お笑いと共通の説明について
お笑いと共通の説明について
バラエティか何かで知ったんですが、
売れない漫才師が1番恥ずかしい瞬間が"自分のネタを解説される"だそうです。
「このネタのボケはこの言葉に掛けていてここが笑えるシーンなんです」
と客に伝わっていないボケを親が解説するのを芸人は非常に恥ずかしいと感じるみたいなんです。
なぜこの話をして芸人志望でもない僕が今だに覚えているかと言うと、この話って創作活動そのものだと感じるんですよね。
絵描きでなくても誰だって自分のイラストを解説されるのは嫌ですし、
馬を描いて犬だと言われるのは嫌です。
かと言って、馬の絵にわざわざ「お馬さん」と書くのは小学生でも恥ずかしいでしょう。
売れない芸人の1番の典型例が、
ネタが面白くない以上に伝わっていない事が原因なんです。
すぐに消える一発芸人が新ネタとして唐突に変顔をするのを見た事がないでしょうか。
創作でもなんでも見た人が情報を受信できるかどうか、そして見た人自身が想像できる余白があるかどうかの塩梅が創作物の面白さですよね。
「幸せいっぱい新婚生活」というタイトルで寝取られモノだったらクレームもので…あれ、普通に面白そう……?
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