初代セーラームーンの完成度
初代セーラームーンの完成度
セーラームーンを全部観ようという今年の最初の目標だったのですが少し揺らいできてしまっています。
何故なら、初期の46話までの完成度が高すぎるからです。
確かに背景のスケッチ感や画風のバラつき、物語の急展開さは多いかもしれないです。
ただ、制作側の苦労やエゴが満載なところが魅力だと思うんです。
第一話が友達のママが怪物に、
第二話は学校の男子が怪物になって、
最終回では王子様が悪の手先になる。
最低限、子ども番組なので描かれていませんが、学校の男子に乱暴されるシーン。
最終回で王子様にレ○プされて必殺技で腹を引き裂くシーンはあった筈なんです。
そもそも、セーラームーンの最初の必殺技が"頭のティアラで敵を引き裂いて真っ二つにする"
という残酷な技なのが最終回の伏線だと思うんですが放送出来なかったんでしょうね。
続編のRは半分まで観たんですが、
初期の敵とは違い"敵の正体は人間"という設定がなくなってしまったんです。
さらに、召喚される敵も多くが女性なので
「男が女の子を虐める番組はいけない」
という苦情があったような感じがします。
理性を保った男性が無理矢理に怪物にされてセーラームーンに襲いかかるからエロスが生まれるのであって、
怪物でしかない女怪物を苦労して勝利するのはまた違うんですよね。
知り合いが毎話毎話、怪物になっていくアニメとしてみると完全にホラーだったりもするんです。
大人の事情でいろんな設定、シーンがカットされたと想像できるのが面白さの1つでもあります。
初期のオープニングの魔法の国だとか仮面がズラリ並んだり、その仮面を被ったタキシード仮面などホラー要素が無数に妄想できそうな作品です。
この記事にはコメントできません。