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2018年 09月の記事 (37)

●広翼の孔雀59●

「ところで、この術はどうなるんですか?ちゃんと始末をつけてくれるんでしょうね」



「あー、そのことなんだけど・・・」



そう言って白澤は頭を掻き、地面に胡坐をかいて座り、言った。



「一週間たてば元に戻るよ。それまで我慢だね・・・」



「なっ・・・!」



二日間だけでどれだけの獄卒に犯されたことか、この男は知らないのだろう。それの日々があと三倍続くなど、鬼灯の精神的にも、仕事の進捗にもかかわってくる。



「大丈夫だよ。お前には効果が切れるまで護衛をつけるから」



「護衛、ですか?私に妙な恨みを抱いていない人でしょうね」



「え?恨み?」



鬼灯の言葉を聞き、白澤はキョトンとした顔で聞き返した。



「私に恨みのある者の思考が・・・淫らなものに変換されて・・・身体に異変をおこすんでしょう?正直、ここまで自分に恨みを抱いている人物が多いとは、衝撃でしたが・・・」



「お前何言ってんの?それ、恨みじゃなくて聞こえてきた言葉、直の意味なんだけど?」



「はあ?」



今度は鬼灯が白澤に聞き返した。



「バカな・・・あんな大勢が私に対して、いかがわしい感情をいだいているなんて思えません」



「いや、思えません、じゃなくて事実そのとおりだから。お前、みんなからエロい目でみられているから」



そんなバカな・・・と鬼灯は片手で口を覆ったが、何の捻りもなく考えればそういう考えに行きつくのは当然だ。だが、鬼灯は自分の色香を自分で自覚しなさすぎていた。



「私相手に、そんな感情を、部下たちが・・・」



「だから言っただろう?お前が、どれだけエロい目でみんなから見られているかって・・・これでよくわかったら、もっと慎重に・・・ぅいで!」



白澤の脳天を拳で叩き、鬼灯は顔を真っ赤にして白澤に詰め寄った。



「このバカ・・・!そんなこと知ったら、これからどうやって部下たちと接すればいいんですか!」



「いでで・・・別に普通通りでいいじゃん・・・。エロい目線を送られてお前が発情したら、護衛がどうにかするよ」



そんな問題じゃない、と鬼灯は怒鳴り、これまでの獄卒たちから流れてきた思惑を振り返った。
どの考えもいかがわしい妄想で、自分を性的に支配したいという加虐性があり、自分の身体の部位のどこをとっても淫らな指摘が盛りだくさんだった。
仕事仲間たちに、本当にそのように思われていたなど、鬼灯は予想外過ぎて信じられなかった。自分のことを聞いたところで、厳しい上司、ぐらいにしか思っていないだろうと考えていたのに。
いや、信じたくなければ別に信じなければいいのである。ただ、これからはもう少し慎重になろうと思った。SNSの件もあることだし、今回の件は実に迂闊だった。



「自分を安売りするから、こういう事になるんだよ」



そう言って白澤は鬼灯にスマホの画面を見せつける。
そこには、獄卒たちに輪○される鬼灯のあられもない姿があった。



「・・・・・・っ!」



鬼灯はスマホを張り飛ばし、忌々しい動画に怒りを込める。
そうだ、早急にこいつらの解雇手続きと、溜まっている仕事を片付けなければならない。



仕事のことを思い出し、鬼灯の心と体は急激に官能の炎を鎮火させた。
鬼灯は淫らだが、仕事が第一の鬼神なのだ。



「で、白澤さん」



「ん?」



「私につく護衛って、誰なんですか?」





「鬼灯様・・・」



いつも仕事の話しかしない現場監督の獄卒が、麗しい青年鬼に力強く迫る。



「や、やめてください、来ないでください・・・」



そう言って金棒を振り上げようとするが、いつもの鬼神の力が全く発揮できず、持ち上げることもできない。
鬼灯が焦っている一方で現場監督の獄卒は鬼灯へ一気に近づき、その鬼にしては細い体を強く抱きすくめた。



「あぁぁっ・・・!」



鬼灯の背中が弓なりに反り返り、顔を苦痛にも似た表情に変え、頭のてっぺんから足のつま先までをブルブルと痙攣させた。



「やっぱり、噂は本当だったんですね・・・」



獄卒がそう言ってニヤつき、鬼灯の白い耳を舐める。
その感覚に再び体を痙攣させながら、鬼灯は桃の息を吐きながら問うた。



「う、噂、とはっ・・・?」



「全部終わったら、教えて差し上げますよ・・・さあ、みんなが帰ってくるまで、時間はあります・・・俺と愉しんでください」



「い、嫌です、んんっ!んっ!あぁ・・・っ」



両足の間に足を食い込まされ、一気に膨れ上がった体の快楽に、鬼灯は戸惑いながらも必死にこの状況を打開する策をめぐらせる。
しかし明晰な鬼灯の頭脳も、獄卒のいやらしい手つきで惑わされ、何も考えられなくされてしまう。



「はあ、はあ、あぁぁ・・・っ」



「すげえエロい・・・そんな声、どこから出してるんですか?鬼灯様・・・」



嘘みてえだ、と付け足し、獄卒は鬼灯の着流しの隙間に手を差し入れ、白い素肌へ直接触れてくる。



(嫌なのに、嫌なのに・・・!)



鬼灯は嫌がりながらも吐きあがってくる欲情に逆らえず、獄卒にされるがままにされてしまう。
そこで、誰かが獄卒の手を掴み、捩じりあげた。



「いててててて!!」



「駄目だよ、上司にそんなことしちゃ・・・」



そう言ってほほ笑むのは、天国にある薬屋、極楽満月の主人、白澤だった。



「うぅ・・・遅いじゃないですか・・・護衛のくせに・・・」



そう、「護衛」とは、白澤自らのことだった。



「うううっ!護衛?護衛ってなんですか?」



さらに腕を捩じりあげられて、獄卒がうめき声をあげる。胆力はなくとも、医者なので体筋構造を把握しており、わずかな力で相手に痛みを与えることができるのだ。



「さっさと消えるんだね。じゃないと、鬼灯に顔を覚えられて、解雇されるよ?」



そう言って白澤が獄卒の手を離すと、彼は顔を半分覆いながら、急いで逃げ帰っていった。
狼藉者を撃退した白澤は、すっかり発情しきった鬼灯を見て笑いながら言う。



「全く、ちょっと目を離したスキにこれだもん・・・お前もう、何回目?部下を疑いたくない気持ちはわかるけど、今のお前は普通じゃないんだよ?」



「・・・わかっていますけれど・・・」



「わかってないよ!ほんとこの五日間、僕ロクに寝る間もなくお前を守ってたんだからね!」



「う、嘘つけ・・・」



夜は鬼灯の部屋に泊まり込み、謝礼を求めて鬼灯を好きなように抱き、鬼灯が早朝、目を覚ました時には、自分に腕枕をし、気持ちよさそうに眠った白澤がいつもいた。



「さあ、人払いも済んだし・・・一回する?鬼灯」


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差し替え~

微々たるものですが西洋耽溺交流(下)~褥編~

少し改良しました。

文字を全体的に太字にして読みやすく、あとがきをちょっと追記、

さらにこれまでの簡単なザックリとしたあらすじをメモ帖形式で同梱いたしました。

一応改良なので、すでにDLされた方は、お手数ですが再DLお願いいたします。

別に誤字脱字の修正もしてないし、内容もビタイチ変わっていないので

めんどうな人はいいです。

大臣は今回、変なおなご合戦になってしまってヘロヘロです・・・

なのでこれぐらいしかブログに書くことはありません。

最近睡眠不足がひどくて、眠くても眠れない状態がずっと続いていたのですが、

原因がやっとわかりました。

それは、筋トレ用に飲んでいたBCAAです。

調べたら、覚醒作用があるらしく、まあもっと説明すると、

眠りを誘うお脳の成分を生成するのを阻害する働きがあったようで、

睡眠に関しては、たまに虹色の薬を処方してもらっている大臣にはイカンものだったようです。

っていうか飲みすぎだ。

朝起きたらBCAA、昼も喉が渇けばお茶代わりにBCAA、ジムにもBCAA、就寝前にもBCAA。

「アミノ酸だからいくら摂っても大丈夫~」とお花畑の頭で考えて

BCAAだらけの生活、一日ペットボトル三本は開けていた無茶な有様でした。

そりゃ夜眠れんわ・・・・

寝る前にレッドブル飲むようなもんだ。

プロテインにも含まれているものがあるみたいなので、

今度ちゃんとお医者様と相談して

飲もうと思います。

って、こんな時に海外から、注文したエクステンドのBCAAが届きました。二箱。

大臣の性分から言って、今回も捨てることはできそうにありません。

まあ、朝は飲んでも大丈夫でしょう・・・

と思います。

とにかく医者と相談せい!!

医者と!!

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●広翼の孔雀58●

「ローション追加しますねー」



妖しい粘液をさらに垂らされ、体中に伸ばされる。
わき腹や下腹を撫でまわされ、陶酔しそうなほどの快感が肌の上を走る。



「んっ!んんんんんっ!」



鬼灯の白い上半身がさらに反らされ、誰の目から見ても鬼灯が激しく感じているのがわかる。



はあはあと荒い息を吐いてドサリと体を落とすが、獄卒の手の動きは止まらない。
触れられる度に我慢できないほどの快感が身体の芯に溶け込み、どんどん鬼灯の意識を蝕んでゆく。



(ううっ・・・いい加減に、終われっ・・・!)



触れられるたびに鬼灯の身体は激しくのけ反ったが、何度ものけ反っているうちに、身体が快感を受け入れ始めたのか、ヒクヒクと痙攣し、時折電気が走ったかのように激しく反応するだけで、獄卒たちの愛撫を受け入れ始めていた。
くねる白い肌の上に、淫らな粘液、さらに六本の手に撫でまわされるたびに震える白い肌に、重なるはぁはぁと言う官能的な息遣い。
時折甘い声が部屋に響き、鬼たちの睦み合いを、これ以上ないほど妖しく蠱惑的な画にさせている。



「鬼灯様、いい加減に観念してください・・・気持ちいいんでしょ?」



「くっ、誰がっ・・・!はぁぁ・・・!」



「ほら、その感じてる声。たまらないなあ・・・」



「だ、黙れっ・・・!」



しかし鬼灯の身体と意思は、自分でもわかるほど獄卒たちの欲望を迎合し、すでに愉悦に狂おうとしていた。



(た、頼むからやめてくれ・・・!)



鬼灯は柄にもなく、誰かに助けを乞いたい気分になった。




「全く、お前は本当に犯されるのが好きだよね!」



そう言われて鬼灯は言い返そうとしたが、白澤の真面目な視線に怯み、言葉を詰まらせてしまった。
こうなってしまった元凶は白澤にある。この二日間を思うと、千と罵声してあまりあるほどの恨みがあったが、白澤のその瞳があまりに真摯で、怒りに燃えていたため、鬼灯は一瞬自分の感情を忘れた。



「こうなっていたなら、どうして正直に言わないの!それだったら、僕ももっとちゃんと考えて術の解除にとりかかってたのに!」



ここまで怒鳴られ、鬼灯はようやく我に返った。



「こうなった元凶のおまえが、何を言うんだ・・・」



鬼灯の声は低く、こちらも負けず劣らず怒りを湛えた声だった。



「あー!あー!術のことに関しては僕も謝るよ!だけどね!こんな事態になるまでなんで放っておいたの!」



「放っていたわけではありません!こちらから連絡をしても、あなたが全く出なかったじゃないですか!」



「お前だって、こっちから連絡しても出てくれなかったじゃないか!」



それを聞いて、鬼灯はハッと思い当たる節があった。おそらく携帯が壊れたあとに白澤は連絡を入れたのだろう。しかし、そんなことは白澤にはわからないし、鬼灯も連絡がくるなどとは思っていなかった。たとえ出れても、今日はずっと獄卒たちに犯されっぱなしで、取るどころではなかっただろう。



「それはっ・・・!携帯が壊れたから・・・!」



「あー!知らない知らない!」



鬼灯はだんだん本格的に腹が立ってきた。被害者である自分がなぜここまで怒りをむけられなければならないのか。もともと白澤が鬼灯に妙な術をかけていなければ、こんなことにはならないはずなのだ。



「このっ・・・!」



怒りに任せて、鬼灯は白澤の頬を打擲した。
パン!と乾いた音が空間に響き、突然ひっぱたかれた白澤は唖然としている。



「誰のせいだと・・・っ!」



「な、泣くなよ・・・」



「泣いてなどいません!」



そう言ったが、鬼灯はいつの間にか自分の頬に熱い液体が伝うのを感じていた。
それに気づいて急いで手の甲で涙をぬぐうが、いつまでたっても止まらない。
自分がなぜ泣いているのかわからない。怒りすぎたせいか、白澤に助けられた安堵のためか、この二日間で起こった受難のせいか・・・



そんな鬼灯に白澤は近づき、両手を柔らかく掴んでそのまま鬼灯の頬を舐め始めた。



「ちょっ・・・ちょっと・・・!」



「無理すんな」



優しくそう言われて、鬼灯の瞳からは、さらに涙があふれてくる。早く止めないとみっともない、と自分でも思いながら、涙は自分の意思ではどうしようもできず、喉元に嗚咽までこみあげてきて鬼灯は引き攣るような息を皮切りに、涙をしゃくりあげ始める。



「ううっ・・・」



「鬼灯、もう泣かないでいいよ、安心してよ・・・」



白澤にそう言われるが、涙は止まらない。鬼灯は白澤の手から離れて、量の腕をいつの間にか白澤の背中に回していた。



「んっ、んんっ・・・」



ペロペロと鬼灯の頬を舐めていた白澤の舌が、鬼灯の唇に移動して上下に舐め始める。
鬼灯は口を少し開け、中からわずかに舌を出すと、その動きに応えた。
しばらく啄むような口づけを交わしたかと思うと、白澤の方から鬼灯の口腔へ大胆に舌を差し入れ、深い口づけへと移行する。
その瞬間、白澤の思考が鬼灯に流れ込んできた。



『鬼灯やっぱり可愛いなあ・・・今日はどんなお仕置きしよう?散々犯されてるんだから、それに見合うぐらいのプレイはしてもらわないとね・・・あー、考えただけでゾクゾクする・・・・』



「てい!」



「いだあ!」



鬼灯は白澤を投げ飛ばしていた。
先ほどの甘やかな雰囲気は一気に払拭され、代わりに不穏な空気が漂い始める。



腰を強かに打った白澤が痛む箇所を撫でながら、振り返って鬼灯に文句を言う。



「いきなり何するんだよ!ひどいじゃないか!」



「ひどいのはそちらです・・・あなた、何いかがわしいことを考えているんですか・・・!」



怒りで涙が一瞬でひっこんだ鬼灯は、白澤を見下ろしながら言い放つ。



「ちぇ・・・なんだよ、僕にはそんな風に抵抗できるくせに・・・」



白澤はそう言うが、平然としている鬼灯の身体の芯が、再び疼き始めていたことなど知る由もなかった。


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暑い・・・

大臣は今、上半身裸・・・半裸でこのブログ書いています。

本当に今日の日中は暑くて、

おなご合戦も重なってやっぱり我慢できんくてダウンして

まあダウンしたのは一日目に履いたズボンが乾いてなくてやむなく冬用のズボンを履いて行ったので

さらに暑さでヤラれたというのもありますが

とにかく暑いんですよ・・・!

なんで急に九月の中旬になってこんなに暑くなる!?

そりゃ上半身裸で、顔にパックだけやってブログ打ちますよ!?
(滑稽な姿)

今日は種子島が少ないカンジでしたが、そろそろ本格的に打って出てきています。

無ければないで心配と焦りのデュエットなのに

打ってこられたら腹痛・吐き気・鈍痛・痛み・頭痛(半分以上痛いことだ)

に見舞われます。

毎度のことながら、因果ですね・・・

ところで、「アントマン&ワプス」

を見たいところですが、行きつけの映画館の屋根が、

先日の台風で吹っ飛んだため現在営業停止だそうです。

海外経由でくる注文したBCAAの到着も遅れに遅れていますし、

まあ自然災害はしょうがないんですけれど、いつかコントロールできる日がくるような気がします。

そして犬と猫が会話し、ガムを食べ始め、人類は麦を主食として生活すると思います。

半額セールは25日まで♪

仕事で使っているエキサイトメールが18日でサービス終了なので

早いとこ新しいフリーメールを探さないといけません。

めんどくさ・・・・・・・・・・・・・

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●広翼の孔雀57●

ローションに濡れた鬼灯の胸の突起を獄卒の指が滑り、息をのむほどの快感が走り抜ける。



「その顔、お可愛いですね・・・」



感じている顔をこんなヤツらに見られていること自体屈辱だ。
鬼灯は一瞬、胸にふれていた獄卒に睨みを利かせるが、次に突起を弾かれた瞬間、全ての意識は霧散した。



それを皮切りに、獄卒全員が鬼灯の身体に触れ始めてくる。
四人の面をかぶった獄卒が鬼灯の瑞々しい白肌を撫でまわし、摘まみ上げ、擦り捲る。



「あぐっ・・・!あっ!・・・あぁ・・・!」



体中で弾ける快感に、鬼灯は流されるままだ。そして、鬼灯の中に湧き上がってくる忌々しい感情、それは認めたくないが、「歓喜」に近かった。



こんな卑怯な方法で身体を凌○されているのに、感じてしまう自分が浅ましくて情けない。



「ふふ、鬼灯様の誰にも見られていないところが丸見えですよ・・・ああ、昨日見たんだっけ」



M字開脚のまま上半身を倒され、膝をあげられて臀部が突き出る恰好にされてしまう。
鬼灯の秘めた部分がすべてさらけ出され、軽い羞恥を共に鬼灯は両足を動ける範囲で暴れさせた。



「全く、そんなことしても無駄なのに・・・・」



そう言って獄卒の一人レバーを操作すると、両足首と太ももに巻かれたラバーの拘束具が引っ張り上げられ、抵抗することもかなわない。
M字どころかマンぐり返しの態勢にされ、鬼灯はさらに追い詰められる切迫感を感じた。



「まずはこれを使いましょうか」



そう言って獄卒がとりだしたのは、紐へ等間隔に数珠状の球体が付いた器具だった。それを見て一目で何をするものか分かった鬼灯は、さらに四肢を暴れさせ、拘束を解こうと試みたが、鎖は強固で今の鬼灯の力では引きちぎることはできなかった。



「鬼灯様、暴れても一緒ですよ・・・ほら、身体の力を抜いてください」



獄卒は器具にローションをたっぷりつけると、先端を鬼灯の秘めた入り口に押し当てた。



「んぐっ・・・!」



敏感な秘書を触れられるゾクリとした感覚が背骨を走り、一瞬鬼灯の動きが止まる。しかし、さらに力を込めて挿入され、数珠の一つが侵入した瞬間、その白い体がのけ反った。



「あぁっ・・・!」



「くっ、きついですね・・・鬼灯様、もっとリラックスしてください、挿りませんよ」



(だ、誰が挿れさせるか!)



この期に及んで鬼灯は抵抗を続け、下半身に力を込めて狼藉ものの侵入を拒む。
数珠は徐々に粒が大きくなっていて、最初にある最小の粒は挿入できたが、半回り大きなものはなかなか挿っていかない。



「しょうがないですね、リラックスできるように、俺たちがマッサージしてさしあげますよ」



そんなありきたりのセリフを吐いて、周囲の獄卒たちが鬼灯の肌に手を這わせ始める。



『鬼灯様、エロいなあ。肌がほんとスベスベなんだよな・・・』
『かわいい感じ顔だ・・・』
『必死に抵抗するけど、顔はトロトロの表情じゃねえか、もう正直になればいいのに』
『すげえ食いつき・・・この中に挿入したら、どんだけ気持ちいいんだろう・・・ゾクゾクするなあ』



獄卒たちの淫らな妄想が鬼灯の身体の性感を上げ、さらに肌を敏感にさせてゆく。



(やめろ、何も考えてくるなっ・・・!)



しかし鬼灯の肌は驚くほど鋭敏になり、胸の突起に触れられた瞬間、電気でも走ったかのような衝撃を受け、あまりの強烈な感度に鬼灯は自分でも信じられない思いだった。



(こんな、感じすぎるっ・・・!いけない、我慢できない・・・!)



「ほらほら、鬼灯様・・・ここが一番感じるんでしょ?」



「んっ・・・!ぐうぅっ・・・!だ、誰がっ・・・!」



しかし鬼灯の口の端からは淫らな涎がこぼれ、吊り上がった眉はハの字に垂れ、ちょんちょんと触れられるたびにビクビクと白い上半身が反応する。


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