早水虎爺狼 / TryAmpH 2020/05/23 13:13

エロ漫画の構成、プロット、ネームの初手段取り方法を考える村長の百日の動向。

寝ている時から起きている時まで悩み早水っぱなしの村長である。
いっそ日記の方で悩もうかな~とか思ったんだけれども、
折角だし、ブログ記事形式で悩んじゃえ、っと。

完全にCi-en君は雑談とか雑記専用に為りそうな予感。

本日の悩み早水は此方。

『エロ漫画を描く上での初期構想』

ですね!!
どんどんと始めて行きましょう!!
ぶっちゃけ対戦ゲームとか創作とか、
構想を妄想する方が好きなタイプ。
延々とデッキ構築をするのが好きなタイプ。
(尚、実際の対人戦はあんまり好きじゃないのであった。)

うむ、エロ漫画がテーマであつた。
前回の記事で。
「自分はエロゲにファイナルファンタジー的な空気感を求めていた!」
と、謂ふやうな結論を申した。

エロゲ=空気感

を、結末としたワケですが。
此れだと『抜きゲー』ですとか、
短編読み切り型の『エロ漫画』には対応がきかない。
いや、或る事はある。
斯う……エロ漫画でもさ。
登場するヒロインと遠回しな会話し乍ら、
屋上と風と空を触れ合う~みたいなのは存在するけども。

案外、しっくりこない。
「やっぱエロ漫画はエロありきでしょ!」
とか、思わなくも無い。

◆敗北ヒロインとか◆

戦うヒロインがヤラれちゃう系物語は筆頭好き。
でも、其れをエロ漫画の型に落とし込めないなぁ~。
って、謂うのが今回の議題みたいなトコある。

しっくりこねーんだわ、此れが。

●前提:悪い奴と戦ってるヒロインがいる。
    属性的には変身型でも魔法少女でもくノ一でも何でもおk。

●エロ:なんか敗北して陵○される流れ。

●結末:堕とされて暗転して終了
    逆転は論外。

うむ、しっくりこねーな!!
問題点を詞にしますとね。
なんか、もう……。
『戦うヒロインが負ける流れが有り得ない』
って、事にいなげやの肉売り場で気付いた。
良く考えたら然うなんですわ。
戦ってるヒロインが負けるの前提で話が進んでる時点で、
そりゃもう敗北ヒロインでも何でもねーじゃん……。
って、落ち込みを深く感じた。

◆『抜きゲー』ってよりも『陵○エロゲ』の例題◆

ヴィジュアルノベル形式で明らかに敗北ルートの選択肢とか出る。
んで、物語上の正史では大体、悪党に勝利して終了である。
自分が斯う……。
『敗北モノ』
に心惹かれるのは実はバッドエンドフェチの傾向があると気付いた。
ダブルキャストとか、チュンソフトの街だとか……。
バッドエンドに味がある作品が心の根本に存在してる。
寧ろ、トゥルーエンド以上に
『バッドエンド分岐』
ってのが好きなゲームっ子であつた。
ほんっと子供の頃からゲームに於ける分岐ってのが愛し過ぎてた。
『雫』に於けるトーストエンドとか好きだし、
アトラク=ナクアとかも奏子殺害エンドとかめっちゃ好きやねん。
何なら『かまいたちの夜』は俊夫自殺エンドで良いと思う。

ゲーム方面からの『敗北』だの『バッドエンド』を
考えていくと一目瞭然である。
自分にとってのゲームのエロってのは
『ルート分岐』の一種だな。
と、自転車を漕いでたら心の中に光を見出した。

分岐っつーと……。
格闘ゲームに於ける女性キャラリョナとかも分岐かもな。
棒立ちでKOされるよりも、
対空カウンターで大ダメージ食らうのが気持ちええんじゃ。
俺の八神庵はオメガ・ルガールと戦うと、
如何してもジャンプ大Kで飛び込んでしまうんや……。
うぐぐ、なんて悪い性癖だ。
ジェノサイド……カッタッ!!
遠距離から危険な八乙女を出して、
緑のバリアとかで、あっさり目にベシーンって遣られると。
アハ体験してしまうのであつた。

◆一次創作ありきの二次創作エロ◆

分岐~と、謂うのはif...だと思うねんな。
セーラームーンとかのエロとか存在するワケでして、
やっぱ普段は勝ちますからね、彼女ら。
負けるのが前提じゃないのよ。
一次創作では勝って当たり前。
でも、二次創作では……グヘヘヘ
と、謂うやうな。
大きいお友達にスペシャルサンクスを飛ばす様な空調が。
何て謂うのかな。
淡いトキメキのやうなサムシングを生み出すんやと思うねん。
此れが、ときめきの導火線だよ。

エロ漫画に流れに於いても。
一次創作ありきの二次エロってのは非常に効率がええと思う。
エロ同人のお兄さん達は其の辺りを詞ではなく心で理解してる。
ページ数周りの関係でも、二次エロ漫画って素晴らしいんだよ。
なんったってキャラ紹介のパート全部飛ばしで良いからな。
行き成りエロシーンが始まっても説得力MAXスタートする。
しかも原作の特定場面からの分岐if...とかが成立っすからな。

エロ漫画を書く心算だったら
一次創作からの二次創作エロのが絶対に良いと思う。
特に理由とか無い場合は。

◆負けるの前提のヒロインが駄目な理由◆

個人的な問題である。
前述のコイツに関して話を戻しつつ、進めてみる。
一言で謂えば……。
「冷める」のである。
一次創作の短編読み切りで。
「敗北ヒロイン!!」
とか遣っちゃうとあかんのよ、己の心が。

アントニオ猪木さんは謂いましたよ。
「戦う前から負ける事を考えるバカいるかよ」
と。

ん~。
なんて謂う風に文章詞にすりゃ良いのかな。
メタ的に見ると、敗北ヒロインの陵○ってさ。
『陵○』じゃないって謂うか……。
だって、1P目から負けるの決まってるワケじゃないの。
話の都合的に……。
何なら1P目が始まる表紙の前の段階で、
ヤラれるの確定状態って謂うか。
最早、其れって『和姦』じゃんか……。(溜め息)

敗北ヒロインってジャンル自体に。
『強いヒロインが屈服する』とか、
『罠にハメられてヒロインピンチ』とか。
然う言う。
『勝ち確定だと思ってたら逆転敗けしてヤバい』
みたいな。
物語で謂う処の『捻り』とか、
どんでん返しみたいな。
意外性が要だと思うのよ。(個人的な意見です)
滅茶苦茶に強い相手に負けるんじゃなくて、
弱い雑魚敵に『まさかの』敗北~とか。
然う言うファインプレーを求めちゃうの。
ほら、所謂、少年誌のエロはエロいって奴だ。
予想外のタイミングでエロが飛んでくるから強いんだよ、アイツ。

「今から此のヒロインが負けて捕まって陵○されるからな~」
って、謂う流れは、アレだよ、今に思いついた。
叙述トリックが売りのミステリー小説とかが。

「此の作品の叙述トリックが凄い!!」
「ラスト!大どんでん返し!!?」

とか説明されてから読む位に寒い。

◆じゃあ、どうすんべよ??◆

此処までが前提の話である。くっそ悩んでる。
長い、兎に角に長い。
自分はあっちこっちの方向に悩むので前提がほんっと~に長い。

因みに一次創作ありきの
二次創作敗北ヒロインは諸々の状態を
if...ルート的な、バッドエンドルート的解釈で描けるので問題は殆ど無し。
強ぇ。

ゲームの解釈にしても『選択肢』による分岐だとか、
RPG的なシステムに於ける
「プレイヤーは真面目に戦ってたけど負けちゃってCG回収」
みたいな雰囲気に為るので何の問題も無いのであつた。

◆起『承』転結◆

問題提起終わりなので、こっから解決策を考えていきたい。
第二章の始まりである。

◆一次創作のエロ漫画の短編読み切り◆

基本的に面白い短編の条件の一つ、一理として。
『非日常に於ける日常』とか、
『日常の非日常』
って、謂う一捻りの細やかさがポイントだと思ってる。

自分の今までの創作の問題として、
捻る心算無いんだけど、前提条件をクリアしようとして、
其の侭、マンボーして海面に叩きつけられると謂う駄目さ加減。

マンボー「嫌ァ!!」ビターン→死亡

のAAとか好き。

戦うヒロインとか本当に好きなんだけども、
コイツの場合。
『非日常に於ける日常の非日常』
みたいに為ってページ割がマジで面倒くさい事に為る。

非日常:変身して悪党と戦う美少女戦士。

日常:現代日本的雰囲気

非日常:悪党に敗北して……云々。

此れも何か捻りに味が無い氣がするんだよ。

エロ漫画とかだったら正直。
「レ○プ合法!?」
ぐらいの非日常的日常が丁度良いと思うんだ。
とっつきやすいしな。

◆読者を信じる……と、謂う作風◆

携帯電話の説明をする作家は現代じゃ存在しません。

お話を作る時って『読者』の知識レベルを信じるのが必須やと思う。
知識とか常識よな。
然う考えると『敗北ヒロイン』ってのも市民権がえっらい強い。

「魔法少女」「変身ヒロイン」「くノ一」

とか、タグだけで大体は視聴者がニュアンスを把握出来ちゃう。
「携帯電話って謂うのは、持ち運びが出来る電話で~云々」
「電話って謂うのは電波を飛ばして、離れた人と会話出来る機械なんだ!」
「電波って謂うのは~~」
なんて遣ってたら話が進まないんだよなぁ。
エロ関係で謂えば。
「催○アプリ」
とか、絶妙だと思う。
なんとな~~~く、ニュアンスを理解出来ると謂うか。
大体、どんなもんなのか理解出来るってすげーバランスよ。

『戦うヒロインモノ』
って、表題だけ提示すれば話の流れを
かっ飛ばせる感覚もあるっちゃーある。

基本情報:戦うヒロインモノ
日常的流れ:負けて陵○だろうな。
非日常:???

でも、斯う言う風に為っちゃう不安がつきまとう。
あんまりにも
『戦うヒロインモノ』
って、タグが通常運行過ぎる。

◆我々は未来人である◆

1秒後は未来なのであつた。
情報の理解レベルは時代によって移り変わりよな。

◆非日常の日常◆

でも、然う考えてくと。
『非日常』
って、ワードがあんまりにも現代は難しい氣がする。
タケコプターは空を飛ぶ道具過ぎる。
戦うヒロインは陵○ありき過ぎる。

ぐぬぬ、大混乱してきた。
エロ漫画のタグが日常過ぎるんだよ、昨今。

◆困惑◆

落ち着け……。
俺はただ……バッドエンドが好きなだけなんだ……。

バッドエンドっつっても分岐の上でのBADだけどな!!
平和的解決の正史ありきなんだ……。
ストーリーライン的に確定の2BADは好きじゃないのよ。
登場人物全員死亡エンド(通常ルート)とか本当にイマイチ過ぎる。

◆別解釈を考える◆

読み切りエロ漫画の最良形を考えてみる。
配牌からの役満狙いだよ。

◆仮説:バッドな展開はアウト◆

仮説
『戦闘ヒロイン陵○モノは味が悪い』
『読み切りエロ漫画向けじゃない』
と、置いてみる。

斬新な設定(非日常)からの、
通常エロ(日常的)がベター?

ふつーのエロ……。
でも、其れは其れで面白みが無いやうな氣が。
恋愛モノ……?
キャラクター性の重視?

◆作者◆

ジャンルとかタグから離れて考えてみると、
エロ漫画って文學かも知れんな。
何が大事って謂うと
『太宰治』
こそが一番大事なのかも知れん。

人間失格と謂ふ作品がある。
あれは太宰治が書いたからこそ意味がある作品なワケで、

太宰治 『人間失格』
宮沢賢治『人間失格』
つげ義春『人間失格』

だったら全然、見え方が違ってくるよな。

例えばああ謂うのを尤……。
実生活が充実してそうな人が書いてたら、
全然別の意味合いに為ると思うし。

エロ作品で謂えばクリムゾン先生とか、
其の辺りの要素あるかも知れんよな。

作者の基本情報(正しいか如何かは別として)
が見えると意味合いが何か変わる。
本人の要素以外に作風とかも関係すると思うんすよね。
絵柄だったり、セリフ回しだったり。

◆『山紫水明だ』と、目深帽子◆

『エロ漫画を描く時に恥ずかしがるな』

なんてワードをどっかで聞いたことある。
でも、恥ずかしそうに描くのも其れは其れでありのやうな。

◆エロ漫画の表現パワー◆

実は若しかして。
シナリオとか、設定とか超越する位に。
エロ漫画って謂うのは
『作者』自身を表現する上で最上級の作品形式なのでは無かろうか?
此の人が何が好きで、何が性癖なのか、とか。
絵柄だとか、台詞回しだとかの表面的なモノから。
尤、斯う……『氣持ち』だったり。
心だとか、精神だとか。
指先に宿るモノだとか。
何を重要視してて、何を軽視しているだとか。

思想の表現だよ、エロ漫画は。

◆ゲームのエロは違うのか?◆

個人的にゲームは分岐ありきの創作だと思ってるので、
其れは違うと思うね。

◆読み切りエロ漫画は、やっぱ特殊◆

「俺は此れが好きなんだ!」
って、氣持ちが最終的にモノ謂うのかも知れん。
表層的なモノから、深層的なモノまで。

エロ漫画じゃない漫画で其れを感じたのは、
やっぱり大好きな『つげ義春』先生っすね。
然ういやぁ最近、突然につげ先生をネット検索したけども、
意味があったのか、あの行為。

自分が一番、漫画に対して熱を持っていた時期に一番読んでたのが、
つげ先生の作品でしたよ。
あの人の作品は本当に何か
『氣持ち』
が寄り添って来るんだよな、なんか。
雰囲気ってゆーか、感覚って謂うか……。

◆作者が視えると抜けない◆

エロ作品だと此れがあるけど、
でも、其の像のギリギリ具合が大事なんだよな、きっと。
現実の作者じゃなくて、
幻想の部分の作者が視えて来るギリギリのラインが
多分、一番のエロ漫画なんじゃないかな。

ロリコンエロ漫画家とかやっぱ暑さ、熱さが違いますよ。

エロ漫画家じゃなくても、
不思議の国のアリスのルイス・キャロルとかヤベーもんな。
本人の事を全く知らないのにヤベー奴だと謂う印象を抱くわ。

◆自分を出す◆

はい、そろそろお話も終わりですよ。
結末に近付いてきてる。
自分の好きな作品とか、好きな絵だとか。
フェチズムだとか、然う言うのを表現する場として、
エロ漫画は存在するのだと結論付けたい、今回は。

然う考えると、一次創作ありきの二次創作。
好きなキャラの二次創作って、
なんて健全な読み切りエロ漫画なんだろう。
自己表現めっちゃしてるやん。
好きな作品、好きなシチュ、好きなキャラ……。
全部の要素が詰まりまくってる、最強だな。

◆って、事は逆に敗北ヒロインでも良いのでは?◆

ジャンルありきではいけない。
己の内側から……表層に敗北ヒロインを提出しなければ為らないのだ……。
斯う、作者の幻覚オーラみたいなものをね。

ジャンルやタグから敗北ヒロインを描くんじゃなくて、
リビドーだとか、幻から其の要素を取り出すのです……。

旅情だよ、旅情。
幻想風景としてのエロ漫画な。

でも、然う考えると。
「松島や さて松島や 松島や」
なんだよなぁ……。

◆自己表現なら寧ろジャンル必須なのでは?◆

寧ろ、ベース部分にタグを設置した方が本人観でるよな。
『ロリ』とか『制服』だとか。
『熟女』とか『人妻』だとか。
ふぅむ。

つまり、読み切りエロ漫画に於ける。
『戦うヒロイン』
ってのは、設定とかシナリオに感覚、接続するモノじゃなくて。
風景とか、土地、場所のやうなモノなんだな。
此処から何を連想するか?
何を感じるか?
と、謂った表現を伝えるのが大切って事だ。

エロゲーの『戦うヒロイン』と
読み切りエロ漫画の『戦うヒロイン』は
同じワードだけど、其のルートは全然違うと謂うワケだ。

其の前提条件に対して何を思うのか?ですな。

◆在るが儘に◆

エロ漫画は奥が深いぜ……。
勿論、設定に捻りを加えた作風もあるんだろうけどな。
シナリオや設定じゃなくて、
斯う……『情』

『思案』では無くて『情念』。

こっちを表現するルートもある。
今回はそんな風に結論して仕舞いとしてみようかね。

◆反省点◆

エロ漫画だとか、エロゲだとか……。
色んな創作に触れた現代的な浅い幅広さが悪い。
混ぜ込んで考えちゃうんだよ。
実際はストーリーテリングからして全然に違うモノなのにな。

◆結論◆

『情』

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