りょまる/彷徨の彼方 2022/01/27 22:57

第5047回 造影剤CTの話

というわけで昨日の検査結果のついで、として書くにはちょっともったいない体験だったので、改めて今回の”造影剤ありのCT検査”について、どんなことをやったのか書こうと思います。


まず造影剤を入れるための準備として”点滴を打つ”ことになるんですけど、そもそも点滴自体を生まれてこの方やったことがなかったので、思ってたよりも針を刺したときの痛みが強いっていうことに最初衝撃でした。

針を刺す場所は採血する時とだいたい同じところだったんですけど、痛み自体はたぶん採血よりも1.2倍ぐらい強かったかなと思います。実際に担当してくれた先生(?)に聞いてみたら造影剤はドロドロしてる液体なので、採血に使う針よりも太くなってるっていうことでした。


で、無事に点滴の準備が整ったらCTの台に仰向けで寝ることになるんですけど、ここで途中点滴の管に血液が逆流してしまい”軽く焦る”事態に。まぁ繋がってるんだからそうなっても不思議じゃないでしょうっていう話ではあるんですが、やっぱり点滴初体験の身からするとあの”出てきちゃってる!”感はちょっと落ち着いてはいられなかったです。

ただ焦っていたのは僕一人だけで、先生(こちらは点滴準備をしてくれた方とは別の方)は「むしろ出てきてくれたほうが造影剤がちゃんと入るので、こちらからすると良いサインなんですよー」と優しく教えてくれる感じでした。結果それを聞いてこっちも変にパニックを起こさず済んだんですけど、あれそのまま何も言われずに直視してたら絶対貧血起こしてたと思うんだよね…。


でまぁそんな感じで造影剤の話を聞きながら落ち着きを取り戻しつつ、台の上に寝たところで今度はズボンを脱ぎ脱ぎ。

最初あの胃の検査とかでよく使う青い服(?)みたいのを着てやるのかなと思ってたんですが、CTの場合はズボンを脱ぐだけで下着の上からでも全然できてしまうみたいですね。ベルトもなんかカゴに入れておく必要なかったですし、この辺はMRIと比べると結構楽な部分かもしれません。MRIやったことないですけど。

あと直接は見なかったんですけど、一応下着も見られないようにっていうことなのか最後に布らしきものを掛けてました。


そしていよいよ撮影開始。僕のやることは仰向けで手を頭の方に上げたまま、音声に従って息を止めたりリラックスしたりの繰り返しという感じでした。軽くCTの機械とかも見たんですけど、黄色いシールで「レーザーを直視すると目に影響を及ぼします」みたいなことが書いてあって、機械が動いてる時は目を開けてられなかったですね…。

あとなんとなくMRIと同じですげー音がするのかなと思ってたんですが、意外にそんなことはなく静かでした。

ちなみに点滴の準備は一番最初に済ませているんですが、この時点ではまだ造影剤は入っていません。何工程かに分けて撮影を行って、変化を見るために途中から入れるみたいですね。


でまぁ数分撮影をやってようやくその瞬間が来るんですが、造影剤の入ってくる場所から尋常じゃないレベルで身体が熱くなってめちゃくちゃ凄かったです。「あ、今入ってきてるなー」みたいな呑気な感じではなくて、もう「…あっっっっっつッ!!!」っていうのが点滴を入れてる腕から脳を通り足の方まで一気に、っていうそういう感じでしたね。

一応熱さ自体は程なくして落ち着いていくんですけど、あの何とも言い表しようのない感覚っていうのは、実際に造影剤を入れないとわからないんじゃないかなぁと思います。よくお話とかで「全身に血が駆け巡って熱くなる」なんて言い方(あるいは書き方)しますけど、たぶん造影剤入れたときの熱さはこれを読んだときに想像する熱さの3倍はあると思う。

なにせあまりの熱量に驚きどころかテンション爆上がりしてましたからね僕。まだこの時は結果わかってないので正直不安の方が大きかったはずなんですけど、「うわこれすげぇ…!!!」って明らかに目を輝かせてた自覚ありますもん。

あ、あと先生(?)に先に教えてもらっていたんですが、熱いのがお尻の方に行く時に”漏れてしまったような感覚”っていうのもありました。何ていうんですかね、お尻全体からじわぁって広がっていく感じがやっちまった時のに似てると言うんでしょうか、言われてみると確かに結構近かったです。


で、思わずテンション爆上がりした造影剤の熱さが徐々に落ち着いて、最後身体の中にしっかり造影剤の入った状態を撮影したところでCTは終了。ズボンを戻して点滴も抜いてもらって、針の刺してたところをしばらく押さえて検査室を後にしました。

事前に”造影剤の副反応について”なんてのも聞かされたりしてたんですけど、結局終わってみれば痛みや吐き気もなく済んだっていう感じでしたね。ネットで調べたら「やる前に水分大目に取っておくと副反応起きにくい」って書いてあってそれを実践してたので、もしかするとそれが良かったのかもしれません。

ちなみに終わった後ズボンを戻す時は点滴がついてる方の腕も普通に使わされました。僕的にはあまり動かしたくはなかったんですけど、「そっちも使って大丈夫ですよ」って言われてしまったので致し方なく…。


いやでも結果的に貧血も起きず造影剤の感覚を文字通り全身で味わうことができたので、ホント「良い」って書くとあれですけど貴重な体験ができたなと思います。使い所はかなり限定的ではあると思いますけど、自分の表現として使えるひとつに今回これが追加されたっていうのはそれだけで価値がありますからね。

と、いうわけで昨日よりも遥かに文量が増えてしまいましたけど、どうしても別枠として書きたかった”造影剤CTレポ”みたいな話でした。思った以上に時間が掛かったのでまとめ方が雑になっちゃいましたけど許して!


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