N&R 2023/04/21 18:08

過去作品を振り返る(学校に潜むもの)

最近DLsiteからサークル同士の交流を深めようということでゲーム開発におけるアンケートのようなものが届きました。
どの部分に苦労してるのか、どの部分が楽しいのか、何のために制作しているのかなどの設問があり、後日、他のサークルさん分も含め公開されるらしいです。
他サークルさんの考え方が見られるので楽しみですね。


そんなアンケートがきっかけで、ちょっと過去の作品を振り返ってみたくなりました。
自分はなんでゲーム制作を始めたんでしょうね?
もともとスーファミ時代からツクール製品で遊んでいたので、ツクール製品でゲームを作ることには慣れていました。
そして何年も経過し、DLsiteなどで同人ゲームにも手を出していたのですが…
「こんなしょぼいゲーム(失礼)でも100本売れるのか。だったら自分が本気でつくれば楽勝だなぁ。試してみるか」っと思ったのがきっかけでした。
要は腕試しですね。

もう9年前になりますが、そのころは陵○、ゾンビ系が割と人気でした。
アクション系もウケがよく、今もそうですがアーマーブレイクやエロステは特に人気があったのでそれら流行を取り込んだものをつくろうと考えました。

ただし、絵は描けないのでDLsiteで販売されているものを購入……って今思えば立ち絵の数もイベント絵の数も決まっていて、他のサークルさんも多数利用しているような絵でよく挑戦しようと思ったなぁと。
絵もかけないクセに無謀とも言えますが、その分誰にも負けないような手の込んだものを作ろうと考えていました。


その結果出来上がったのが記念すべき第1作目の「学校に潜むもの」でした。
(製作期間約7カ月)
RPGツクール単体ではできることがかなり少ないので、スクリプトという拡張機能をゴリゴリ後付し、ゲームの制作の幅を広げました。


他のゲームとの差別化を図るためにおしっこで体力回復や、見下ろし視点のアクションRPGゲーに改良したり、着せ替えが上下で自由に変えられかつ、その服装が全てイベントCGに反映されるなど、我ながら手の込みまくったことをしておりました。
特に着せ替え部分の命令ソースが複雑(スパゲティ)すぎて、もし不具合が見つかっても、今修正するのはかなり困難です。
制服上、下。体操服上、下などとマニアックに分けすぎた結果ですね。
でも上制服、下着は水着が実現できたのでそこは個人的によかったなぁと。


エロステも7段階と昨今の同人ゲーと比較しても明らかに多く、それが会話にある程度反映されたりとゲームにかける情熱がすさまじかったです。
まさに第1作ならではの意気込み。


そして振り返るために「学校に潜むもの」を久しぶりに遊んでみたのですが……。
む、難しすぎる…w
発売後に難しいという声が多数寄せられましたがそりゃそうだよなぁとしか言いようがない難易度でビビリました。
以前別記事にも書きましたが、何度も何度もテストプレイをしていると自分が上手くなりすぎてしまい「この程度じゃ物足りないかな?」を繰り返しているうちにとんでもなく難しくなってしまうんですよね。
その対策としてゲーム開始前にイージーモードを選べる設定を作るわけですが……。
まだちょっとキツいなぁと感じますね。


ラスボス後の脱出タイマーもギリギリすぎてヤバいです。
(画像はテストプレイでショートカットしてます)
脱出ルートは1、2ミスくらいしか許されません。
3ミスすると脱出はかなり困難な状況に。
とあるレビューサイトに「ストイックなゲーム」と書かれていましたが、仰る通りです orz


という感じで改めて振り返ってみると、部分的にかなり作りこまれているものの、ゲームの快適性、難易度的なところは荒い作品だと思いました。
(自分のゲームを自分でレビューするのは変な気分…)
それでも結果だけを見てみれば、今現在販売されているサイトの合計は約1700DL。
当初の目標(作り始めたきっかけ)は達成した感があり、ホント遊んでくださった方々には感謝しております。

そんなわけで、8年ぶりに気になった部分の難易度修正しておきます。
あまりにも遅いですけどね。


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