ぶるがり屋 2024/06/30 16:32

響け! ユーフォニアム3 11話 の感想

響け! ユーフォニアム 3 11話
「みらいへオーケストラ」の感想です。


【外付け特典・初回特典付き】
響け!ユーフォニアム3 Blu-ray1巻
(初回特典:キャラクターデザイン描き下ろし三方背特製ケース+デジパック仕様+スペシャルブックレット封入+エンドカード封入)(外付け特典:箔押しミニフォトイラストカード(パッケージ用新規イラスト)付き) 【Blu-ray】

【原作】武田綾乃
(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章』)
【監督】石原立也
【シリーズ構成】花田十輝
【キャラクターデザイン】池田晶子、池田和美
【総作画監督】池田和美
【音響監督】鶴岡陽太
【アニメーション制作】京都アニメーション
【発売元】京都アニメーション・『響け!』製作委員会2024
【発売日】2024/6/26
【出演 】黒沢ともよ, 朝井彩加, 豊田萌絵, 安済知佳, 戸松遥
【コピーライト】(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024

響け! ユーフォニアム 3

 EDカードずるいよ!
久美子が部長として、大事なものをつかんで、大きく一歩進めた。
からこそ、今まで描かれて積み上がってきた問題が全部来ちゃった気がします。
 今までいっぱいいっぱいでとても久美子が当たれなかったですからね……

 待ったなしの進路!全国ソロ!麗奈とのこれから!
そこからのEDカードの破壊力よ(笑

煌めくライトの下で

 もう授章式!
やっぱり演奏聴けなかったか〜〜
残念!

 自身も自負も十分に有る麗奈や緑輝も緊張で汗かいて発表をじっと待って。
自分も友達も、いっぱい掛けてここに来ていますものね。

 そして、金賞。
念願の全国へ。
多くの子どもたちの、色々な感情が。
全国と分かった瞬間の久美子の、そして多くの顔が、心が、
美しくも厳しく、痛いほどに切ないですよ。
 ああ、青春だ。

 やったメカクレ高久ちえりちゃん出番!

勝利の理由

 「ソリ出来なくてなっちゃうものね」
真由は本当に言葉通り、久美子のためにも演奏したのだと思いますが、久美子の一致団結の演説による部内の結束もあり、麗奈と真由の競演に高い評価が。

 部長としては間違いなく嬉しいけれど、真由との距離は離れたままですよねー。
演説そのものは真由の心に届いてないですし。

吹奏楽部の大会の難しさ

 毎年どんどんメンバーが変わる、やる気も実力もバラバラ、それで一年に一回きり。
言われてみれば、随分とヒドいレギュレーションです。

 ただ、それは指導者視点で見たら、なのですよね。
人生をこれから選び取る若者たちが、その一番重い時期に過ごす場所としての「吹奏楽部」、その目的となる大会。

 永遠に踏み荒らされ続ける賽の河原ではなく、
高校生一人一人が育っていく場所なのだから。
一人一人、一年一年、一度きりの。

 まー指導者が大変なのは間違いなですね(笑

北宇治カルテットの未来への道

 緑輝ちゃんは本当に大人だ。
視点が未来に合って今を割り切りそうでちょっと心配しましたが、まだまだ恋愛には疎くて興味津々ですし、大丈夫かな。

 進路問題で遅れ気味仲間で手を繋ぎ、まだ決まってなくて手を切られ、最後に麗奈に黙られていた久美子がもう可哀想で(笑
「アメリカぁ!?」の顔、ヒロインのする顔じゃないよ!

わがままの理由

 真由と久美子、何度目かの掛け合い。
いまさらながら奏の指摘で再認識しましたが、
まぁ「私の方が上手いよ、選ばれるよ」「選ばれないのは久美子ちゃんの選択だよ」と言ってるのと同じなのですよね。
 そして、普通に考えれば執拗で、悪意が有る。

 ただ、やっぱり真由にそんな悪意が有るとは感じません。
態度や言葉使いで言えば「懇願」「切望」ですし、久美子との認識違いとすると、多くの演奏者の持つ「やる気と技術のプライド」を分かってないか、もっと嫌なことをさせたくないか、かなぁ。

 久美子のわがままは、実力主義の中、自分が競い、勝つこと。
実力で、麗奈の隣で、ソリを吹くこと。

 真由のわがままは。
たとえ久美子を苦しめても惑わせても、「音楽だけは譲りたくない」という想い……かな?
色々理由を考えて「自分からは決して曲げたくない」が残ったのですが、何を曲げたくないかとするなら、音楽かな、と。
 転校転校を繰り返し、色々を諦め捨て失ってきた真由が。
音楽だけは、自分から譲ることだけは、出来ない。

 久美子のわがまま。
真由のわがまま。

きっと最後のオーディションに向けて、答えを出すのでしょう。
ちょと不安で、怖くて、とても楽しみです。

背中を押す人

 久美子の背中を押すマナではデカリボン先輩を思い出します。
真由を一人推し続けるつばめちゃんも、良いなぁ。
つばめも久美子に十分な友情を持っていますが、それ以上に真由を推す友情と、音楽性に惹かれるものが有るのでしょう。

 真由とつばめのシーンももっと見たいなぁ。

選択の先は

 進路にあたり、志望校の見学はやっぱり実感湧きますよね〜。
悩む久美子には一番でしょう。
それだけでなく、一緒だった先輩方が何を学び、どう変わったか。
進路決定に大きな理由になるでしょう。

 進路問題で一度はぐちゃぐちゃになった姉からのスタイリング。
言葉一つ一つ、仕草一つ一つに、妹への愛に溢れていて。
久美子には、満足いく進路選択して欲しいんだな。
そんな優しさと願いが伝わってくるシーンでした。

 と思ったけど
百合イチャイチャの火力が強過ぎて大学情報どころじゃねぇ!(笑
いや音大の空気もそれなりに伝わってきたのですが、
中吉川がもうカップルやないけ!
前々からだけど2人でバンド組んでるとかもう完全に一生
ケンカップルやないけ!

 みぞれ希美はほんわかだな〜
そう思っていたのですが(笑

想像できない未来

 ああ、ここか。
ここで久美子は気づき、納得するのか。

 きっと久美子は、本心ではもう分かっていたのだと思います。
だけど、分かりたくなくて、分からないと先延ばししていた。
自分は麗奈ではない、麗奈と一緒に音楽に生きる人間ではないと。

 この最後の気づきを与えてくれるのが、久美子の理解者で、久美子の恩恵者の一人の、みぞれ先輩なのか。
とても痛烈で、とても納得できました。

特別な

 少しづつ消えていくなら、今ここで
うわぁ! という声が出そうでしが、これが麗奈なんだなぁ。
あんなに久美子の進路に口を出したのも、自分のアメリカ行きは言わなかったのも、強い言葉で傷つけたのも、それでずっと後悔してたのも、全部全部。
純粋で真っ直ぐ過ぎて、久美子が大好きだから、なのですよね。

 ああ、もしかしたら。
くみ子が答えを出せない理由を、麗奈は感じていたから、なのかもしれない。
何度も誘い、辛く当たって、せがむようにいたのは。

 そして久美子は、きっと同じくらい麗奈が大好きだから。
笑って、許して、ハグして、永遠に繫ぎとめるんだ。
「唯一変わらない私の特別だから。」

久美子の選択

 ああ、決めたのですね。
進路、真由とのすれ違い、麗奈とのこれから。
頼もしくも、終わりが見えて寂しくも感じてしまいます。

 …普通に考えればもう一つ、秀一との関係も選択しなければ、決着しなければいけないはずですが、今回出ないということは、
すでに決まっているということですね!
久美子と秀一は、もうずっと前から決まっていたし、これからも決まっていると。
よし!幸せになれ!
でももっとイチャイチャ見せて!

そして次の曲が始まるのです

 そして最後のオーディション……
ってめっちゃくちゃ色々な感情が渦巻いたんだけど、
全部EDカードが持ってったよ!
4回ガタガタアップはヒドいよ!強過ぎるよ!(笑

 いやぁ、愛が重い11話でした(笑

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