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2023年 04月の記事 (9)

ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/04/28 08:00

アイアンマンという生き方

アイアンマンという生き方

映画「アイアンマン」を知らない人はいないでしょう。ただ、日本では全く話題にならない作品です。

主人公の背景としてはバットマンとほぼ同じで、
大富豪の跡継ぎが幼少期に両親を亡くして地獄に落ちてヒーローになるという物語。

僕も実際、もう一度見直してみるまでアイアンマンは好きなヒーローではありませんでした。
理由は自己中心的で他人を見下している事を隠そうともしない傲慢なヒーロー。さらに絶対防御のアーマーで危険を犯さないだからです。

ただ、"アイアン"とは鋼のボディを指している言葉ではなく"冷酷な心"を同時に指しているわけです。
だから自分の思い出や栄光には囚われないし、過去に抱いた女性の顔もほとんど忘れているという描写が常にあります。

ヒーローの苦難の1つに自分の正体をどう隠すかがありますが、持ち前の天才的なおしゃべりで弁護士すらいらないほどです。
バットマンはなんだかんだ口下手な部分が多い童貞臭がする人間です。

ただ、完璧すぎる天才"だからこそ"の悩みを描いたのが「アイアンマン」という作品である意味ヒーロー作品ではないんですよね。

彼は執着心がないから愛情もない、
完璧すぎるがくだらないミスが多い、
高級料理よりジャンクフードが好きなど
自己中心的がここまで突き抜けたら清々しいです。

自己中心的で完璧な天才発明家は悪に堕ちるのがセオリーですが、なぜそうならないのかが映画を観ていて納得させられる凄い作品です。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/04/25 08:00

映画「エイリアンシリーズ」

映画「エイリアンシリーズ」

エイリアンシリーズは1〜4、vsプレデターが2作とリメイク作品があります。

初代エイシンの公開が1979年で、
最後のリメイク作品が2017年公開です。

ただ、これだけあって面白い作品は1、2とvsプレデター1のみで後に行くほど面白くなくなってしまいます。

基本的に僕は監督は気にしない派なんですがここまで差が付くと気になって調べてみたら1.2の監督はジェームズ・キャメロンで3以降は違ったみたいです。

単純に映像の魅せ方、設定、緊張感の作り方が天才的なんですよね。
完全に"もうすぐ死にます"という顔したモブキャラのオヤジが雨水で顔を洗うシーンには震えました。
焦らし方が本当に上手いです。

あと、昔の怪物映画の監視カメラって便利だなと思うんです。

今の技術だとスマホですら鮮明な動画が撮れてしまうわけですが、1980年前後の通信映像ではノイズが凄いんです。
それが本当にいい味を出しています。

さらにCG技術ではなくストップモーションを使用していて、ロボコップでも書きましたがストップモーションって気持ち悪いんですよね。

エイリアン2はターミネーター2に匹敵するほどよく似た名作だと思うんですが、
面白さがわかりにくい難しいことをやっている作品です。

怪物映画なのに怪物より人間の腹黒さを魅せたり、キャラの立たせ方が上手かったり地味だけどいい作品です。特に2が好きですね。
最後のリメイクは無いなと思いました。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/04/21 10:00

映画「エイリアン」

映画「エイリアン」

最近になって初めてディズニープラスに加入してみたんですがビックリしました。

自慢ではないですがTSUTAYAに行くとほぼ視聴した作品ばかり、Netflixも Amazonプライムも観た自負がありました。

しかし、ディズニープラスが観たことがないどころか初めて知る作品ばかりだったんです。

ディズニープラスというならディズニーだけかと思いきや、
マーベル作品やスターウォーズシリーズからエイリアンプレデターシリーズまであったんですね。
実はエイリアンはNetflixですら配信がないです。

TSUTAYAのSFコーナーで見逃すはずがないので置いてなかったほどレアな作品の初代エイリアンを初視聴。

観てみた最初の感想は絶対に観るべき1作だと思いました。

何故テレビでの放送が全くなかったのかが一瞬でわかってしまったんですが、

ヒロインの女性の口に中年男性がエロ本を丸めて突っ込んで殺そう(?)という謎のシーンがあったり、
極め付けは、わかりにくいですが映画最後に"エイリアンとエイリアンの生SEX"を目の前でされるというシーン。

いつ襲ってくるかわからないから他人のSEXをガン見しないといけないという地獄。
これを創った作者は良い意味で馬鹿なんでしょうね。

本当に面白いかは人によるでしょうけど1度は観るべき作品だと思いました。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/04/18 08:00

初代セーラームーンの完成度

初代セーラームーンの完成度

セーラームーンを全部観ようという今年の最初の目標だったのですが少し揺らいできてしまっています。
何故なら、初期の46話までの完成度が高すぎるからです。

確かに背景のスケッチ感や画風のバラつき、物語の急展開さは多いかもしれないです。

ただ、制作側の苦労やエゴが満載なところが魅力だと思うんです。

第一話が友達のママが怪物に、
第二話は学校の男子が怪物になって、
最終回では王子様が悪の手先になる。

最低限、子ども番組なので描かれていませんが、学校の男子に乱暴されるシーン。
最終回で王子様にレ○プされて必殺技で腹を引き裂くシーンはあった筈なんです。

そもそも、セーラームーンの最初の必殺技が"頭のティアラで敵を引き裂いて真っ二つにする"
という残酷な技なのが最終回の伏線だと思うんですが放送出来なかったんでしょうね。

続編のRは半分まで観たんですが、
初期の敵とは違い"敵の正体は人間"という設定がなくなってしまったんです。

さらに、召喚される敵も多くが女性なので
「男が女の子を虐める番組はいけない」
という苦情があったような感じがします。

理性を保った男性が無理矢理に怪物にされてセーラームーンに襲いかかるからエロスが生まれるのであって、
怪物でしかない女怪物を苦労して勝利するのはまた違うんですよね。

知り合いが毎話毎話、怪物になっていくアニメとしてみると完全にホラーだったりもするんです。

大人の事情でいろんな設定、シーンがカットされたと想像できるのが面白さの1つでもあります。

初期のオープニングの魔法の国だとか仮面がズラリ並んだり、その仮面を被ったタキシード仮面などホラー要素が無数に妄想できそうな作品です。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2023/04/14 08:00

今と昔のアニメの差

今と昔のアニメの差

平成後期あたりから深夜アニメの放送数が一気に増え、クオリティなども跳ね上がりました。

そのすぐ後にスマホが普及し、ソシャゲという無料のゲームも爆発的に増えました。
それによる声優の急増も関連はあると思います。

本題ですが、今と昔はどちらがクオリティが高いんでしょうか。
一般的にはたぶんほとんどの人が今と答えると思いますが、僕は昔も引けを取らないと考えています。

なぜなら最初に書いた通り、
深夜アニメが爆発的に増えたせいで1作品に掛ける労力に限界があると思っているからです。

無数にある作品に埋もれない為にビジネス的にヒットしている作品にコストを割き、
新作も最低限の大衆受け要素を入れないといけない現代では"原作者のこだわり"というものが入れられないんです。

あの「エヴァンゲリオン」だって旧劇場版では病室で寝ているアスカの寝顔でオナニーするシンジを本当に描いてるのに、
近年のシン・エヴァでは今時のエモい風なハッピーエンドになってしまっています。

「エロは不潔」「暴力表現反対」
など、"ピュアな子ども"みたいな事を言う大人がアニメを観るようになってしまって、
本当の大人なアニメの表現ができなくなったのも理由の1つです。

作画や演出、声優の演技ばかり評価されますが、それ以外の部分の飛び抜けた物は現代の作品には感じないんですよね。

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