羞恥の花
罰ゲームに破れたフローリアの身に待ち受けていたのは羞恥のステージだった。
「こ…こちらが水着、ですか……」
それはもはや水着とは言えないただの紐でしかなかった。申し訳程度に布と宝石がついているが、あとは本当にただの紐。
観客たちが見守る中、ステージのランウェイを歩く。
したから見上げられるのに、何も隠せるものがない。卑猥な言葉が浴びせられるのを聞かないようにしながら、一歩一歩、踏みしめていった。
「彼女はフローリア・レクランセ。ご覧の通り花の香る美女にございます。その身体は誰にも穢されたことのない清らかな処女!」
イベントの司会者が紹介すると、どよめきが上がる。
「では、入札開始お願いします!」
司会者がそう告げると、人々が次々と値段をあげていく。
ただ羞恥を晒すだけでない。これからが本当のステージだった。
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