母の浮気/108
ブラジャーは、スカート以上に手こずる羽目になった。こんなものを脱がせるのに、どうして手間取るのかと自分に尋ねてみても、答えが出るはずもない。
「焦らないで、良太。焦って、ブラを上下にずらすようにしちゃダメよ。ブラが痛むからね」
痛んでいるのは、こちらの男としてのプライドである。いざ乳房を拝もう、上半身裸にしようというときに、肝心のブラジャーが外せないのでは、どうしようもない。しかし、相手が、母であることが救いである。もしもこれがカノジョとの初エッチのときだとしたらどうか。かなり気まずい雰囲気になることだろう。
セックスする相手が母でよかったと、普通の男性であれば思うことができない感慨を抱いていると、ようやくホックが外れたようだった。母の腕からブラジャーを外すと、美巨乳がぶるんとあらわになる。良太は、ぶしゃぶりつきたいような気持ちになった。そうして、久司が、母の乳房に顔を埋めていたのを思い出して、あとでさせてもらおうと思った。
しかし、今は先にすべきことがある。良太は、体をずらせて、今度は、母のショーツへと向かった。
「脱がせるよ、母さん」
「そんなこと言わなくていいから」
母のダメ出しを受けながら、良太は、ショーツの縁に手をかけた。繊細なそれを引き下ろすようにすると、母がお尻を上げるようにして動きに応えてくれる。はやる気持ちと裏腹にゆっくりとおろしていくと、恥丘があらわになって、さらに黒い茂みがあらわれる。ふわりと、熟した牝の香が立って、秘唇が姿を現わす。
良太は、心臓が早鐘を打つのを感じた。もう何度も見たはずの所なのに、新たな感動が押し寄せるようである。自分が生まれてきたところであり、これから最高の快楽を与えてくれるところを見つめずにはいられない。
「良太ぁ……はやく、脱がせてぇ……」
母から催促がかかって、良太は、動きを再開した。薄布を母の足から抜くようにしてから、自分のアンダーシャツを脱いで、さらには、ブリーフも取り払う。
「ああ……良太、ステキよ……」
母がうっとりとした声で、こちらの中心部を見つめているのを感じた良太は、とりあえず、何はなくても、一度彼女の中に入らないといけないと思ったところで、
「良太……舐めっこしようか」
と母から提案が入った。
舐めっことは、どんな遊びだろうかと思った良太は、母が身を起こして、
「仰向けになって、良太」
と指示してくるのを聞いた。その通りにすると、良太は、母が、逆向きに自分の体に乗ってくるのを見た。