ジョーカーについて.2
ジョーカーについて.2
昨日に引き続き投稿です。
ほぼネタバレはありません。
映画、ジョーカーの1番の凄さは何と言っても、日本人が作ったんじゃないか?ってくらいの丁寧な作り込みなんです。
印象深いシーンのBGMはデカいのに、殺人シーンはほぼ無音なので銃声音はしっかり聴こえるという丁寧さ、B級映画ならヒステリックな音楽ガンガンです。
ジャンルはサイコサスペンスだと思うのですが、スプラッタでもなければ、ジョーカー自身にも最初は人殺しは罪だという意識がある。
ただ、いろいろなストレスが重なって人殺しに堕ちていく。
注目すべきは、普通その場合は誰かにそそのかされる事が多いのに(ダースベーダーとか)、1人で勝手に堕ちていく。
しかも、完全に頭が盲目になったり、薬物に溺れるのも違って、正気のままなので堕ちて、彼の理屈もどこか共感できてしまう所が凄い映画なんです。
この映画はクソだという人もいるらしいですが、調教、薬物、催○を使わずにここまで悪堕ちを納得させた作品として観れば、とんでもない完成度なんですよね。
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