大場つぐみさんのずらし表現
大場つぐみさんのずらし表現
デスノート、バクマンという漫画は一時期、一世を風靡したと言ってもいいと思います。
この記事では知っている前提でネタバレ気味に話していきます。
どちらも原作大場つぐみ先生、漫画小畑健先生で描かれたジャンプ漫画ですが、
この2作を知っていて"エロい"と表現する人はいないと思います。
しかし、この作品2つは実はエロさのギリギリを攻めていたりします。
デスノート主人公の夜神月はイケメンで彼女が何人もいるリア充ですが、もし仮にブサイクならデスノートをもっと変な使い方をしたでしょう。
第2のキラ、ミサミサは2ヶ月間も手足と目隠し、拘束されたまま監禁されます。
食事、トイレは全部本編ではカットです。
当たり前ですが目隠しをしたまま食事なんてそれだけで何かのプレイです。
続くバクマンも劇中内、唯一の女性作家として登場する蒼樹紅も登場するたびにセクハラまがいな事をされ、
声優になるのが夢のメインヒロインすら枕営業(表現は違います)をさせられたりといった描写はしっかりと描かれています。
しかし、
デスノート、バクマンがエロい作品だと思う人がいないのは、たぶんそのシーンをわざと面白くないシーンにしてるんですよね。
エヴァっぽいというんでしょうか。
「意味はわからないけど何か凄い」みたいな上級のエロスでありギャグであり、面白さでもある。
小畑健先生は可愛い女の子も描けるんですがおじさんを描くのが凄く上手いんですよね。
おじさん達が孤軍奮闘してる絵面が上手いんですが、これが今時のアニメっぽく全員美少女だったら完全に18禁だろうなってほど、
視点のズラし方というか、エロスのギリギリ一歩手前の魅せ方が上手すぎるんです。
永井豪先生の露骨な全年齢エロスもいいですけど、
この2人のわかった上であえてズラす魅せ方もいいなと思う次第です。
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