深い初代アニメポケモン
深い初代アニメポケモン
ポケモンアニメは今や国民的アニメにまで上り詰めて毎年映画も人気なほどです。
そのポケットモンスターで初期が好きだと言う人はなかなかいないと思いますが実はすごく深い作品なんです。
まず、主題歌の"めざせポケモンマスター"が凄く深い。曲の歌い方も含めてとても深い。
「ポケモンゲットだぜ!」というインパクトのある決め台詞から曲が始まりとても明るい曲だと思いますよね。
確かに「必ずゲットだぜ、ポケモンゲットだぜぃえぃえぃ」の段階ではテンションMAXですが、
「マサラタウンにサヨナラバイバイ…俺はこいつと…旅に出る」から一気に寂しそうな曲調になります。
次に「鍛えた技で勝ちまくり、仲間を増やして次の街へ」
という武勇伝な歌詞の割になぜかテンションが上がらず棒読みに近い歌詞のあとに、
「いつもいつでも上手くいくなんて保証は〜」から一気に歌に感情がこもり、
「あぁ、憧れの〜ならなくちゃ〜なってやる」としつこいほど自分に言い聞かせます。
この歌ってよく聴くとマサラタウンから出る前の夢見がちな落ちこぼれの故郷が恋しい若者が、
夢を追って何とか毎日を必死に生きてる少し寂しい歌を全くわからなく作ってあるんですよね。どちらかといえば現実的な負け組讃歌だと思います。
そして、アニメ本編では全く捕まえれていないと何度も指摘されるシーンが多かったりしますね。あと戦闘シーンが今よりビックリするほど少ないです。
そして、アニメ34話「ガルーラのこもりうた」が顕著なんですが、パロディが凄く初期は多いんです。
34話ではジュラシックパークみたいなストーリーでゲストに「これでいいのです」と連呼するバカボン風のパパ。
挙句にロケット団が超合金で出来たようなメカの頭からコジロウが登場して「ロケットパーンチ!」と拳を発射するんですが、
さすがに目が黄色に光りはするがビームは出さなかっり、パイルダーオン風の操縦はしなかったりは自重したのか上から怒られたんでしょう。
ポケモン初代は比較的オヤジギャグやこういうパロディがてんこ盛りで社会の偏見を買いそうな作品なんですが、お涙頂戴のPTAもにっこりの作品よりは僕は全然好きです。
その後の37話のメタモンの話でサトシは偽物に負けてなぜか異様に落ち込むんですがパロディや二次創作への考え方、
この回ではロケット団がなぜか解決するんですがパロディは悪か?悪こそ正義なのかとかいろんなメッセージ性があって面白いです。
歌の説明で文字数が長くなって後半駆け足でしたが、他にも沢山語れるシンプルながら考察しがいのある実は深い初代でした。
この記事にはコメントできません。