凡人堂: たんくろー 2017/10/12 12:19

【音楽の話題】歌劇「さまよえるオランダ人」~ 序曲

肌寒い日があったかと思えば夏日になったりして大変です。
やっと本日あたりから平年並みの気温に落ち着くんでしょうか。
それにしても秋ってホント腹が減る季節ですよね。
「食欲の秋」とはよく言ったものです。
急に冷え込んだ時の体調管理もそうですが、この時季は体重の増加にも気を付けないといけません。
食べた分は動けば良いのでしょうが、それがナカナカどうにも……;;

さてさて、今回は音楽の話題です。
コチラ

リヒャルト・ワーグナーです。
ジャケ写は、ゲオルグ・ショルティがいくつかの楽団を指揮して録音したワーグナーの歌劇・楽劇から、序曲や前奏曲などをピックアップして収録したもののCD版です。
歌劇「さまよえるオランダ人」~序曲は、このCDの1曲目に収録されています。

「さまよえるオランダ人」は、幽霊船「フライング・ダッチマン」の伝説がモチーフになっていて、ワーグナーがハイネの小説から着想を得て作曲したと言われています。
ワーグナーの歌劇・楽劇の中では初期に位置する作品ですが、「呪われた男が清らかな乙女の自己犠牲で救済される」という、その後のワーグナー作品にも共通して見られるテーマが描かれています。

このCDに収められた「さまよえるオランダ人」序曲はシカゴ交響楽団の演奏によるものです。
シカゴ交響楽団は金管楽器にパワーがあって、その特徴がこの曲の演奏にも遺憾なく発揮されているのでとても迫力があります。
嵐の中、うねる波に揉まれながら進む船の姿が目に浮かぶようです。

序曲というのは歌劇のダイジェスト版のようなものなので色々な要素を内包しています。
この曲も不穏な雰囲気から始まり、激しい嵐のような様々な困難を乗り越え、ラストは穏やかで安らかな救済の場面に至ります。
こういう曲を聴くと逆境に立ち向かう勇気が湧いてくるような気がします。
ワーグナーの作品は、自分を鼓舞して奮い立たせるには最適です。
私もそろそろワーグナーを聴きながら、気分も新たに次回作の制作に漕ぎ出そうかと思います。
m(__)m


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