官能物語 2020/08/02 14:00

母の浮気/29

 あまり首を動かさないようにして、口だけで母は、肉棒の先を刺激していた。何をどうしているのかは分からないけれど、母の唇と舌で亀頭を刺激されるのはどんなにか気持ちいいことだろう。良太は、自分の亀頭からじわりと先触れの液がにじみ出すのを感じた。本当にしごきたくてたまらない。最高のAVを見ているというのに、ペニスをこすることができない地獄の苦しみを味わいながら、良太は二人の絡みを見続けた。

「奥さん、もうそこまでにしてください。出ちゃいます」

 江藤さんが、弱音を吐きながら、なお余裕のある笑みであるのを、母は上目遣いで見ると、彼の言葉に構わずに、むしろフェラチオを激しくした。

「おおっ……」

 じゅっぽ、じゅっぷ、と顔を上下に動かして、母は、乳房で挟んだところから飛び出ている肉棒の部分を口内粘膜でしごいた。どうやら、母は射精させようとしているらしい。もう出てしまうと言う割りには、江藤さんの射精まではしばらく間があって、

「ううっ、出しますよっ、奥さん!」

 たっぷりと2分くらいはあったかもしれないその果てに、江藤さんは射精を開始したようだった。

「んっ」

 母が驚いたような鼻声を上げて、射精を受け止める。しばらく続いた精の放出が終わったあと、母は乳房を持ち上げる手を休め、肉棒から口を離した。そうして、江藤さんを見上げると、そのまままるで見せつけるように、口内に溜まったものを飲み下したのだった。

「あっ、お、奥さん」

 江藤さんが目を見開いた。
 母は、ふふっ、と微笑すると、舌で唇を拭うようにして、

「江藤さんの精液、美味しいわ」

 と言った。その瞬間の彼女の表情は、まさに欲情したメスそのものであって、良太は、我が母ながら、こんなにいやらしい女性がいるのだろうかと、鼓動が激しくなるのを覚えた。もしも、この場に江藤さんがいなかったら、押し入れから出て、猛り立ったものを、彼女のとろとろになっているはずの秘所に、差し込んでいたかもしれない。

 そんな想像を思わずしてしまった良太は、自分で自分のことが怖くなってしまった。それでは、近親相○である。母子で交わってはいけないことになっているのは、良太も知っていた。しかし……よくよくと考えてみると、なぜいけないのだろうか。そもそもが、その「いけなさ」は、不倫と比べてどうなのだろうか。不倫だっていけないことであって、でも、それでも、こうして普通になされているのである。だとしたら、近親相○だって同じことなのではないだろうか。そんなことを考えている良太の耳に、

「すごぉい、出したばっかりなのに、もう立ってるぅ」

 母の楽しそうな声が聞こえた。

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