九条の会 2021/06/14 15:01

先週発売のDL同人エロゲを語るラジオ(2021/6/06~6/12)

動画:
https://youtu.be/AJIzywjtwnE

先週も色んなタイトルがお目見えしましたね、という事で、
6/06~6/12までに発売された同人エロゲを振り返って行きたいと思います。

ブログ記事版:
https://twitter.com/becomegame/status/1404001967668707328

今週はなんといっても[淫界人柱アラカ~JK退魔師ホラー探索RPG~]がぶっちぎりだったかなと。
発売からまだ1週間、7日間経ってないんですが、今みたところ9400DLという。
価格の方も1割引きで2673円と、なかなかの物ですね。
これは前作の[妻獲り迷宮~シェラリィドの異種姦終身刑~]にしろそうでしたが、今作ではより分かり易く
種々の強調が引かれたな、と感じました。

つまり今のエロRPGというのは色々あるでしょうけども、一つの大きな流れとして、
やはりRPGの形を借りたADVになって行ってる、というのがあるかと思うんですね。
エロイベントを矢継ぎ早に見たい、戦闘とかLv上げみたいな物は億劫、
場合によっては戦闘とか一切なく、最初の街だけで終わっても良い。
これは一般のRPGで考えたらトンデモナイ事ですが、エロRPG、特に女主人公モノなんかだと
受け入れられますし、売れる訳です。

ただ一方で、じゃあもう単なるシコ用のADVで良いじゃんとなるかと言うと、そうじゃない。
その辺りはいま一番きつい位で、一時期商業ADVがそこを集中的にやっていて、
で要は紙芝居じゃんみたいになり、そのカウンターとして、エロRPGに行き着いたって流れがある訳です。
そのエロRPGでさえも結局シコを考えたら実態はADVに向かっていってるんですが、
それにしてもRPGなりの化粧は必要であると。

ここまでがまずエロRPGの基礎的な流れとして、ここに一つ覇を唱えたいとなった時に何が考えられるか。
昨今では一時期に比べエロRPGの絵もだいぶ上手い人が増えて来た、
では文章の方は?
この文章の力、シナリオライターの力というのは商業ADVを紙芝居じゃんみたいに忌避した手前、
本来価値はあるのに、取り上げられて来にくくなっていた所ではある訳です。

そこで本作、前作からなんですが、小説家になろうの18禁版とも言われる
ノクターンノベルから多くの書き手を招いた、と。

ただ、かつての様に一枚絵を背景に長い長い文章を表示させても、
やはり紙芝居へと戻るだけで、
そこにやはり、エロRPGとしての、エロRPGだからこそ出来る仕組みを用意してやらねばならない。

今作はまさに言うなら文芸復古、ルネサーンスの様に、
文章の力という物を見せ付けられる内容、まさかまさか……とイヤな予感がじわじわと
胃の奥からせせり上がって来るような雰囲気であり、
そこからの惨状という語り口がまた素晴らしい訳ですが、
その前の仕組みとして、
サイコメトリー能力を持つ彼氏が、廃ビルに消えた彼女が残したあちこちの記憶を辿る、
そして廃ビルは悪辣な霊の気配にまみれておりホラー演出、
他に主観視点ぽいスチルであちこちをクリックして調べるだったり、
あと彼女を追う立場だったのがゲーム後半では彼女視点の操作、なんて、
ゲームとしても、RPGとしても面白い仕組みに溢れてるっていう下地があればこそ、ってのは忘れてはいけないかなと。

そうしないと、いや結局彼女のバッドエンド集を集めていこうって事じゃん、とまぁ、
そう簡単に切り捨てる事も出来ちゃうかなと思うので。

最近ちょっと多い例なんですが、こんなに凄いお芋が取れたよという話題になった時に、
みんな、そのお芋が凄い、どうしたらウチの国でもこのお芋が取れるだろう、ってなるんですね。
いわゆるヨソの国の○○が凄い、日本も見習え! って奴です。
でもまぁ、立派なお芋が取りたかったら、見るべきはその芋もまぁあるかも知れんけど、
その芋が出て来た所、まず畑を見ようと。
そう思うんですが。

そんな訳で私が震撼するのは、
”文章の力”に需要の隙間があるなと睨み、しかもそれだけじゃなく、ゲームとしての良い要素も作らないとだめだ、
そしてもっと言うと、今回のこの禍々しくも神々しい表紙絵もそうですが、徹底したコンセプトであったりね。
本当に高いレベルで各文章、デザインをまとめた総指揮の方に、もの凄く畏敬を覚える訳です。

一体どういう体制でもの作りをしてるんでしょうかね……、あるいはもう各人の裁量に任せまくっているんでしょうか。

とまぁ、余りに長く語っちゃったので、他の作品はさらりと。

[セラと女神の闘技場]はもう、闘技場モノという一ジャンルが成立しても良い位だと思うんですが、
闘技場で戦って自分の自由を勝ち取らないといけない女戦士、
戦闘中に犯されたりするし、
あとは闘技場には併設して街があって、
売春とかやって、装備を買う為のお金を稼ぐのは自由……という感じですね。
結構前に予告されていましたが、長期の開発のすえに完成に漕ぎ着けられた様で、おめでとうございます。

ちょっと少女漫画の気が強いヒロインみたいな、そんなにエロRPGらしくない絵だったり、
売春の段階の多さ、
慈愛の目つきで客のちんぽを踏みつけるみたいなシチュが体験版でも何か面白かったですね、
あとは闘技場で犯され負けた後の、汚れた子宮チェック……みたいな事まで、
あちこちのエロ発生箇所の多さ……などなど、欲しい所を満たしてくれる気配がありましたね。

[サキュバスが転生したのはショタ勇者!?]、
先週でしたっけ、予告でこれは、みたいに取り上げた奴ですね。
そこで着目していた戦闘画面の横並び感もですが、他にも結構な変わり種感があって、
主人公はサキュバス、つまり女性が転生したショタって事で、
なんというか、中性的ヤリチン感を誇っております。
自らへそピアスにちんぽローターを装着したりと性を貪る事、またその恥ずかしい姿を見せていく事に抵抗ありませんし、
またそんな風に全裸露出した状態なら、
モブキャラのシスターに話しかけたらすぐ肉棒で魅了、
あと普通は会話で説得して仲間にする所を、
即手篭めにして、女戦士を仲間にしちゃったりみたいな変化が起きる。
そして仲間になった女戦士も即全裸可能に。
でこの子は衛兵に見つかって懲罰に犯される……みたいに爛れまくりの旅路となっていく訳ですね。
いま確立しつつある、標準的エロRPGの流れとは少し毛色が異なるってのが、
なにより面白い感覚でしたね。
ただUnity製って事もあり、イチからRPG的なシステムを拵えたからでしょうか、
UIがやや遊びにくいなみたいな所はあったかなと。

あとは[インペリアルハーレム ~さわって堕とすSLG~]も、3300円という価格で数が出ておりますね。
よくあるおさわり……と言っても、
実は最近はこのドラッグしてアレコレする様なのはそんなに無いんで、
ここをちょっと語りたいんですが、まぁそろそろだいぶ長いんで、それはまた別の機会に話すとして。

よくあるおさわりと、しかもそれを日々実行して調教する、調教SLGというのがドッキングだぞと。
シリーズ作品であり、作品を出す度にどんどん豪華になってますね、
今回は三人のヒロインに、おさわりで高めてイベントに入ると、そこでもボイスありのHシーン……?


えーっと、今週来た予告で興味深いものを語る……ってコーナーですが、
これも実は[インペリアルハーレム]のサークルさんで、[援交ファンタジー~愛と勇気と援交で世界を救う物語~]ですね。
そう、新作を発売した直後に、半年先の予定として、
次のシリーズを発表しているんですね。
上がってる構図のスクショがラフだったり、割と間に合わせた感じだと思うんですが、
そこで思うのは、いよいよDL同人も高価格な作品が増え、制作体制も多人数にみたいになってますが、
ではこういった広報の打ち方ってのも、商業流な所から、学べる物は学ぶ必要があるのかなと。

最近はゲームショーの発表とかでも、何か革新的な製品を紹介して、
実は予約は今この発表が終わってからすぐ、受付けております! みたいな事をやりますもんね。
次に繋げていかないと行けない。
特に同人、まだそういった意識が薄い中でそれをやるのは、かなり効果的なのかなぁと。


私のゲーム開発はこんな感じ。
いよいよプログラムのコードがスパゲッティになり、進みがより一層遅くなって来たなと。
震えておる訳です。

[淫界人柱アラカ~JK退魔師ホラー探索RPG~]
https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/i/link/work/aid/gamecome3/id/RJ317690.html

[セラと女神の闘技場]
https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/i/link/work/aid/gamecome3/id/RJ299105.html

[サキュバスが転生したのはショタ勇者!?]
https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/i/link/work/aid/gamecome3/id/RJ320454.html
[インペリアルハーレム ~さわって堕とすSLG~]
https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/gamecome3/id/RJ286695.html

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