夏至の捧げ物
「夏至のお祭り?まあ別にいいけど……」
キャトラの誘いに、アリアシカは二つ返事でOKした。
毎年夏至の日にやる儀式で、去年の水着イベントの出場者が例年参加しているらしい。
即興で水着バンドを組んでからもう一年経つのかと思いつつも、懐かしいメンバーに会えるかと思って母娘で参加することにした。
「あ、アイシャさんはいないんだ」
「アイシャは都合つかなくてねー。」
鋭い勘で何かを悟ったアイシャを除く、アリアシカ、ノクタリカ、テレーゼ、ヴィレータの4人がビーチの会場に集まる。
イベント会場にはすでに100人以上が集まっていて、異様な熱気に包まれていた。
「で、イベントって何するの?」
水着に着替えたアリアシカは、キャトラに尋ねる。そう、まだ何をするのか聞いていなかった。
「夏至の日、恒例、サマーソウルの海開きよ!」
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