凡人堂: たんくろー 2016/06/09 12:51

【音楽の話題】ブルックナー:交響曲第9番ニ短調

数日前ついに関東地方も入梅したようです。
カビや細菌の季節ですね。
特に私は腹を壊しやすいので、この時季は注意が必要です。
一旦腹の調子がおかしくなると、半日ほどトイレの住人になったりするので厄介です。
腹を下したら水分の補給を忘れてはいけません。脱水も恐ろしいです。
とにかく苦手な季節の到来です。

さてさて、そんな訳で今回は音楽の話題です。

コチラ

今回もアントン・ブルックナーです。
ジャケ写はギュンター・ヴァント指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で1998年にライブ録音された『交響曲第9番 ニ短調』のCD盤のものです。

このブルックナーの『9番』は未完成で第3楽章までしかありません。
最終楽章まで完成していたらどんなフィナーレになっていたのか気になりますが、第3楽章は神秘的な余韻を残して終わるので、ここまででも充分な感じがします。

ヴァントの指揮はスケールが小さくなりがちで面白みに欠けるという書評を目にする事がありますが、この演奏に関してはそうは感じませんでした。
雄大なスケール感があって官能的です。
シューリヒト指揮のウィーン・フィル盤、カラヤン指揮のベルリン・フィル盤ととっかえひっかえ順繰りで聴いてますが、今のところ、このヴァント指揮のベルリン・フィル盤が私にはベストな感じです。

前にも書きましたが、ブルックナーの交響曲といえば厳粛、厳格な雰囲気で、とにかく長大なイメージがあって敬遠していたわけですが、こうしてハマり込んで聴いてみると随分と印象が変わってきました。
確かに厳粛で厳めしい部分もあるのですが、時折聴こえてくる切ない胸の内を吐露しているかのような旋律にグッときたりするのです。
ツンデレ系というかクーデレ系というか、そんな感じのギャップ萌っていうやつかも知れません。
とにかく『ブルックナー熱、いまだ冷めやらず』と言った感じなのであります。
m(__)m

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