デスノートの奥深さ
デスノートの奥深さ
もう連載時から早くも20年が経とうとしているデスノート。
誰しもが1度は読んだ、見た事があるとは思いますが、2回以上読み直したという人は少ないと思うんです。
僕はこういう"いかにも大人っぽい意識高い系"な漫画は好きじゃなかったりするんです。
なぜなら難しく見せて内容はペラペラだったりする物が多いからです。
しかし、この漫画は内容が濃すぎてカロリーが高い漫画なので数話見ただけで「ふぅ」とため息が出てしまうと思います。
改めて見直すと、凄くシリアスな事をやっていながら一周回って馬鹿な内容だったりでギャグにもなっているんですよ。
連続殺人の容疑で家に監視カメラが設置され、(今までなぜ自分の部屋に鍵を掛けていたか)という事に、
「こんな事もあろうかと準備を怠らなかった僕の勝ちだ」
と言いながらイケメンがグラビア雑誌(エロ本)を戸棚から取り出すシーンに
「なるほど、あれなら部屋に鍵を掛ける理由付けになる」
と冷静に分析するLが分析するシーンが改めて見ると完全にギャグシーンなんですよね。
普通に考えてみたらエロ本が見つかってる時点で何だか色々と負けてる気がするんですけど、
"それはデスノートの存在を知られない為のアリバイだったのだ"
と説得力のあるセリフ回し、重厚なイラストで描かれるとシリアスなシーンにしか見えないんですね。
一見すると凄く馬鹿な事をどれだけ真剣にやるかのシリアスな笑い。
これは次作の「バクマン」でもネタバラシされますが、こういう笑いとシリアスさの配分が絶妙なんですよね。
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