ボールパーク
「ボールパークを作りたい?」
「そうなんです!ただのテニスコートじゃない、テニスを通じてあらゆる年代の人々が楽しく交友できる、そんな素敵なところを作りたいんです!」
ミューエは拳に力を込めて力説した。身体を取り戻したミューエが最初に願ったことがそれだった。
彼女が交渉していたのは、この街でスポーツジムを経営している会社の社長である。
「いいだろう。君のテニスプレイヤーとしての腕は評価している。14歳とは思えない、その身体にも、ね。よし、約束通り君とスポンサー契約を結ぼうじゃないか」
「ありがとうございます!」
「ただし一つだけ条件がある。君は練習や試合の時以外は、ウチのジムで働いてもらおうじゃないか。」
「わかりました!精一杯、頑張ります!」
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