猫虎屋 2023/12/15 09:37

天使の誤配

ルカ・ヴィレータ・リスティの三人でやっている天使の郵便サービス。
ただ、全ての作業を手動で行っており、島によっては住所なども整備されていないため、誤配となることもたびたびある。
厄介なことに、リスティはそれで謝りに行くどころか、煽って逆上させてしまうことが多い。今回も「こんな田舎に住んでいるアナタが悪いんじゃないデスか~?」などと煽った所で大激怒を買い、村の納屋に監禁されてしまっていた。


「どうして来たんデスか!」
「あなた一人では心配なので来ました。リスティ。」
「バカなんじゃないデスか!?だからって、一緒にヤられちゃったら同じデス」
納屋には村の若者達が次々とやって来て、囚えたリスティを好き放題に犯していた。そこに助けに来たヴィレータもまた、同じ運命を辿っている。

「一人なら辛くても、二人なら乗り切れる……」
「だからってこんなことまで付き合わなくてもッ……!」
二人は向かい合って手を繋いでおり、顔が至近距離まで近づいている。ヴィレータはそのままリスティの唇を奪った。
「な、ナニするんですか!」
「うるさい口を塞ぎました。」
「ワタシの純情をそんなに簡単に奪わないでください!んむっ…!」
今度は深いキス。柔らかい舌を絡められて、その未知の感覚にリスティは涙目になる。
「んっ……は…ぁ…っ!」
そこからキスの応報が続く。お互い呼吸のタイミングも取れないほど、熱く唇を合わせ続けた。

完全に二人の世界に入ってしまい、後ろからびゅくびゅくと膣内射精をされても、もはやその事に気付かない程であった。

郵便局に戻ると、ルカが笑顔で出迎えてくれる。
「おや!遅かったですね、お二人共、心配しましたよー!って、ちょっと服がボロボロじゃないですか!」
「ただいま戻りました、御主人様。」
「えへへ、ちょっと喧嘩しちゃったんデスよー、ほんとヴィレータさんったらバカなんデスから……」
ヴィレータのチョップを額に食らう。
「アイタっ……何するんデスか!」
「もうキスしてあげませんよ。」
「そ、それはダメっ!」
「って、お二人は何をしていたんですかー!」
「って、わあ、近いデスっ!なにも今しなくてもっ!」
「ふふふ、お二人はすっかり仲直りしたみたいですね。」
ヴィレータに唇を塞がれて涙目になるリスティを、微笑ましく眺めるルカであった。

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