初夜キューピッド
オスクロル、キュア、コリン、ミレイユの4人は花嫁コンテストに出場中である。
その中でも最難関として立ちはだかったのがこの初夜の儀式だった。
4人は花嫁として、それぞれ赤髪と初夜を過ごすことになる。
「私は構いませんが、ミレイユさんがするのはちょっと犯罪的な雰囲気がしますが…」
オスクロルの懸念に対し、ミレイユが小さな胸を張る。
「大丈夫です!こう見えても、もうすぐ14なんですよ。立派な大人ですから!」
「ふぉっほ~、ミレイユは健気だねぇ。それにひきかえキュアっちは」
コリンがキュアを茶化す。キュアは明らかに動揺していた。
「わ、わ!わたしは……!だ、大丈夫だから!」
「本当に大丈夫ですか?一番手、変わってもいいですよ。キュアさん」
「そうそう、経験豊富なオスクロルっちの手本を見たほうがいいんじゃない~」
「だ、だめ…!最初は私にやらせて……」
「別に本当にしなくていいんですからね。"フリ" だけでいいんですから。それはそうと、私は別に経験豊富というわけでは……」
「わ、わかってる……」
あくまでも一番手は譲らないようだった。
「あ、あの……よ…よろしく…………」
みんなが見ているなか、ウェディングベールを被ったキュアがベッドの上に座った。
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