【音楽の話題】ゼア・エイント・ノー・サニティ・クローズ
朝布団から出るのが億劫な季節になりました。
「あともう少し……」
と、布団の中でヌクヌクしていると、うっかり二度寝してしまいそうになります。
冬の朝の布団には得体の知れない魔力が宿っているのです。
目が覚めたら毅然とした態度で布団から出る勇気が欲しいですね。
さてさて本日は音楽の話題ということで
コチラ
ジャケ写は、1980年にリリースしたシングル
『ゼア・エイント・ノー・サニティ・クローズ(There Ain't No Sanity Clause)』のものです。
12月といえばクリスマス!
クリスマスといえばサンタクロース!
そんなわけでジャケットにサンタクロースがあしらわれたこの曲を選んでみました。
ノリが良くて疾走感があって、むちゃくちゃカッコいい曲です。
英語が苦手なので何を歌っている曲なのか全く分からずに聴いていましたが、今の時代、知りたいと思って調べれば、ある程度は分かる便利な世の中です。
そんなわけでチョコっと調べてみました。
この曲のタイトルとサビのコーラスの歌詞に使われている
『ゼア・エイント・ノー・サニティ・クローズ(There Ain't No Sanity Clause)』
というのは、1935年にサム・ウッド監督によるマルクス兄弟のコメディ映画
『オペラは踊る(A Night at the Opera)』
の中のセリフからの引用のようです。
映画の中で、契約書にサインを求められた人物がそこに書かれたある条文の説明を求めると
「どんな契約書にも書かれてある正気条項(sanity clause="サニティ・クローズ")ですよ」
との説明を受け
「バカにするな、"サンタクロース"(Santa Claus)なんていないだろ!」
(You can't fool me. There ain't no Sanity Clause!)
と返す場面です。
ダムドというバンドは契約問題で多々辛酸をなめました。
多分この曲をリリースした当時もそういった事があったのだと思われます。
それで件の映画のセリフを引用して歌ったのかも知れません。
契約書っていうのは「わざとだろ、これ……」
と思うくらい分かり難い言葉で七面倒な文章が書かれてありますよね。
しかし、サインしたり印鑑を押したりする際には面倒でもきちんと確認するようにしたいです。
でわでわそんな感じで、皆さんの元には素敵なサンタクロースが訪れる事をお祈り致します。
m(__)m