「真ゲッター対ネオゲッター」OP
「真ゲッター対ネオゲッター」OP
最初に言うと"ゲッターロボ"に興味が無くても一見の価値があります。凄いです。
ゲッターロボと言えば地球最後の日が人気だと思うんですが確かに真ゲッターの方が作画はカッコいいんです。
でもネオゲッターは4話しかないからこそ本当に細かい。カメラワーク、パースが素晴らしいです。
特にオープニングが他のゲッター作品所か個人的にアニメ史上トップレベルだと思うんです。
YouTubeにアップされていたので良ければ。
最初に氷山の中から敵の戦艦が出る所からもうカッコいい。砕け散る氷の表現が最高です。
次にビル街の上に戦艦。その上に敵の巨大な影が来ますが魚眼レンズっぽくて不気味さを表現されてます。
次にズー、と敵の戦艦が街に侵攻するカットが恐怖を演出。地味ながら好きなカットです嵐の前の静けさというか。
次に銀座の地下鉄百貨店前に怪獣の足がドーン!と降りるんですが、
その瞬間に目を閉じて転びかけて見上げる市民。この怪獣の足が落ちるシーンも凄く迫力があります。
そしてカメラが上にスクロールし怪獣がニュッと時計前から顔を覗かせるんですがここは映画初代ゴジラのオマージュですね。素晴らしい。
その次にここでやっと主人公の登場。
逃げ惑う人々に逆走するインパクトのあるカッコいいシーン。
逆走しながらもクルリと体を回転させながらすれ違う人は皆主人公を見てるんです。ここの緊張感もいい。
次に全員ではなく逃げ遅れた人の他にも野次馬がチラホラ。怪獣がビルを破壊するのを見てますがリアルですよね。ここの野次馬のカットに作品自体の深さが見えます。
次に主人公のドアップから曲のサビ。
マシンに乗り込む時の上昇もカッコいいですが上昇レバーを両手で握ってるのが細かい。発射前に全員腕組みしてる自信満々感。
少しシーンが飛んで怪獣は化学工場にもう侵攻してます。その横の水面ギリギリを飛ぶゲッター機の作画好きです。
ここまでは完全に特撮ですね。
次に変形シーンですが割と短めに普通のロボットアニメと違い「あ、ここ見せ場じゃないんだ」という感じです。
次に主人公がレバーを引いてパンチしますが、パースがつき過ぎてコックピットがおかしいですが燃える演出ですね。
次にゲッター2のドリルですがここの体の動きが凄くカッコいい。怪獣の背後でカメラが一瞬止まるのも凄い。
次にゲッター3の竜巻が怪獣ごと戦艦のスピードを止める(進軍を止める)
最後に必殺技で敵戦艦を撃ち落とすと、主題歌だけで一艦隊沈めてるんですね。
一番最初の曲冒頭にゲッター1からネオゲッター、真ゲッターの9機をパパパパンと約2秒で見せる所で「見せる気ないだろ」と笑ってしまったんですが、
こだわりが凄く感じられた凄くいいオープニングです。でも絶対に普通に見た人に伝わらない勿体なさがありますね。
ロボットアニメの主題歌に本気で超クオリティの特撮を創る意気込みは流石です。
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