幻想灯屋(イチ) 2021/02/04 11:42

初心者向けイラスト制作依頼のあれこれ

明けましておめでとうございます!!!(大遅刻

Ci-enの皆様、ご無沙汰しております。
イチです。元気です。
新作は鋭意制作中。
早ければ5月くらいにリリースしたいなぁって思ってます。
そっちの進捗はまた今度で。
今回は、自分もたまには役立つ記事を書きたいなぁと思い書いてみることにしました。
タイトルの通り、絵師さんにイラストをご依頼するときのちょっとしたTipsです。
発注書の書き方なんかは需要あればまたやろうかなと。

絵師さん探しあれこれ

まず制作初心者の方にお伝えしたいのは、悲しい現実です。
イラストをご依頼しようと好きな絵師さんを探しますね?
ご連絡します。
返事は7割返ってきません。(無慈悲)
それだけ同人依頼というのは信用が無いのです。
絵師さんの立場で考えれば企業案件を優先するのは当たり前です。
しかし問題は『同人・個人の依頼は受け付けていません。』と明記されてない方々。
こういった人たちにコンタクトを取っても返事が無いのが殆ど。
態度が明らかじゃないからお尋ねしたのに返事も返してくれない……。
正直、好きな絵を描く人でも応援する気は無くなります。
連絡周りのレスポンスは早ければ早いほど信用に足る。
仕事するなら常識のはず。
逆にお返事返してくれる絵師さんはめちゃくちゃ応援したくなります。

ということで、イラストをご依頼するにあたりまず必要になるのは――。
同人依頼も請け負ってくれている(連絡したらちゃんと返してくれる)絵師さんのリストアップ!
先方にも予定があるので、いつもいつも同じ方にご依頼できるとは限りません。
制作のスケジュールに合うか。
料金が予算に対して合っているか。
そういうことも含めて、頼れる方々の情報を集めておくのは大事だなと最近思い知りました。
そのためのコツをちょこちょこ殴り書きします。

  • ▼Twitterのリスト機能(非表示)を活用してリストを制作していく。
    とにかくまず気になった絵師さんに手当たり次第ご連絡します。
    お返事頂けた方には必ず正式にご依頼するかどうか返事を送りましょう。
    聞くだけ聞いて返さないのは最悪です。
    大抵Twitterのプロフ欄に連絡先やPixivのページが記載されてます。
    DMで直接対応の方もいらっしゃいます。
    失礼にならないようビジネスメールでコンタクトを取りましょう。
    その際、簡単な依頼内容(予算感を先に示すのもアリ)を明記。

 内容としましては
 ・キャラ絵1枚(キャラ全身、ないしほぼ全身)
 ・背景あり(比較的簡易な描写のもの)
 ・予算

 つきましては
 ・料金表や
 ・簡単なお見積り
 ・着手可能なスケジュールなど
 教えて頂きたいです。

といった感じで箇条書きの方が良いです。
文章は長くなればなるほど、伝わりません。
一文一意。
余談ですが、これはディレクションにおいても一番気をつけないといけないことです。
有名絵師さんは10万円から受け付けてくれる方が多い感じ。
そう! 有名絵師さんでも予算次第ではご依頼できる!
夢があります。
ただ注意したいのは、そういった方でも同人だからといい加減な対応をする人はいます。
(残念な人はどの業界にもいる)
一番手っ取り早いのは、すでに安定した同人実績を持ってる方に伺うこと。
でもそうじゃない方でもお伺いしてみるとと同人OKなんだ!と分ったり、新しいご縁ができたりもします。嬉しい!
ちなみに私は今回30名くらいの方にご連絡して、反応頂けたのは10名に満たなかったです。
こうしてリストアップがある程度進み、今はご相談可能な方が15名になりました。
ちゃんとプロとして信頼できる方々の情報を集めておくのはとても大事。
リストアップ編はここまで。
ですが絵師さん探しには他にも注意点が。
これを知っておかないと大きな落とし穴になります。
それは――。

  • ▼絵師さんの技術を見極める
    ジャケット制作依頼において、これはとても重要です。
    例えば――
    ・背景付きでお願いしたのに、背景のクオリティが低かった。
    ・立ち絵は上手いのに構図が立体になると変だった。
    こういう問題が起きます。
    なぜなら絵を描く技術はそれぞれパラメーターがまったく別だから。
    横顔を描くのは上手いけど正面は描けない。
    そういった技量を見極めないといけません。

・キャラデザ
・ポージング
・立体構図
・背景
・雰囲気重視の簡易背景
・表情
・裸体(人体理解)
・エロ

これらはそれぞれまったく別の技術。
だからpixivなんかのイラスト一覧ページをよく分析して、
自分の制作したい絵を実現できる方なのか
これを把握しないといけません。
例えば

・キャラ絵はたくさんあるけど背景は全部白い。
 =背景が描けない。
・構図が全部同じ。
 =アングルを変えた立体構図を描けない。
・表情が似たり寄ったり。
 =感情の表現ができない。
・オリキャラがいない。
 =キャラデザできない。
・エロ絵が一枚もない。
 =エロが苦手。受注も不可。

などなど。
見ないといけない点はいっぱいです。
神絵師と呼ばれる方々はどんな絵でも、その方の特色・良さが表れてます。
絵柄が安定してない方はムラがあるので違和感があります。
こういうことは技術の無い素人でも気づけますが……。
絵師さんによっては上手く誤魔化して表現してる方もいます。
私もこれで手痛い失敗を経験しました。

ジャケット制作依頼の初心者さんに伝えたいTipsはこんなところです。
自分の経験が少しでも誰かの役に立てばと思い書いてみました。
発注書づくりも難しいですけどね……。
そっちはTwitterで探せばTips出てくると思いますが、時間あったら纏めてみようかな。

じゃあこのへんでー!
そのうち制作進捗書きます!

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