官能物語 2020/10/05 14:00

母の浮気/93

 口内をうごめく舌の感触、母の乳房が胸板に潰れる感触、膣内が肉棒を絞り込む感触、そうして、何よりも女体の香と温かさが、良太から考える力を失わせた。いつまででもこうされていたいと思う体の中心が、しかし、燃えるようになっていて、次の瞬間、

――おおおっ!

 腰を激しく律動させて、良太は、果てた。
 どくどくどくっ、と母のナカに射精して、目の前が真っ白になる。
 少しして、

「ふうっ……」

 唇を離した母が、にっこりと微笑んでいるのが見えた。まるで天女のような美しさであると思っていると、良太は、ハッと自分を取り戻した。呆気なくイッてしまったことが口惜しい。しかし、後の祭りであるし、そもそもが、上に乗った母に圧倒されて、何もできなかったこともある。

「すっきりした? 良太」

 気持ちはすっきりとした。すっきりというかなんというか分からないが、我に返ったことは確かだった。

「じゃあ、降りるわね」

 そう言うと、母は、息子の上から降りてティッシュを引き抜くと、自分の股間に当てるようにした。

「さて、と。シャワーでも浴びてこようかな」

 母は、一仕事済んだかのような趣で言うと、昨夜のように全裸のままで、部屋を出て行った。良太は、ふうと息をつくと、喉が渇いていることに気がついて、台所に行くことにした。すると、母も同じだったようで、

「良太も、お水飲む?」
 
 グラスに水を入れていた母にうなずくと、自分の分も入れてくれたので、それを飲んだ。人心地がつくと、今度はトイレに行きたくなったので小用を済ませた。すると、浴室から水音がした。母が入っているのである。

 一緒に入るかと思って、浴室に併設されている脱衣所のドアを開けようとすると、カギはかかっていなかった。母も入って来いと言っているのである。そう解釈した良太が、浴室のドアも開くと、母の見事な肢体が目に入った。水に濡れた肌が輝いているかのようである。今度は、朝立ちでは無く、純粋にムラムラとする気持ちから肉棒が立ち上がるのを、良太は覚えた。もう昨晩から、いったい何度目になるのだろうかと、さすがに自分でも自分に呆れたけれど、立ってしまったものはしょうがないだろう。

「良太もシャワーするの?」

 訊いてくる母から、シャワーヘッドを奪うと、それを壁に掛けてから、母を正面から抱き締めるようにした。

「ちょ、ちょっと、良太」
「母さん、もう一度シてもいいかな?」

 そう言って、良太は、しかし、母の許しを受けずに、彼女の唇を奪うと、今度は自分から舌を入れた。良太の背は、母のそれとそう変わらない。自らの体を熟女の体に、しっかりと密着させるようにして、腕は後ろへと回し、彼女の尻たぶをぎゅっとわしづかみにする。

「んっ……」

 母がもらす鼻息を訊きながら、良太は、すっかりと硬直した肉棒を、母の下腹あたりに押しつけるようにした。

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