茶飲み話53 「マリカ」キャラクター余録(9)
一鉄工房のブログにおこしいただき、ありがとうございます。
管理人のOIGUMO(老雲)です。
さて、「淫魔戦記マリカ」の登場キャラクターに
ついて、ゲーム本編に入りきらなかったエピソードを
紹介する「余録」シリーズですが、今回からは、
敵役の淫魔三姉妹編に突入します。
いや、そんなご大層な内容ではないのですが。
三姉妹についても、書いてみたいことはたくさんあるのですが、
個別のストーリーに関係する話の前に、まず、エロゲの
登場人物として、設計段階のこぼれ話などをしてみたいと思います。
関心のある方は、以下の「続きを読む」をクリックされてください。
(続き)
続きを開いてくださり、ありがとうございます。
当サークルのゲームは、基本的にM視点で楽しむことを前提に
設計されています。ということは、話を返せば、そこに登場する敵は、
必然的にS仕様になります。淫魔三姉妹も例外ではありません。
一言でS仕様といっても、性格にはバリエーションがあります。
みなさんは、どんな言葉や態度で責められるのがお好きですか?
(↑読み手をMと決めつける、失礼な文章)
管理人は、言葉は上品なんだけど、圧倒的な力を持っていて、
からかうように、じっくりと弄ばれるように責められるのが好きです。
はい、変態と呼ばないでください。自覚はありますので(笑)。
「魔法剣士アリサ」に登場した「死の女王」もこのタイプですし、
「被虐闘姫シスカ」の「フェンリル」も、基本的には同じです。
ただ、フェンリルは勝利可能ルートだと、少し性格が変わって
怒りと憎しみを剥き出しにしてきます。バトル中に表示される
敵立ち絵の表情も、ルートによって異なっていたりします。
上記の2つのゲームは、基本的に敵は1人だったので、管理人が
一番好きな性格を当てはめたのですが、「淫魔戦記マリカ」の敵役は
3人です。キャラクターのデザイン段階で、どうしようかと悩んでいました。
長女のララは、基本的には管理人が
一番好きな性格をあてはめました。
怒りや憎しみを前面に出すタイプより、
余裕のある態度の方が、年長者としての
威厳があると考えたからです。
責める手段も「ふたなり」による挿入や
キス、視姦など、管理人の一番好きな
パターンで組んでみました。
次女のリオは、逆に感情を強く出し、
口汚い言葉で、あるいは冷酷さをたたえた
言葉で責めるタイプにしました。
ララとは違う意味での「女王サマ」を
意識して設計してみました。
責める手段は愛撫、SM、汚し系。
かなり人を選ぶ内容もありました。
コメントで「リオが好き」というものも
ありましたので、一部の方には
よかったのかな?(笑)
三女のルンは、「末っ子」のイメージから
少し甘えた、無垢さをイメージしました。
言葉はかわいく、やることはえげつない。
たぶん、責める相手が感じる快感について、
本当は理解していない。そんなキャラです。
あまり性的なイメージをつけたくなかったので、
責めは下僕の触手や道具を用いるスタイルで、
直接、ルンとヒロインが絡むことはありません。
せっかく敵側のヒロインが3人いたので、性格には差をつけようと、
いろいろ頭を悩ませたのを覚えています。
皆様のお気に入りがあればよかったのですが。
それから、完成したゲームを振り返ると、それぞれの攻めのタイプと、
繰り出すH技が、ある程度整理されてまとまった感じがありますが、
設計段階では、これもかなり難儀したのを覚えています。
このゲームはCG素材集でできています。基本CGは立ち絵を除くと
5枚しかありません。最終的には三姉妹の繰り出す技の数は、
基本技、特殊技、全体攻撃技で合計39種(差し分を除く)に
達しましたが、責めのネタをひねり出すのが大変でした。
かなり発想が苦しい技もありましたね(笑)。
あと、ララはふたなり(ペニス)、ルンは触手と大人のおもちゃ、
という責めの系統があり、あとはこれでヒロインのどの部位を責めるか、
つまり、口、胸、膣、尻と、4種に発想が広がりますが、リオの
責めはこうした広がりがなく、1種ずつ考えていくのが辛かったです。
結果として、おしっこ率が異様に高くなりました(笑)。
・・・Mサマ向けのゲームでは、こうした責め手(S)のデザインが
ゲームの魅力を大きく左右する要素だと思いますので、今後も、
妄想を磨いていきたいですね(←ダメな大人です)。
というわけで本日は、「責め手」としての淫魔三姉妹のこぼれ話でした。
今日はこの辺りで失礼します。