RPGツクールMZテクニック講座第11回
変数監視でデバッグを簡単にしよう！
現在の変数がどうなっているかはF9キーで
変数変更画面を開けば見られるけれど、
目的の変数を見るには移動キーを何回も押す必要があり
面倒ですよね。
そういうときゲーム実行中に常に表示されていれば便利です。
画面右側に表示されてるようなの。
このブログでキャプチャー画面によく表示されていたのは
このデバッグ用変数表示の内容なんですねー。
このようにリアルタイムで画面に変数が表示されていると
デバッグがとても便利です。
今日は初心者向けにデバッグ中のみ変数を表示する
方法を紹介します。
プラグインの準備
やり方は簡単。ようはテキスト表示プラグインで表示するだけ。
トリアコンタンさんのプラグインを使用します。
今回使うプラグインはTextPicture.jsです。
公開プラグイン一覧から、TextPicture.jsをDLして下さい。
すでに入ってると思うけどPluginCommonBase.jsも必要です。
プラグイン管理からPluginCommonBase.jsと
TextPicture.jsをONにします。
イベント作成
マップにイベントを作成します。
このイベントは制作者のみが使うイベントなので、
画面の隅など邪魔にならない位置にイベントを作ります。
イベントはデバッグフラグというスイッチで
自動実行されるイベントを作る。
内容はコモンイベントを実行したら一時消去で消えるイベントです。
このイベントは各マップに配置したりもするので
必ずコモンイベントにして後からの修正が
簡単になるようにしておきます。
コモンイベントの内容
ミスというほどでもないんだけど
イベント自体がデバッグフラグONの場合だけ
自動実行されるので、ここで条件分岐で
さらにチェックする必要は無いです。
ただ、別のイベントの中で変数の内容を
リアルタイムで変わっているか見たいなどというときは
このまま条件分岐があるほうがコピペして使えるので
便利だとは思います。
で、内容はTextPictureのプラグインコマンドで
テキスト内容を設定したら、ピクチャの表示で
画像表示するだけです。
ピクチャの表示番号はゲーム内の他の絵とかぶらないように
わざと大きめの数値を使用してます。
表示位置は制作中のゲームに合わせて自由に設定して下さい。
変数の名前とその次に制御文字で変数を表示します。
参考として文章表示の画像です。
変数表示は制御文字が使えるので
文章入力の時と同じです。
Vの制御文字で変数を表示。
デバッグフラグのON
これで準備はできたので実際に実行して表示してみよう。
ゲームを実行しただけではフラグがONになっていないので
テキストは表示されません。
ではどうするか、F9キーで手動でフラグをONにしよう！
なぜ手動でするかというと、ゲーム完成時に
フラグONイベントを消し忘れた！なんてことを防ぐためです。
一度手動でONにしてしまえば後はセーブするので
手間もかかりません。
これで変数表示がONになりました。
TextPictureのタイミングでリアルタイムに
変数の内容が変化していきます。
内容が変わらないなと思ったらメニューとか開くと
強○的に表示タイミングを変えれます。
デバッグ表示のOFF
デバッグ中、画面キャプチャーしたいとか
何かの理由でデバッグ表示をOFFにしたい時があると思います。
では今度はデバッグ表示をOFFにする仕組みを作りましょう。
表示OFFは自分のタイミングでOFFにしたいと思うので
マップ内のイベントではなく、メニューから
アイテムを使ってOFFにする仕組みにしてみよう！
まず先にコモンイベントを作成します。
コモンイベントの内容はデバッグフラグのOFFと
TextPictureで表示したピクチャの消去です。
では次に大事な物のアイテムを作成します。
適当な名前を付けて使用効果に先ほど作成した
コモンイベントを設定します。
では最後にこのアイテムを所持するんですが、
これは制作者のみが持てるアイテムにしたいので、
デバッグ表示イベントに組み込んでしまいましょう。
条件分岐にパーティーがデバッグアイテムを持っているか調べて
持っていなければデバッグアイテムを所持する命令を追加。
これで完成です。
トリアコンタンさんのプラグインでは、
他にもDevToolsManageなど開発に便利なプラグインなどもあるので
興味があれば、調べて導入してみて下さい。
ではではー^^