投稿記事

一人称の記事 (36)

官能物語 2020/06/23 14:00

義弟と交わって/25

 指でなんてイキたくなかったのに、イッてしまったわたしは、浩二くんの体温をしばらく感じていました。イッた衝撃から、少しして回復したわたしは、浩二くんに手を引かれて、浴室を出ました。

 体を拭いてから、下着と服を身につけようとしたわたしは、

「そのままでいいよ、どうせ、また脱ぐんだから」

 そう言われて、裸のまま、また、手を引かれました。
 この手に引かれて、わたしは、どこに連れて行かれてしまうのだろう、とそんなことを考えました。これまでの少し退屈だけれど、平穏無事な生活からまったく離れてしまって、いったいどういう風に、これから生活が変わってしまうのだろう、と。

 浩二くんは、わたしのことを「奪う」とはっきりと言っていたわけですが、それが、もしも、セックス後のリップサービスではないとしたら、どういうことになってしまうのか。……でも、確か、彼は、わたしが妊娠したら、という条件をつけていたわけで、そのときに責任を取ると言う代わりに、そんな風に言ったに過ぎないわけですから、わたしが妊娠さえしなければ、何も起こらないわけです。

 ……妊娠。すでに、二回も中出しされたわたしでしたが、そのことに関しては、それほど心配していないということに気がつきました。中に出されているというのに、妊娠を心配していないというと、大分お気楽な性格のように思われるかもしれません。そうして、夫の弟と関係を持っているのですから、事実、お気楽なのかもしれませんが、ともかく、あまり心配してはいませんでした。

 というよりは、できたらできたでいいと思っていたのかもしれません。できたら大問題になります、もちろん。しかし、わたしの頭の奥には、できたらどうなるのか、本当に浩二くんが奪ってくれるのか、それとも、捨てられるのか。どちらにせよ、現状が変わる事への、期待があったのかもしれません。

 ということは、わたしは、やはり、この現在の状況、平和だけど退屈なこの状況を変えたいということへの希望が、大きくあったのかもしれません。

「真由さん、大きくしてよ」

 部屋の中に入ると、浩二くんが、わたしに向き直って言いました。わたしは、彼の前にひざまづくと、だらりと垂れ下がって勢いを失っていたペニスに、顔を近づけました。ムワッとしたオスの匂いを感じながら、わたしは、そっとペニスの底を握って、亀頭を上向かせると、そこに舌をつけました。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

官能物語 2020/06/22 17:00

義弟と交わって/24

 また唇を奪われたわたしは、体が熱くなるのを覚えました。浩二くんはすぐにわたしの口の中に舌を入れると、かき回すようにしてきます。
 
 わたしは目をつぶって、その快感に耐えようと思いましたが、そうすると、かえって、浩二くんの舌の動きがはっきりと感じられて、余計に感じるようになってしまいます。

「んんっ、んんっ!」

 わたしの鼻から、喘ぎ声が漏れます。浩二くんは、わたしにキスをしながら、わたしの膣内もかき回すようにしてきました。
 
 上下の唇をかきまわされて、わたしは、立っていられなくなりそうでした。わたしの秘所からは、とろとろとした蜜液がにじみ出して、内ももを伝うのが分かります。

「んんっー、んんっー!」

 わたしは、さっき交わったばかりだというのに、また、浩二くんにシてほしくなってしまいました。わたしは手を、浩二くんの股間に当てました。浩二くんのそこは、再び熱く硬くなっています。わたしは、シてほしいという気持ちを込めて、彼のペニスを軽くこするようにしました。浩二くんは、キスをやめて唇を離すと、

「欲しいの? 真由さん」

 と問いかけてきました。目を開いたわたしは、彼を見て、うなずきました。

「おれもシたいけど、もうここじゃ嫌だな」

 そう言うと、浩二くんは、わたしの膣内に入れたままの指を動かして、わたしの一番弱いところに、指先を当てるようにしました。

「あっ、そ、そこはっ!」
 浩二くんは、ニヤリと不敵な笑みを浮かべると、一定のリズムで、わたしのスイートスポットに、指先でノックを送ってきました。くちゅ、くちゅ、くちゅ、といういやらしい水音が、規則正しく鳴ります。同時に、

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 わたしの喘ぎ声が上がります。わたしは、浩二くんにしがみつきました。

「もう一回する前に、一度イっておきなよ」

 わたしの耳に浩二くんの声が響きます。

「あっ、やっ、指でなんて……あっ、あっ、あっ」
 
 わたしが欲しかったのは、浩二くんのたくましいモノで、指じゃありません。それでも、確実に、彼の指はわたしに快感を与えてきて、わたしは、体中に甘い電流が走るのを感じました。そうして、しばらくもしないうちに、もうイクことのほか何も考えられなくなりました。

「ああっ、ダメッ、イクッ、イッちゃう!」
「イキなよ、真由さん、イケッ!」

 浩二くんの指は、あくまで同じリズムを刻んで、そのリズムに身を任せたわたしは、それから少しして、

「イクッ、イクッ、ああっ、あーーーーっ!」

 絶叫とともに、オーガズムに達しました。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

官能物語 2020/06/21 14:00

義弟と交わって/23

 何度味わっても、この目の前が真っ白になるような感覚は素晴らしく、一度これを味わってしまったら、もう抜け出せなくなってしまうのではないか……と、そのときはそんなことを考えている余裕は無くて、わたしは、足から力が抜けて、立っていられない状態になりました。

 崩れ落ちそうなわたしを、浩二くんがしっかりと抱きとめてくれます。その力強さに、わたしは、うっとりとしました。ずっと、そうして、抱かれたい気持ちでいると、そのうちに、わたしは体に力が戻るのを感じました。意外に、丈夫というかなんというか、回復力が早い体に、わたしは、がっかりしたような気持ちになって、このまま回復していないフリをして、浩二くんに抱き留められたままにしておこうかと考えないこともなかったのですが、それはちょっと恥ずかしくて、結局、

「もう、大丈夫よ、浩二くん」

 と彼に対して正直に言ってしまいました。
 浩二くんのペニスは、すでにわたしの体内から抜けています。わたしは、彼の方へと向き直りました。浩二くんは、優しげな顔立ちながら、体は無駄なく引き締まっていて、視線を下に向けると、だらりとした巨根があって、わたしは恥ずかしくなって、視線をそらしてしまいました。

「汗かいたから、シャワー浴びようか」

 そう言うと、浩二くんは、シャワーを出して、わたしの体にかけ始めました。わたしの肩口から、背中、乳房と、かけていって、最後に、わたしの秘所に、水流を当てました。

「あっ、そ、そこは、自分でするからっ……」
「いや、汚したのはおれなんだから、おれにやらせてよ」

 浩二くんは、水流を当てながら、わたしの秘所に指を這わせました。そうして、それだけではなくて、指をわたしの膣内に挿入してきたんです。

「ああっ、だ、ダメッ!」
「いいから、じっとしてて、真由さん」

 浩二くんは、指を一本、わたしのナカに入れると、膣内に残っている精液と愛液混じりの液を、ゆっくりとかきだすようにしました。確かに、かきだされはしたのですが、その代わりに、

「あれ、真由さん、かきだしてるのに、あとからあとから、新しいおつゆが滲み出してくるみたいだけど」

 浩二くんの指に感じてしまって、新たな蜜液があふれるようになったようです。

「だ、だって、浩二くんが……」
「おれが何?」

 そう言うと、浩二くんは、シャワーを手放すと、膣内の指はそのままにしたまま、わたしにキスしてきました。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

官能物語 2020/06/20 14:00

義弟と交わって/22

 わたしは、思い切り声を上げました。そうでもしないと、襲い来る快感に耐えられなかったからです。もしかしたら、わたしの声は、隣の家まで聞こえていたかもしれません。一瞬、そのことについて考えたのですが、それでも、声を上げることをやめることはできませんでした。

「はあっ、ああっ、あああんっ、あああああっ!」

 浩二くんの、ペニスがわたしの膣壁をこすり、膣奥を突くたびに、体が雷に打たれたようになって、体を震わせて、声を上げることしかできません。

「ああっ、いいよっ、真由さん、最高だ!」

 浩二くんの声が、わたしの耳に心地よく響きます。最高。わたしは、最高。夫に省みられないわたしは、夫が省みないだけで、本当は、価値がある女なんだという認識が、わたしを自由にします。

「もっと、もっと強くしてっ! めちゃくちゃにしてっ!」

 わたしは、浩二くんに向かって、声を上げました。自分からそんなことを言うなんて、なんてはしたないんだろう、という思いが、さらなる性感を煽って、もう何も考えられなくなります。ただ、この瞬間が、できるだけ長く、いつまででも続けばいいと思うばかりです。でも、もちろん、そんなことにはならなくて、

「出すよ、真由さんっ!」

 浩二くんが、腰を振りながら、わたしに宣言しました。

「出してっ!」

 すかさず、わたしは答えます。

「どこに出してほしい? 真由さんっ!?」
 
 どこも何も、わたしは、ナカに出してもらうつもりでした。そう、またもや中出しです。夫にしか許されないその行為を、わたしは浩二くんに対して求めていました。彼の子種がほしくてたまらないのです。彼の精液でお腹の中が温まるときの幸福感をまた得たくて仕方がありません。わたしは、

「ナカで出してっ!」

 と声を上げました。すると、それに対する答えはもう無くて、ただただ、激しく、わたしのお尻に、股間が打ちつけられるばかりです。

「はああっ、ああっ、ああああっ!」

 わたしは、声を荒げながら、迫り来る絶頂を待ちました。もうイクことしか考えられません。

「出すよっ、真由さん、ナカに出すよっ!」

 浩二くんが先に限界に到達したらしく、宣言してきます。

「出してっ、いっぱい、出してっ!」

 わたしは恥ずかしい言葉を発しましたが、まったく恥ずかしいという気持ちもありませんでした。

「出るっ!」
 
 一声、浩二くんが切羽詰まった声を上げたあと――
 
 どぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっ、と激しい射精が始まるのを感じました。

「ああっ、イクッ、イクーーーーッ!」

 わたしは、その瞬間、絶頂に達しました。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

官能物語 2020/06/19 14:00

義弟と交わって/21

 彼を拒むことができない以上、わたしは言われた通りにするしかありません。浴室の壁に手を突いて、お尻を突き出すようにすると、彼の手が腰にかかるのが分かります。次の瞬間、秘唇に硬いものが当たったかと思うと、ずぶりとたくましいペニスが挿入されたことが感じられました。

「あっ、あっ、あっ」

 わたしは、思わず声を上げました。浩二くんのモノは、わたしを切り裂くような勢いで、膣内を奥へと進んでいきます。

 それがしっかりと収まったあと、

「ふうっ、やっぱり、最高だよ、真由さんのナカ」

 浩二くんが、満足そうな声を出すのが聞こえました。わたしは胸の奥がきゅんと鳴るのが分かりました。こんな浴室で立ったまま後ろから挿入されている状況で、きゅんも何も無いような感じですが、鳴ってしまったものはしょうがありません。

「真由さんは? 気持ちいい?」

 浩二くんの問いかけに、わたしは、こくりと首をうなずかせました。それで伝わったはずなのに、

「ねえ、どうなの?」
 
 浩二くんは、わたしの体の前に腕を回すと、両手で乳房を揉みつぶしてきました。

「ああっ!」

 わたしは、びくんっ、と体を震わせました。

「真由さん? 気持ちいいの? よくないの?」
「……いいわ」
「聞こえないよ」
「気持ちいいわっ!」

 わたしは、やけになって声を大きくしました。すると、浩二くんは、わたしの乳房を揉む手をゆるめて、その代わりに、乳首をきゅっとつねるようにしました。

「はあっ!」

 わたしの体を甘い電流が駆け抜けます。後ろから挿入されて、乳首を責められるのが弱いということに、わたしは気がつきました。

 立っていられないような気持ちになったわたしを、そのあと、浩二くんは容赦なく責め立ててきます。乳首を刺激しながら、腰を振り始めたのです。乳房の先と、秘所から上がる快感に、わたしは、声を大きくしました。浴室の壁に、わたしの声がこだまして、その響きを聞くと、自分が、浴室で夫の弟から責められて甘い声を上げていることが意識されて、自分はいったい何てことをしているんだろうと思うのですが、その背徳感によって、いっそう性感が高まるのが分かります。

 もっと、激しくしてほしい、もっと、わたしのことを貪ってほしいという思いが強くなって、まるでそれが伝わったかのように、浩二くんは、わたしの乳房から腰に手を回すと、しっかりとわたしをホールドするようにして、思い切り腰を振り始めました。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

1 2 3 4 5 6 7

記事のタグから探す

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索