ぶるがり屋 2013/03/30 23:20

THE UNLIMITED -兵部京介- 最終話・第12話感想

絶対可憐チルドレンのスピンアウトアニメ
『THE UNLIMITED -兵部京介-』
最終回!第12話感想です。


絶対可憐チルドレン 34 (少年サンデーコミックス) コミック
椎名 高志
小学館
2013-04-18

感想

 ついに最終回!
早乙女の狙いは、兵部の生死は、そして兵部とヒノミヤの出す答えとは!
 またサイケで3DなOPですか!
本当にDVD最終巻のおまけが3D眼鏡だったりしそうですね(笑

 葉のフォロー無かった!(笑
ヒドいよー。
最後に普通に出てきたのはほっこりするべきか笑う所なのか分かりませんでしたよ!(笑

 早乙女はもう兵隊が居ないのかな?
ユウギリだけの単独テロ計画でしたか。
エスパー犯罪にする必要やユウギリの無差別的能力から仕方無いとはいえ、ちょっとカタルシスとしては足りなかったような。
うーん、難しい。テーマとしてこうすべきだったようにも思えますし。
前回のバトルがもっと大規模で格好良かったら良かったの、かも。

 そしてやっぱり精神攻撃は辛い…
兵部が愛し、信じ、そして罪の意識に苛まれている事象がこれでもかと食い込んでくるのは、偽物と分かっても心に来ます。

 兵部、ヒノミヤ、そしてユウギリ。
ユウギリの苦しみから兵部との出会いによっての救い、そのままの兵部の死への救済。
3人のドラマに収束していく流れが綺麗でした。
UNLIMITEDの主軸はこの3人だったのだなぁ、と今更得心。
 ユウギリを救うのがヒノミヤかと思っていたので、ちょっと感動しました。

 …全力を振り絞って倒れたヒノミヤを完全放置した兵部が素敵過ぎますけど(笑
やっぱりロリコンなのか、そうなのか…!

 そして早乙女との決着。
憎しみに憎しみを返すのではなく、狂気のままに生きるのでもなく。
静かな決着でした。
本質的な意味では早乙女は敵ではないのですよね。ただ、兵部が自分を許す為に、超えなければいけない壁だった。
 この後本編で、今まで共闘出来なかった不二子ちゃんたちと一部共闘するようになるのが、この展開のおかげかと思うと感慨深いです。
同時に上手くまとめたなぁと(笑

 戦いが終わって。
3人が3人の居場所を得たのですね。
特にあえて半端者の道を選び取ったヒノミヤが格好良いなぁ…!
それを止めず応援するでもなく、帰る場所を提示した兵部も。
 爽やかな大団円でした。

 もう何にもなれず、何処にも行けなくなった兵部。
もう飛べなくなって、憎しみ以外を誰かに託すことしか出来なくなった兵部。
その兵部が、ほんの少しだけ先に進めるようになった。
そんな物語だったように思います。

総評

 面白かったー!
放映前は正直、本当に、全く期待していませんでした(笑

 最後ちょっと失速した感があるものの、どんどん期待するようになったからこその不満。
男臭く古臭い、王道なドラマ。
そして原作ファンの心をくすぐるネタと、伏線の折り重なりが素敵な演出。
毎週月曜が楽しみでした。

 そうですね、宇津見さんが結局カタストロフィ号を守るシーンが無かったのが唯一許せない点ですかね(笑
兵部が少年に見えないのは仕方無いとあきらめます。
澪の出番の無さも!(涙

 ヒノミヤの応援したくなる人間らしさ、兵部の強さと脆さ、そしてユウギリの可愛さ!
見事に描ききってくれました。
 あと三幹部の活躍嬉しかったです!

 スタッフの皆様、3ヶ月ありがとうございました!

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