九条の会 2021/02/07 10:34

ブロマガでエミリアちゃん第64回の感想ラジオ

毎号エミリア氏が書いてるブロマガに対し私が喋る、という事をやってるので、この波及を楽しんだら良いじゃないかな

エミリアメルマガ:
https://ci-en.dlsite.com/creator/1091/article/429814

原稿:
ブロマガでエミリアちゃん 第64回の感想ラジオです。

どうせクッキー☆だろうから元キャラ知らないけど、この霊夢良いですね、スーツがフェチティッシュだ。
そして過去の号からですが、欠かさずパンツにはリレーのバトンみたいなのが挟まれてるという。なんなんだ。
上じゃなくて下で咥え込む、汚い禰豆子なのか。
そういえば多分自分が割れ文字のフォントを使った頃からだと思いますが、
ずっとこの雑誌風の見だし画像でなんか色々文字フォント使ってるの気付いていますからね、という、ええ。

礼門Z先生寄稿

結構色々立場とか、極論が混ざってごっちゃになってて分かりにくくなってて、
まず発注の際には礼門先生がおっしゃる通り文字数を尺度にする事もあるよね、というのが一つ。

ただこれが「文字が少ない程良い」とか「多ければ良い」を決定するものでは無いよね、ってのが一つ。

そしてエミリア氏などは自分の作品ですから、文字数も自由に決められるという背景があると。
依頼で書く場合は、例えば雑誌とか新聞連載なら○文字くらいって決まってて、それより多くても少なくても
多分怒られるでしょうから。

で私の認識が間違っていたら申し訳ないんですが、
月姫とかはwindowsに入って、PCのゲームというのが大量の文字数を表現できるようになって
その鬱憤を晴らすように長大な物を書いてヒットした、という側面があるかと思います。
これは一人の人間が全編に渡って描いた、という事ですね。

でも時代は巡って、皆割とツィッターとかみるんで、割と短文に馴染んでいるのではないか、
長文きつくないかなぁというのがあるのかもと。
恐らく長文で綴られる物が好きな人も一定居るかと思うんですが、短文を好む人もそこそこ居るだろうな、という事で。
事実まぁ月姫を作った人のプロジェクトであるFGOですが、
礼門先生も前にツィートでおっしゃられていましたが、今や一ウィンドー2行に台詞を収めるみたいですね……
私からしたら信じられないんですが、それがプロには当たり前に要求されるって事でしょうか。

FGO自体も一人の作家が長大な物を描くんじゃなく、かつての月姫みたく絵を背景に長い文章がだっと流されるんじゃなく、
担当も台詞も分割して、戦闘も混ぜて、いわば短いテンポにしていってるという背景がある。
それでも半分は読まれてない、と。
これだけ偉そうに言ってアレなんですが、FGOとか全然やった事無いんで間違いまくってたら済みません。

なのでエミリア氏が自分の創作においては、文章を8割削れ、というテンポを志す分には
別におかしい事ではないのではないでしょうか。
これは依頼の際の基準の話ではなく、創作の際のスタイルの話ですね。
そしてもっと踏み込むなら、長文なら長文が好き、短いテンポが好きなら好きで、
逆に「こういう長文は辛い」とか、「短文はこれだから」みたいな点まで考えたら、
少しは前向きな事が考えられるかも知れないです(なのでエミリア氏も後に、セリフがウィンドーを数行跨ぐのは辛い、みたいに語ってるのかなと)

個人的にこの長文・短文で絡みがちなのが、そのこと自体の良し悪しじゃなく、
コンテンツが増やせるから、という副次的なメリットがあるかなと思います。

奇遇ですが私が今週、庵野秀明氏の引用みたいに語って気付いた事なんですが、
ウルトラマンを初めて見た時、何かぬっとした印象で、何だこれは、みたいに思ったんですね。
思った筈なんですが、でも後にウルトラの母とか父とか知って、いやお前家族おるんかい、
生殖とかするんかい、あんなデカイのに、と。

それでぬっとした神秘性がぼやけた訳ですが、普通に初代ウルトラマンのデザインを担当した人は
そういう風潮をメチャクチャ嫌ってたみたいなんですね。
なんかフィギュアとか売る上で、ウルトラマンの数増やしたいとか、親しみやすくキャラ展開したいとかみたいなしょうもない理由で、
キャラ性の根幹を揺るがすなやと。

ウルトラマンはさすがに古いんで分かりにくいかもですが、ドラゴンボールとかどうですかね、
私はなんといってもアニメで言ったらZまで、鳥山明氏が描いてた頃がDB。
それからすると、なんだ超は、映画みたけどゴッドとかブルーとかしょぼいんだよ、底が浅い、みたいに言いたくなるんですが、
でも周りを見渡すに、超が好きな人も居るし、超が無かったらやっぱりDBは、そのまま残念ながら朽ち果てていくコンテンツだったのかなぁと。

なのでフェーズがあって、初代ウルトラマンのシンプルなストイックな造形美があってこそ、なんだこれはと人を惹き付けて
成功した面もあったでしょうし、でもその後、商業主義として、より広めるぞって時にはやっぱウルトラ3兄弟だったり、
SDのキャラにしてみたりとかが必要なフェーズもあるかも知れない。
怪獣とかも初代では割とダダイズムを意識した、訳分かんない……因果が逆ですがエヴァの使徒みたいなのが多いんですが、
後のウルトラマンだとごてごてした、いかにも怪獣ってのが増えると。
初代ウルトラマンを担当した人からは俗悪の極みかも知れないけど、でもそっちの怪獣のファンも
やっぱ居るんですよね。それがあって、間違いなくファンが増える。

そして数をばーっと増やしてますから、文章に当て嵌めるなら、多くの人に依頼があるだろうってのは
そのフェーズですよね。
一方でこれからヒットを狙う作品は、恐らくごく少ない作家による研ぎ澄ました作品なのかなと。

つまり短く研ぎ澄ます事もある種のフェーズでは必要、
だけど長く続けられる事もある種のフェーズでは必要。
そういう事かと思います。

そして礼門先生は後者の人間なのだろうし、エミリア氏は前者の人間って話かなと。

アーリーアダプターとなる人たちはシナリオも含めて評価します。

という事ですが、アーリーアダプターはそうでも、その前、イノベーターはそうではないってのがミソですかね……
そしてイノベーターを飛ばして、アーリーアダプターは出て来ないんですよね……
(個人的ににじさんじは案件でやってる訳で、普通にアーリーマジョリティ位ではないかな、と思いもしますが)

少ない文字数で同じ面白さを提供するってことですか。大ヒット作家や熟練した小説家や一流のシナリオライターでも難しいことですし、
エミリア様は当然できていませんけど、できたらいいですよね。もしかして自分はできてると思ってます?

という事ですが、エミリア氏がシナリオ会社に入っていて、礼門先生が上司ならこれを言うのは分かりますが、
エミリア氏が自分でやる以上、それを判断するのは礼門先生では無いかなと。
読んだお客さんだよね、って思いますね……

ここも「それを目指そうって話」と「現在出来てる」って話がごっちゃになって分かりにくくなってるんですが。

まぁ長くなったからこれくらいでいいや。

そして今号のネコバ漫画、というかチンチラ&ウフィカーもネタが「誤射」であるという。そういう事なのか。

今週のカオス

あぁそう、AIキャラクターメーカーはまぁこういうの技術ベースでは公開されてたよね、
くらいにスルーしてたんですが、礼門先生もツイートされてて驚いたのですが、
そうか、表情差分に使えば良いのかって。

美少女イラストは限界来たとは思わないかな、
どんどん新しい技術を得て面白い事が出来るようになるんじゃないかと。

AIキャラクターメーカーに似てますが、一枚の顔画像から顔を動かせる奴も最近見ましたね、
URL貼っておきます:

https://dmv.nico/ja/demo/talkingheadanime/

つまりそれが「技術」を見ているのか「文化」を見ているという違いかと思います。
「萌え絵」なんて言葉は表層しか見てない類型的な言葉で、
文化を見てる人は「嫁」って言ったりするんですよね。
萌え絵と捉える人はその枠から飛び出せないでしょうが、
嫁と捉える人にとっては、俺の嫁の可愛さはこんなもので済まない、
もっとあれこれ表現を試していくぞ! と、こうなるんじゃないかと。

ラップで言うと……海外のものも”上手い”人は出るんですが、
結局、革新的なのは黒人がゴリゴリにやってるUSからじゃないかと。
その決定権がある、とも言えるんですが。
つまり海外のはフォロワーで技術ばかり見るんですが、
USはそもそもラップとはなんぞやと、その発祥から見ていますから。
それが文化の本道にある、という事ではないかと思います。
オタクで言ったら、韓国も中国も上手い人多いけど、絵師だけの話じゃなくて、
絵を描く人がいる、それを消費する人がいる、即売会がある、秋葉原っていう街がある、
それ丸ごと全て含めて、文化たり得る……という事ですね(まぁ最近では中国も即売会とか盛んのようですが……)

白くない猫さん寄稿

新人フリーゲームコンテスト、第一回からこれなら大盛況と言って良いでしょうね……
そして第一回が終わった後が勝負だろうな、と少し前に言ったら、
すかさず第二回、なんと今月の中旬にはもう開催! という。

第一回を知ったけど間に合わなかった人を狙い撃ち、という事でしょうか。
このハイペースではきついのでしょうが、まずは正しい戦略だと思います。

やはり111が早いうちから支援してるという事で、目に狂いは無かったんだなあ。
こういう成果があった時はもう厚かましいくらいにアピールしていかないとね……
逆に外した時はスッ……とフェードアウトすべし、なのだ…。

あ、あと、多分来週になるかと思うんですが、この新人フリーゲームコンテスト×111という絡みで、
何か面白い発表があるかなと思います。えへん。

キックスターターで集めたお金をポルノ絵で稼げるようになったよーから返却やというの、
私が見ているのは、この「ポルノ絵で」という所ですかね……

これから世間はますますポリコレ的な、なんか言い返したいけど、
まぁ正論だから反論しにくいな、って風潮が強くなっていくかと思うんですが、
一方でこういう……「汚いけど、実際に力を持つもの」の価値が増すのかなと思います。
そしてそれはポリコレにやられて、あまり表で語られる事は無いのかなと。

ポリコレに対し「そんなこと言ったって、実際に○○じゃないか」って、
美しくは無いけども地に足着いた事を言えるようになる時まで、
違う意味で言えば、その泥の様な美しさが見付けられる時まで、
この流れは暫く続きそうかなあと……

アレンさんコーナー

今週は何か物足りないなと思ったらバスカラさんコーナーがきつねだけであった、代わりに111報告書が何故か長く、
アレンさんコーナーがあるのであった。

アレンさん、ちゃんと新人フリーゲームコンテストの作品をやっておられて偉い。
第二回ではぜひその血塗られた、フリクラ魂を存分に解き放って欲しい……

自分もつい登録者万超えとかに目が行きがちなんですが、野良の……煽り系じゃなく、
作者と上手くやっているようなフリゲ実況の緩やかなコミニティってのは気付きませんでした。

数字にならない物には価値が無いと思い込まされる、
世知辛い世の中やで……

エミリアコラムコーナー

あの、極楽とんぼの片割れ、狂犬などという異名をも取るエミリア氏が、
なんと他者に教えるていでウディタを解説するという。
これが存外、分からないようで分かる線を抑えていて面白いですな。

というかウディタとか触ったのもう一昔前だから、こうして解説されてみて
初めて、そうだったのか、ってなる所もあった。
貴重なのか、これは。

ハードエロスコーナー

一日4時間絵描いたら、まぁまぁ偉いと思いますよ……
自分は毎日、4時間もゲームは作れないなあ……
アフィ感想はトータルそのくらい時間掛けてるだろうけど、まぁ案外毎日はやってないし…。

111さんはその、家族がクソっぽいから…

いきなりdisられたの何で!?
まぁ多分、話の流れを補完すると、111が頑張れる理由、エロス氏が頑張れない理由、として違いを
挙げられた感じでしょうか。
まぁ確かに、本当に独り立ち出来るか決まるって時は、
本当にゲーム制作にもアフィ感想もやってましたね……
時間をどうしてたのか分からないくらい。
若かったのでそれで5年とか6年とかやって、全然運動とかしなかったんで、まぁ最近は腰とか脚とかがイカレた訳ですが……

今回はここまで(後半駆け足になった)

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