、みなさん!(顔が骸骨ですけど)
あまり日本のRPGでは馴染みがないモンスターかと思いますが、aVAshiri的にはその昔ガントレットというゲームで痛い目見せられたわりと印象深い相手です。

サイクロップスはかなりストレートにやってますね。
ネタ的なところでいえば、象の頭蓋骨のネタを盛り込んでみたぐらいでしょうか?
あと細かいところですが、肩にXマークをこっそり入れてみたりもしてますw

メデューサもこれまたド直球です。
顔つき等はマイルドにしていますが、姿や配色などは「タイタンの戦い(1981)」に登場したものをイメージソースにしてあります。
半人半蛇は前にラミアを描いていますので、デザイン的にもほぼほぼポーズ違いみたいなものですが、お腹から下のぽってりしたラインと、蛇状の髪のもっさり感がわりと上手く描けたなぁと満足しています。

ヴァンパイアロードというとだいたいぴっちり正装した紳士や美男子が登場しがちですが、そこをあえて外して薄物一枚の貴婦人という線で描いてみました。
前者がドラキュラからのイメージとするなら、こちらはカーミラを元にしたレズ吸血鬼映画的なイメージを元にした感じですね。
透けドレスは腰の絞りないものをあえてチョイスしてありますが、今のaVAshiriの腕ではあまり上手く活かせなかったかもしれません。

ケルベロスはこのサイズで描いた事を少し後悔しました…
矩形みっしりはオーガロードの時と同じく狙いとしてやってる事なのですが、こちらは構成要素が多すぎて窮屈さが先に立ってしまったかもしれません。
3つの頭それぞれの顔つきや、ごんぶと目の怪獣めいた体つきなどはわりと上手く描けたとは思うのですけどね。蛇がうねるタテガミはいっそ外してもよかったかもしれません。

クイーンマミーはこの手のキャラに付き物の綺羅びやかな装飾品等をあえてつけずに描いてあります。
「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017)」の女ミイラ、アマネットを元イメージとして、まばらめの包帯からチラ見えする肌というところに重きを置いた方向性でやってみた訳ですね。
高貴な雰囲気は杖に前投げです。

と、まぁつらつら語ってみましたが、気晴らし云々抜きにしても素材集が徘徊モンスターのみで途切れてるのも確かに気にはなっていたのですね。
今回はとりあえずさっと8体ほど描いただけですが、今後もぼちぼち足してゆきたいと思っていますし、それなりの数が溜まったら幻想目録第二弾ボスモンスター編を出したいな~とか、漠然と考えています。

女怪人のアレよりはましですが、使い所の難しい需要があるかどうかも不明なものではありますが、どうか気長にお待ち下さい。

…なんか興が乗って案外さっさと出してしまう事になるかもしれませんが、このまま忙しさにかまけて立ち消えする可能性もあったりなかったり…

とりあえずがんばりますよ?

では今回はことなところで。

ありがとうございました。

あばしりばんがいち 2021/11/23 00:00

あばしりばんがいち 2021/11/17 00:00

キノコと一緒に穴掘って埋めちゃえ

前回は出し物としてお蔵入りさせたネタのお話でしたが、今回はキャラクターのお話。
あばしりばんがいち第三作目の「シナバー仮面」には五人のボスが登場するのですが、
実は幻の六人目がいたんですね。

しかも幻想目録のサンプル画像でキャラだけはちょっと先出ししてあったという…
(サイドビューの方にもうひとり謎のキャラがいますね。こいつはURBANCHIMPONの素材集の中にも紛れ込んでいた訳ですがボツになっています)

幻の六人目とは殺人ナースのさかひらさん。

作業量的なものでいえばボスキャラとステージが1つ多くなるぐらい問題なかったのですが、敵側の構成として大ボス+四天王という形式と、ゲームそのものの元ネタが5ステージ構成ということを優先して、今のかたちに落ち着いた訳です。

あとaVAshiri的にもうひとつピンとくるアクションが思いつかなかったというのも、
さかひらさんを外した大きな理由の一つとなります。
殺人ナースというと某格闘ゲームにかっこいいのがいますからね…


没キャラ供養ということで、過去に描いたシナバー仮面のボスたちと同様の雰囲気で、
今回新たにさかひらさんを描いてみましたよ。

いわゆるマスク女子ですね。
なにやら一定の需要のある要素らしいですが、こういう時流の読めなさ加減も流石だと
我ながら思ったりします。

今回はこんなところ。

ありがとうございました。

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