SOUTH TREE 2024/04/01 17:00

進捗報告 2024-4-1

皆さま、お疲れ様です!

ここ数日で一気に暖かくなってきて、いつの間にやら桜も咲き始める季節ですね。

幸いなことに、冬が過ぎ去るのと共にこれまで何かと不調だった私の体調も完全回復してきてくれています。

これから新生活が始まっていく世間の勢いと共に、この調子を維持しながらゲーム制作もガッツリ進めていきたいですね!


さて、それでは早速今回の進捗報告を……する前に、まずはこの話題からしなければならないでしょう……!


DLsiteの一部語句の伏字・置き換えについて

つい先日発表されて大きな話題となりましたが、DLsiteにおいて一部語句の伏字・置き換えの対応が行われました。

特定語句の種類は多岐に渡っており、その中には当サークルの作品でも多用している「痴○」というワードも含まれています。

今回のDLsiteの対応については様々な意見があると思いますが、個人的には既に数年前にFANZAで「痴○」のワードが使えないよう対応されているので、いつかDLsiteでも規制が来るだろうとは思っていました。

とはいえ現在制作しているのは「痴○の衝動」のリメイク作品であり、リメイクでタイトルを変えるのは抵抗があって「痴○の衝動 Remake」というタイトルのまま制作を続けていたのですが、まさかこんな唐突に対応がされるとは思っていなかったので、タイトルを変更するかどうかちょっと悩んでいます。

リメイクだけタイトルを変えるのか、これまでの痴○シリーズ全てのタイトルを変えるのか、それとも伏字のまま進めていくのか……どのように対応するかまだ決めかねていますが、とりあえず何かしらの変更はしていくことになると思いますので、ご了承いただければ幸いです。


ちなみに、DLsiteで「痴○」というワードは「秘密さわさわ」というワードに置き換えられています。

「痴○の衝動」から「秘密さわさわの衝動」へ……う~ん(;´Д`)


まぁタイトルについてどうするかはまだ悩み中ですが、ゲーム自体の制作は順調に進んでおりますので、改めて進捗報告に参りたいと思います!


ゲーム制作進捗報告

現在鋭意制作中の「痴○の衝動 Remake(仮)」

先月は音声と効果音の編集作業と、ゲームUIデザインの作成を主に行っていました。

その作業も既に全て完了しており、これで本作をゲームとして組み立てるための素材は全て揃えることが出来ました!

現在はこれらの素材をゲームとして遊べるように組み立てていく作業となるスクリプトの制作にも入っており、ゲーム制作はかなり順調に進んでいる感じですね。

という事で、ここからは先月行っていた複数の作業をいろいろ紹介していきたいと思います。


音声の編集作業



原作ではボイスはありませんでしたが、「痴○の衝動 Remake」ではメインで活躍する女性キャラクターたちはフルボイスになっています。

既に声優様方にボイスは全て収録してもらってデータも納品されていて、そのデータをゲーム用として使えるようにいろいろ編集する作業を行っていました。


音量の調整作業

まずは、全ボイスの音量の調整作業

全て声優様方に同じ録音スタジオで収録してもらえば問題ないのでしょうが、今回は主に宅録で収録していただいたので、声優様方の収録環境がそれぞれ違っています。

当然、収録された時の基本となる音量がそれぞれ違うので、それを統一していく作業となりますね。

基本的には音量のレベルメーターが最大値を超えないように、一定基準に収めるようにして調整していく感じになりますが、最終的に判断するのは自分の耳となるので、全てのボイスをしっかり聞いて調整していきます。


この音量調整作業でとても大活躍した音声ソフトが、上記画面の「Adobe Audition」

これまで音声編集は無料ソフトの「Audacity」を使用していたのですが、イラスト制作のために購入していたAdobeCCのサービスの中にオーディオ編集ソフトも入っていると知り、どんな物かと試しに使ってみるとこれが大当たり!

このソフトを使用したことで、大げさではなく体感で10倍くらい効率良く作業を進められたと感じています。

料理で例えるなら、これまで竈に薪をくべてマッチで火を点けて調理していたのが、ガスコンロを手に入れてボタン一つで火を点けられて火の勢いも簡単に調整出来るようになった、くらいには便利になった感じですね。

AdobeCCは高額過ぎるのが悪名高いですが、ここまでちゃんと便利だとくやしいっ……!離れられなくなっちゃうっ……! ってな感じでした。


音声のボイスカット

音量の調整作業の次は、ボイスカットの作業です。

ゲームで使用するボイスというのは基本的に、個別の台詞ごとに収録してもらいます。

ただボイスを実際に収録する時は録音し続けたまま収録していくので、完成して納品されるものはひと繋ぎの音声データになっているのが基本なので、これを一つ一つ切り分けていく作業が必要になります。

例えばアクションゲームとかだと、

「はっ! ふっ! せいや! ひっさつ! ぐぁ! まけない! くっそー!」

みたいなアクション時のボイスを収録してもらったとして、これがひと繋ぎの音声データとして納品されます。

これを、

「はっ!」
「ふっ!」
「せいや!」
「ひっさつ!」
「ぐぁ!」
「まけない!」
「くっそー!」

という風に、オーディオ編集ソフトで個別に切り分けていく作業が必要なんですね。

このボイスカット自体は、量はさておき作業自体は簡単なのですが、本作では吐息や喘ぎ声などのループ再生で使用するボイスがあるので、そこを違和感なくループするように調整してボイスカットするのが少し手間がかかる所でしたね。


音声のリップノイズ修正




音声収録時、唇や舌の動きで発生するノイズがどうしても入ってしまうことがあり、これをリップノイズといいます。

「チッ」というような分かりやすいノイズなので、基本的には必ず修正を行います。

上記画面のように、オーディオ編集ソフトを使えばノイズの部分が波形となって分かりやすいので修正自体は楽なのですが、全ての音声を確認するとなると量が多いので少し時間がかかる作業ですね。



これら3点の作業を完了して、ボイスは全て調整し終わりました。

また後日にゲーム紹介記事を上げた時にサンプルボイスも公開させていただきますが、今作も声優様の熱演が凄くて背徳感が凄いことになっていますので、今後の情報公開も是非ご期待ください!



効果音の編集作業

音声の編集作業が終わり、次は効果音の作業に入りました。

いつぞやの進捗報告記事で、今作では効果音を自分で録音してこようかと考えているというような事を書いたのですが、有料素材でかなり良い物を見つけたのでこちらを使わせていただくことにしました!


⇒ 【効果音】射精音3


こちらは「オコジョ彗星」というサークル様がDLsiteで販売されている効果音集となります。

そもそも自分で録音してこようと思ったのは、自分のイメージにあるより良い効果音を求めてのことだったのですが、その理想的な音がこの素材集に揃っていたという感じですね。

それぞれの商品はかなりお手頃の値段で販売されているので、エロゲー制作にはとても助かる素材集になっています。

この素材の中から本作に適したものを色々と選定していき、必要があれば修正したり加工したりしていきます。

品質の高い素材がたくさん揃っており、本作で使用する効果音は過去作よりリッチで種類も増えているので、こちらもご期待いただければと!



ユーザーインターフェースの制作

音声と効果音の編集作業を終えて、次はメッセージウィンドウやシステムボタン等のユーザーインターフェースのデザインの制作へ。

こちらも既にほぼ完成していますので、まずはこちらのゲーム画面のデザインをご覧いただければと…!



今後スクリプトとの兼ね合いで変更する箇所が出てくるかもしれませんが、今作の基本的なゲーム画面はこんな感じになります。

原作が発売されたのはもう8年(!)も前になるので、当時と比べるとイラストもUIもかなり進化出来ているのではないかと…!

もちろん原作と同じように衣装を自由に脱がせたりすることが出来ますので、ご期待いただければ嬉しいです!


オプション画面やセーブ・ロード画面等も出来ているのですが、こちらもスクリプトとの兼ね合いでデザインが大きく変わってしまう可能性があるので、こちらはゲームが仕上がってきてからお見せしたいと思います。

タイトル画面も出来上がっていたのですが、前述の通り「痴○」というワードが使えなくなってタイトルも変更する可能性があるので、こちらもまた後日に公開させていただこうかと思います。


上記の作業が完了したことで、ゲームを組み立てるためのシナリオ・イラスト・音声・効果音・その他諸々全て揃いました。

そして、現在はゲームシステムを組み立てていくスクリプトの制作に取り掛かっています。


スクリプトの制作

昨今のゲーム業界ではプロアマ問わず、完全に1からプログラムを組むのではなく、ゲームを作るためのソフトウェアを使用してゲームを制作している所が多いです。

いわゆるゲームエンジンというやつですね。有名所のタイトルだと「ウマ娘や「原神」などは「Unity」というゲームエンジンが、「フォートナイト」や「FF7リメイク」などは「UnrealEngine5」というゲームエンジンが使用されて制作されています。

同人界隈では「RPGツクール」製のゲームが多いですね。その「RPGツクール」もゲームエンジンと言って差し支えはありません。

その中で「Unity」はどんなジャンルのゲームでも制作出来る汎用性がある分制作の難易度が高いのに対し、「RPGツクール」はRPGを作る機能に特化して汎用性が低い分制作の難易度は低い、といったような特徴があります。

どのエンジンがより優れているのか、というものではなく、自分が作りたいジャンルに合わせてゲームエンジンを選ぶことが一番大事になってきますね。


そんなゲームエンジンの中で、ギャルゲーやノベルゲーといったジャンルのゲームを作る機能に特化したゲームエンジンというのも、日本製海外製問わず何種類も公開されています。

これまで当サークルが使用してきたゲームエンジンは「ティラノスクリプト」というものでした。


⇒ ティラノスクリプト 公式サイト


これは完全無料でプログラミングの専門的な知識が無くても扱いやすいので、ゲーム制作未経験の方が初めてノベルゲームの制作を始めるには是非お勧めしたいゲームエンジンとなっています。

……ただ、これまで「ティラノスクリプト」でゲーム制作を続けてきて、これはあくまで個人的な感覚なのですが、「ティラノスクリプト」は一般的なノベルゲームや脱出ゲームのようなシンプルな作りのゲームだと問題ないのですが、当サークルのゲームのようなイラスト差分を沢山表示させるような処理の重い作りのシステムにすると、動作が不安定になる印象なんですよね。

これは前々からどうにか対処したいと思い色々と考えていて、これもいつぞやの進捗報告記事でもお伝えしましたが、今作ではゲームエンジンを変えて「アルテミスエンジン」というものを使用させていただいております。


⇒ Artemis Engine 公式サイト



公式ページでも紹介されている通り、「アルテミスエンジン」は様々なエロゲー会社で採用されています。

このエンジンを使い始めてまだ日は浅いですが、これまで触ってきた個人的な感覚だとスクリプトを組む難易度は少し高めですが、ちゃんとしっかり構築さえすればかなり安定した動作で動くような印象があります。

基本的なシステムを1から構築しなければならないため少し時間がかかってしまいそうですが、どうにか慣れていきたいですね……!


……一応念のため弁明しておきますが、「ティラノスクリプト」が悪い訳ではないですからね!

あくまで当サークルの作りのようなゲームだと処理が重くなる印象があるというだけで、シンプルな作りのゲームなら問題はありません。

チュートリアルも充実していますし、私が初心者にお勧めするなら間違いなく「ティラノスクリプト」を紹介します。

逆に「アルテミスエンジン」はその辺りがちょっと不十分で、初心者には取っつきにくいというのは間違いなくありますからね……。



以上、今回の進捗報告でした!

ついにスクリプトの制作に入り、いよいよここまで来たかって感じですね。まだ不慣れなところはありますが、楽しく集中して制作を続けられてゲーム制作はかなり順調に進んでおります。

このペースなら今月でゲームの基礎部分は仕上がると思うので、ゲームの体験版公開の時期も見えてくると思います。

今は体調もこれまでにないくらい絶好調ですので、引き続き体調管理を万全にしながらゲーム制作をしっかり進めていきたいと思います!

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