箱の中の猫
箱の中の猫
"シュレーディンガーの猫"という哲学的な言葉がありますがあれは面白いです。
いや、言葉の意味が理解できるから面白いのではありません。
僕は一流大学出なんかでは全然ないので意味はよくわからないのですが、
肝心なのは"結局ネコは死んでいたのか?"を誰も答えてくれないからです。
知らないからです。
「箱の中で猫が生きているか死んでるかわからない箱」と「猫の死体が見える透明な袋」どちらが怖いでしょう。
僕は前者です。
猫が入った瞬間を見ていないなら本当に箱の中に猫が中に入っているかもわからないんです。
なぜなら"死んでるかもわからないくらい静か"なんですから。
本当にただ少し重いだけの箱に「この中には猫の死体が入っているかも」と渡されたら気持ち悪くて仕方ないですよね。
ホラーなんかも幽霊が走って追いかけてくる展開より、
さっきまでメールしてた相手は実はもう死んでるよ誰と話してたの?という展開の方がゾッとしませんか。
具体的な恐怖より"もしかしたら"という妄想の方が何倍も怖いと思うんですよ。
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