THE UNLIMITED -兵部京介- 最終話・第12話感想

絶対可憐チルドレンのスピンアウトアニメ
『THE UNLIMITED -兵部京介-』
最終回！第12話感想です。

感想

　ついに最終回！
早乙女の狙いは、兵部の生死は、そして兵部とヒノミヤの出す答えとは！
　またサイケで3DなOPですか！
本当にDVD最終巻のおまけが3D眼鏡だったりしそうですね（笑

　葉のフォロー無かった！(笑
ヒドいよー。
最後に普通に出てきたのはほっこりするべきか笑う所なのか分かりませんでしたよ！（笑

　早乙女はもう兵隊が居ないのかな？
ユウギリだけの単独テロ計画でしたか。
エスパー犯罪にする必要やユウギリの無差別的能力から仕方無いとはいえ、ちょっとカタルシスとしては足りなかったような。
うーん、難しい。テーマとしてこうすべきだったようにも思えますし。
前回のバトルがもっと大規模で格好良かったら良かったの、かも。

　そしてやっぱり精神攻撃は辛い…
兵部が愛し、信じ、そして罪の意識に苛まれている事象がこれでもかと食い込んでくるのは、偽物と分かっても心に来ます。

　兵部、ヒノミヤ、そしてユウギリ。
ユウギリの苦しみから兵部との出会いによっての救い、そのままの兵部の死への救済。
３人のドラマに収束していく流れが綺麗でした。
UNLIMITEDの主軸はこの３人だったのだなぁ、と今更得心。
　ユウギリを救うのがヒノミヤかと思っていたので、ちょっと感動しました。

　…全力を振り絞って倒れたヒノミヤを完全放置した兵部が素敵過ぎますけど（笑
やっぱりロリコンなのか、そうなのか…！

　そして早乙女との決着。
憎しみに憎しみを返すのではなく、狂気のままに生きるのでもなく。
静かな決着でした。
本質的な意味では早乙女は敵ではないのですよね。ただ、兵部が自分を許す為に、超えなければいけない壁だった。
　この後本編で、今まで共闘出来なかった不二子ちゃんたちと一部共闘するようになるのが、この展開のおかげかと思うと感慨深いです。
同時に上手くまとめたなぁと（笑

　戦いが終わって。
３人が３人の居場所を得たのですね。
特にあえて半端者の道を選び取ったヒノミヤが格好良いなぁ…！
それを止めず応援するでもなく、帰る場所を提示した兵部も。
　爽やかな大団円でした。

　もう何にもなれず、何処にも行けなくなった兵部。
もう飛べなくなって、憎しみ以外を誰かに託すことしか出来なくなった兵部。
その兵部が、ほんの少しだけ先に進めるようになった。
そんな物語だったように思います。

総評

　面白かったー！
放映前は正直、本当に、全く期待していませんでした（笑

　最後ちょっと失速した感があるものの、どんどん期待するようになったからこその不満。
男臭く古臭い、王道なドラマ。
そして原作ファンの心をくすぐるネタと、伏線の折り重なりが素敵な演出。
毎週月曜が楽しみでした。

　そうですね、宇津見さんが結局カタストロフィ号を守るシーンが無かったのが唯一許せない点ですかね（笑
兵部が少年に見えないのは仕方無いとあきらめます。
澪の出番の無さも！（涙

　ヒノミヤの応援したくなる人間らしさ、兵部の強さと脆さ、そしてユウギリの可愛さ！
見事に描ききってくれました。
　あと三幹部の活躍嬉しかったです！

　スタッフの皆様、３ヶ月ありがとうございました！

THE UNLIMITED -兵部京介- 第11話感想

絶対可憐チルドレンのスピンアウトアニメ
『THE UNLIMITED -兵部京介-』
最終回直前！第11話感想です。

感想

　ふ…古い（笑
良い所も悪い所も昔のアニメを見てるようでしたよ（笑

　OPはまたサイケと言おうか特殊効果乱舞と言おうか。
噂によると赤と青でブレている所は3Dという話ですが。
私はひどいガチャ目なので、本当でも分からないのが悲しい所です（笑

　アラン局長がアッサリと死んじゃってビックリ。
局長を信じたヒノミヤとの確執の結末を見たかったものですが、局長にとって道具でしかなく、人と人の繋がりですら無かったのですね。
自分の命も大事にしない所を見ると、徹底的な愛国者だったのやも。

　その後の研究所内での戦いは…
ちょっとダメじゃないかなーコレ（笑
敵は待つし攻撃は当たらず、ヒノミヤ・兵部の攻撃は避けられず当たりまくる。
早乙女の指示で止めを刺さないようにしているにしても、ちょっと冗長でした。
　それでも日本刀を手にした時は吹きましたが！（笑
椎名先生の中二病アイテムがここに来て採用されるとは…！
　ヒノミヤと兵部二人の和解は男臭くてよかったです。
サラリと許す兵部が大人に見えました（笑

　そして三幹部登場！いえーい！
豪快に暴れまわる３人を見るとスカッとします。
　兵部と真木さんの語り、そして葉とヒノミヤの和解がこのアニメの良い所が一番凝縮されたトコロじゃないかな。

　そして舞台はニューヨーク、ボス＝ユウギリ確定。
ユーギリはユーリ＋ギリアム。『お父様』が何人も出たという失敗作の一人でしたかー。
能力自体はレベル７クラスですが、範囲ぐらいしか制御できないのではたしかに失敗作扱いですね。可愛いですけど。
基本のテレパス能力だけだとレベル４～６くらいかな？

　最後の不二子ちゃん→三幹部のスピーディ過ぎるカマセは吹きました（笑
ヒドいよ！（笑
特に葉はあんなに格好良く立ち向かってフォロー無しとは…
次回で有ったりします？

THE UNLIMITED -兵部京介- 第10話感想

絶対可憐チルドレンのスピンアウトアニメ
『THE UNLIMITED -兵部京介-』
死地を逃れた兵部とヒノミヤは… 第10話感想です！

感想

　男くせーっ！
　昔の映画やアニメのような男臭さと古臭さ。
しかしそこが良い！
　ちょっとルパン三世を思い浮かべました。
EDのせいですかね（笑
大満足の30分でした。

　前回・今回と兵部の危うさが絶好調。
本編では死んでいると思いますが、早乙女が生きてたら、兵部が憎しみに支配されてしまうのも仕方ないですよね。
今の兵部の戦う理由も生きる理由も、愛憎全部ひっくるめて早乙女のせいだからなぁ。
　ヒノミヤの裏切りなんて気にしていられないレベルでちょっと吹きました（笑
もうちょっと目の前の人を大事にしようよ！（笑

　兵部自身も感情を把握し切れずまた御し切れず。
バベルの助力はともかく、早乙女の前に薫を出せないよなぁ。
兵部にとって薫に託したいものがいっぱい有るだけに。今だけは一緒に行けないのでしょう。

　今回のヒロインは不二子ちゃん。
不二子ちゃんも皆本、賢木も、兵部を止めらない事も、自分たちの出来る事の限界も痛い程分かっていて、命がけで助ける事までは出来ても、また兵部が死地へ向かうことを止められない。
今までも何回もぶつかり合って、もういえる言葉は全て何度も言ったのでしょう。
　特に今回、表向きの助力、例えばチルドレンを出すのは絶対出来ないですし。

　薫はそんな積み上がった過去を分からず、でも知らないからこそ、皆本たちに教わった通りに、大人たちが本当は望む通りに、兵部を止めようと動く。

　早乙女は全く変わってなくて怖い。大体あんた幾つだ（笑

　過去に死んだ仲間の為、未来を求める不二子ちゃん、過去に縛られ、未来の為に生きるのに、その未来に自分の居場所を置けない兵部、まだ過去のまま生き続けている早乙女。
　そして多分、今そのままの存在ヒノミヤと、未来のユウギリ。
兵部は果たして、過去に勝って今と未来を生きられるのか。

原作ファンの視点

　そうなると、バベルチルドレンの代表である澪は、ユウギリの役所がブレちゃうので出せないですよねー。

　せ、せめて最終回、声つきで動く澪を…！

THE UNLIMITED -兵部京介- 第9話感想

絶対可憐チルドレンのスピンアウトアニメ
『THE UNLIMITED -兵部京介-』
兵部・墜ちる！敵はまさか!? 第9話感想です！

感想

　…燃える！
　セオリー通り、それでいて最高。
拳銃の弾止めてたのはちょっと笑っちゃいましたけど（笑
迫力のアクションと丁寧な描写で手に汗握る30分でした。

　OPは久々のカラー！
あれ？青補正かかってるような。

　アメリカ…じゃなかったコメリカUSEI。
うっわ大兵力だ。
兵部の戦闘力が強い事と同時に、大国の資金力と生産力には個人では適わないのですね。

　過去編の挿入が非常に効果的でした。

　最初的の大ボスの声聞いた時はブラックファントムのお父様かと思いましたが、EDで配役見てからもう一度聞いたら早乙女大尉のようですね。
ヒノミヤが潜入捜査員だという事を分かっていたのにあんなに敵の策略に乗るのがちょっと不思議でしたが、早乙女大尉の声を聞いてあの錯乱は当然です。

　兵部の希望、夢、今の喜び、そして痛み。
その全てが手に取るように、痛いように伝わってきました

　今回一番ゾクゾクしたのは三幹部と兵部の絆。
兵部と真木さんの関係良いなぁ。
真木の傷付くシーンで、今まで仲間を大事にしてたんだろうとは思っていましたが、その事を確信しました。
　兵部の真の能力からすると、仲間が死んだ方が強くなれるのですが、兵部自身がそれに耐えられないのですね。
強くて、脆く弱い。
　紅葉の叫びは、きっとそれを知っているから。
真木はだから、サブリーダーを買って出て苦労を背負い込む。
　葉はまだそこまで行ってませんね。
兵部にまだ甘えている感じです。一人ヒノミヤを疑ってないようですし。
アホの子だなぁ（笑
まっすぐ兵部が好きで、子供たちが大事で、ヒノミヤも信じちゃう。

　USEI局長は、ヒノミヤはエスパーを憎んでいると思っていたのですかね。
エスパーを「化け物」「荷物」ですかー。
一度バベルの方の局長と会わせたいです（笑

　ユウギリが本当に守りたくなるキャラで、隠れるシーンはドキドキ。
見つけ出し、異物を見るような冷たい瞳で捕まえ移送する姿が印象的です。

　ノーマルとエスパーの絆を信じて、自分の能力、自分らしさを信じて、裏切られた兵部とヒノミヤ。
奇しくも兵部の言葉通りになりましたが、この二人がどのような答えを出そうとするのか。

　次回が楽しみですね。
二人は出なそーな気もしれませんが（笑

原作ファンの視点

　パティーッ！
遂に喋った！活躍した！格好良い！
良い声ですね。
小林早苗さんの名前を覚えようと思います

　あ、あとマッスルがカッコヨカッタですね（笑

　早乙女大尉の生存と悪堕ち、カタストロフィ号轟沈から本編から時間軸がズレたif歴史でしょうか。
女王の椅子が海中に沈んでいく姿がその証のように感じました。

THE UNLIMITED -兵部京介- 第8話感想

絶対可憐チルドレンのスピンアウトアニメ
『THE UNLIMITED -兵部京介-』
過去・後編へ！第8話感想です。

感想

　兵部の原点と転換期を描く過去・超能部隊編後編。
起死回生の爽快な空中バトルから救出撃、一転しての悲劇。
あー、見事にやり切ってくれました。
ゾクゾクしましたよ！

　危険で純粋な兵部少年を守ろうとした不二子ちゃんと、その力を生かそうとした早乙女大尉。
「君はここに居ていいんだ。」「何にだって成れるし、何処にだって行ける」
同じ言葉で子供を優しく迎えた早乙女と皆本。
二人とも、本気なのだと思いますが、
…発案はともかく、これもしかしてバベルの標語になってたりするのかな（笑

　父に否定されていた過去を乗り越え、やっと自分の才能を自分の力に出来た少年兵部。
笑顔が、キラキラ輝いているなぁ。

　蕾見父が死んだタイミングっていつぐらいなのかなぁ。
多分戦中なのでしょう。
もっと長生きしていたら、早乙女も兵部も助けられていたのではないのか。
だからこそ逃れられない死なのでしょうけど。

　人魚のエロ幻影はカットでしたかー（笑
ユウギリの祖先かと予想しているナツミ・イワオのほぼ唯一の戦果っぽいシーンなのですが！残念！
　UNLIMITEDの楽しみ方の一つは、ギャグシーンがどう修正されるかですね！（笑

　原作だとゼロ戦が助けてくれるシーンは何だか冗長でしたが、アニメだと時間の無さや速度差がハッキリ分かってドキドキしました。
ナイスコンテ！

　早乙女大尉の最後の一撃。
原作では何を思っていたのか不明瞭でしたが、妄執じみているとはいえ、早乙女なりに兵部を愛していたゆえ、ですか。
　戦争が、敗戦が彼の心を蝕んだのでしょうか。
赤い力は、憎しみか苦しみか。

　そして待ちに待った6話の続きの予告。
やっぱりコメリカは殲滅部隊っぽい。残ってるメンバーだとパティは無敵だけど攻撃力は低いし、桃太郎はやや強い程度だし。
　フィクションでも子供が死ぬのはキツいのです。
頑張って！アンディ＆兵部！

原作ファンの視点

　澪ーーッ!!
うおおー！澪ーーーッ!!

　正直期待していなかったUNLIMITEDがこんなに面白くて、本ッ当に嬉しいのですが、それでもあった唯一不満点だった…
澪、ちょっとだけEDに登場！
やったー！ けど本格的に出てくれたらもっと嬉しいよ！

　超能部隊の声ええですなー！
犬神君の声が思ったより渋い。
声も作画的な演技も丁寧で、やっぱり嬉しいです。