Pinky-Snow 2022/12/31 12:24

チエル 肉壁ダンジョン<中編>

チエル
「んん……せん……ぱぁぃ……」

チエルが目を開くと、そこはぼうと不気味な赤い光に照らされた、狭い肉の部屋だった。

チエル
「え……?」

驚いて辺りを見渡すチエル。
手足は肉壁の中にぎっちりと埋もれ、ろくに動かせそうにないない。
おまけに彼女の体には……

チエル
「や、なにこれっ……」



全身におびただしく付着した白濁の粘液。
さらに彼女の股には、肉壁から生えた何かが膣にずっぽりと挿入されている。

チエル
「ちょっなんなんですこれ、またあのへんな夢……!?
 先輩!? センパ―イ!!」

周囲を見渡しながら彼を呼んでも、声が反響するだけで彼の姿は見当たらない。
その上、チエルの目に映ったのは全く別のものだった。

肉壁ゴブリン1
「ヴヒヒヒッ」

肉壁に浮かぶ、あのおぞましいゴブリンもどきのような、それでいて巨大な顔面。
それがチエルの正面と両サイドに一つずつ。
計3つの顔がニタニタと不気味な笑みを彼女に向けていた。

肉壁ゴブリン2
「ヴァハハハ……」

肉壁ゴブリン3
「ヴヒャヒャヒャヒャッ」

チエル
「――――ッ!!!?」

あまりの恐怖で、チエルが喉から言葉にならない悲鳴を上げる。

チエル
(え、なんでなんで!? わたし、さっきまで先輩と一緒にいたハズじゃ……!?
 なんでまたこんな場所に……!? え、もしかしてあっちが夢……!?)

チエルが頭を混乱させる中、目の前にいた肉壁ゴブリンが彼女にぬるりと顔を近づける。

チエル
「ひっ……!?」

薄気味悪い顔にたじろぐチエル。肉壁ゴブリンはそんな彼女と向き合ったまま口を大きく開き、そして。

肉壁ゴブリン1
「バアアアッ……!」

突然、口から緑色のガスを吐きだし、それがチエルの顔を覆う。

チエル
「けほっけほっ……! な、なにこれ……!?」

全身に染みるような甘い香りのガス。
それが顔を包んだとたん、なにやら目の前がぼやけ視界が曇る。

チエル
「んんんっ……!」

再び目を開くとそこにいたのは……。

『チエル……』

チエル
「え、先輩っ……!?」

チエルの目の前に現れた、見覚えのある髪型と、チエル好みのほどよい筋肉がついた細身のシルエット。それは紛れもなく見慣れたユウキの姿だった。
だがそれが顔を上げると……。

肉壁ゴブリン1
「ヴヒヒヒッ!」

チエル
「きゃああああっ!!!」

目の前でニタニタと笑う、ゴブリン顔のユウキ。
驚いたチエルが、はっと現実に戻る。

そこにいたのはユウキではなく壁から生えた巨大な肉壁ゴブリンの顔面だった。

肉壁ゴブリン2
「ヴヒヒヒッ……」

肉壁ゴブリン3
「ヒャハハハッ……」

怯えるチエルを見ながら、不気味な声を上げてケタケタと笑う肉壁ゴブリンたち。

チエルの目の前には、先ほどの緑色のガスを打ち消すようにピンク色の濃いガスが辺りを漂っている。おそらくこれも、肉壁ゴブリンの口から吐き出されたものだろう。

チエル
(なにこれ、どういうこと……?
もしかして私……こいつらに幻を見せられて……?)

チエルがもう一度自分の体を見返す。

肌に張り付いたおびただしい量の白濁液。
それはまだ発射されたばかりのように生暖かく、ねっとりと全身に絡みついている。

さらに足元には、風呂の湯のように湯気を立たせた白い液体が大量に溜まっており、自分の体から垂れ落ちていく精液が、そこにあるもの全て自分に向けて放たれたモノだということを物語っていた。

チエル
(いや……じゃあさっきまで見た先輩とのって全部……?)

チエルが何人ものユウキ達と交わっていた時の記憶を思い返す。

チエル
「あ、あぁ……」

恐怖とおぞましさでガチガチと歯が震えるチエル。
さらに。

ズル、ズル……ズルルッ……!

まるで彼女に追い打ちをかけるように、肉壁にそそり立つキノコのような棒状の物体。

チエル
「――――っ!!」

それが人間のモノを模したペニスだと理解するまでにさほどの時間はかからなかった。それと同じものが四方八方から、チエルに向かって竿を伸ばして近づいてくる。

肉壁ゴブリン
「ヴヒヒヒッ」

チエル
「やっ、こないで……マジキモいっ……! 無理無理、こっちこないでぇっ!」

だが肉壁ゴブリンたちは止まることなく、空間全体を一つの体のようにブヨブヨと波打たせながらチエルへと迫っていく。

そして巨大な舌が彼女の腋や頬を嘗め回し、ペニスの群れがチエルの全身を撫でるように愛撫を始めた。


チエル
「ひゃ、ひゃんっ……!」


パンパンに張った熱い亀頭と、ザラザラとした生暖かい舌の感触。

怯えるチエルを眺めながら、肉壁ゴブリンたちは相変わらずニタニタと笑みを浮かべている。

そんな中、チエルは肉壁の向こうから聞き覚えのある声がすることに気が付いた。

???
「んっ……、ぁん……あぁあぁっ……♡」

普段はクールでダウナー口調だが、不意を突くと時折聞くことができる超激レア萌キャラボイス。それが今はまるでバーゲンセールの様に大盤振る舞いで聞こえてくる。

チエル
「クロエ先輩……!?」

壁の向こう側から聞こえてくる甲高い喘ぎ声。
普段の彼女の声とは似ても似つかないが、付き合いの長いチエルにすぐに判別することができた。

さらに聞こえてくる壁を震わす振動と、大きな生肉をパンパンと強く打ち付け合っているような空気の弾ける音。

クロエ
「んあっ♡はああっ! ああああ……っ♡」

その音に合わせて聞こえるクロエ喘ぎ声から、彼女に何が起きているのか想像するのは容易かった。

チエル
「クロエ先輩、そこにいるんですか!? クロエ先輩!!」

返事はない。

それに聞こえてくる喘ぎ声は、襲われているというよりも、相手を求め自ら快楽を貪るような声にも聞こえる。

クロエ
「んああっ……♡はぁ、はぁっ♡ お願い早く、早くまたアレ、だしてぇっ……♡」

パンパンパンパンパンパンッ!!

だんだん激しくなっていく喘ぎ声と、肉を打ち付け合う音。
それはだんだんと折り重なり、リズムの感覚も短くなっていく。そして。

クロエ
「あっ、きたっ♡んあ、あああああああっ♡♡♡」

ドプッ!! ビュブププププッ!!!ビュププッ!!
ビタタタタタタタッ!!!

まるで大雨の時のような凄まじい水音が、壁伝いに聞こえてくる。

その音に続いて聞こえる、クロエの甘えるような甲高い喘ぎ声。

一体向こうはどんなことになっているのか想像もつかないが、クロエはその後もあんあんと楽しそうに声を出し続けている。

チエル
「クロエ先輩……。ひゃあっ!!」

彼女の身を案じるチエルだったが、今は他人の心配をしている場合ではなかった。

無数に生えた肉壁ペニスがまるでネコのようにチエルの体にじゃれつき、肉壁ゴブリンたちは彼女の体をベロベロと舐め回していく。

チエル
「んっ……! くううっ……!」

薄気味悪い感触に声を上げないよう必死に耐えるチエル。

だが今度は後ろから生えた肉の腕がチエルの胸をわしづかみにし、ぐにぐにと粘土の様にこね回し始める。

チエル
「ひゃうっ……!や、やぁんっ……!」

巨大な肉腕の中で弄ばれ、形を歪めていくチエルの胸。
さらに肉壁ペニスたちの動きも激しくなり、チエルに挿入された肉棒もじゅぶじゅぶと淫らな水音を立ててピストン運動を始める。

チエル
(やだやだ……またこんなワケわかんないバケモノとするの、もうやだぁっ……!)

半べそを描きながら体をくねらせ、魔物を拒絶するチエルだったが、それが反って彼らを喜ばせていることにまだ気づいてはいなかった。

パンパンパンパンッ!!
ずぷっ!ずぷっ!ずぷっ!

肉壁部屋が蠢き繰り出されるピストンがズンズンと重く膣を突き、その度に高く張り出したカリが擦れ、チエルの体へ苦しみに近い程の快感を奔らせていく。


チエル!
(はぁ、はぁ……これマジヤバイかもっ……。こんなので何回もされたらっ……)

見た目の気味悪さとはギャップのある強烈な快楽の嵐に、身の危険すら感じるチエル。

チエル
(これじゃあ私までクロエ先輩みたいに……)

だがさらに動きを加速させ、本能のままに快楽を貪っていく肉壁生物たち。

チエル
「んあっ♡ああぁっ……!!」

数分間にもわたってチエルの体を打つ激しいピストンと、愛撫の雨がチエルを責めたてていく。挿入されたペニスがチエルの中でぶくりと膨れ上がり、そして。

肉壁ゴブリン
「ヴォ、オオォッ!!!」

ビュプッ!!ビュクククッッ!!
ゴポポポッ……!



チエル
「あっ! はああぁっ!!

弾けるように放たれた熱い迸りが、チエルの膣を叩いていく。
それはあっという間にチエルの膣を満たし、結合部から大量の精液があふれ出した。

ドク……ドク……ドク……

チエル
「や……まだ出てる……」

そんなチエルの頭にクロエやユニ、フォレスティエのメンバーたちと犯されながら何匹もの仔を孕まされ、産んだ記憶が蘇る。

あの時と同じなら、2時間もしないうちに彼女の中には新しい命が宿ることになるだろう。幻を見ている間も犯されていたことを考えれば、その時はもっと早くに訪れるかもしれない。

チエルがそんな恐怖で怯えていると、今度は彼女の目の前にまるでヘビのような先を持つ触手が現れた。

チエル
「なに、これっ……!?」

チエル
(き、気持ち悪いっ……!)

チエルの目の前でうねうねと動き回る2本のヘビ触手。

それはまるで狙いを定めるように暫くチエルの前でうねると、頭部を数字の2のような形に折り曲げ、まるでバネが飛ぶようにチエルの胸めがけ飛び込む。



じゅぷっ! じゅぷぷぷっ!

チエル
「ひゃっ! ひゃんっ!」

同時に乳房の先端を包む、ヘビ触手の生暖かい感触。
チエルの視線の先ではそれらが、まるで赤ん坊のように胸を吸い始めていた。



チエル
「ちょ、やめ……っ! ああっ……! 
 そんなに吸ったら、おっぱいとれちゃっ……! あああっ!」


自然の法則を無視した、理解不能な妊娠と出産を何度も経験したチエル達の体は、肉壁生物たちの分泌液による影響なのか、すでに母親としての機能を持ってしまっていた。

胸をしゃぶられる度にチエルは胸の奥から、熱いミルクがこみ上げるのを肌で感じる。

チエル
(いやだ、こんなバケモノにもうおっぱいあげたくないっ……!)



じゅぷっ!じゅぷっ!

ぐにっ! ぐにぃ~っ!

チエル
「や、ああああっ……!」

肉壁ゴブリン2
「ヴォハハハハッ!!」

肉壁ゴブリン
「ヴヒヒヒヒッ!」

チエルの胸をまるで弄ぶように吸いあげるヘビ触手たち。
彼女が声を上げる度、肉壁ゴブリンたちがそれを見てケタケタと嘲笑っている。

チエル
「やっ! なに笑って……ひゃあんっ!!」

ぢゅずずずずずっ!!



チエル
「あああっ……! そんなに吸ったらダメ! おっぱいとれるっ! とれちゃうううっ!!」

胸が円錐形になるほどの力強い吸引にチエルの目に思わず涙がにじむ。
さらに再び胸の奥からこみあげる熱い液体。そして。

チエル
「出る出る、おっぱい出ちゃ……あああっ!!」

プシッ! プシャァァァッ……!



ヘビ触手の口の中で、スプリンクラーの様に噴き出す、チエルの母乳。

母乳を噴出すと同時にヘビ触手たちは彼女の胸へ飛び込み、それをごきゅごきゅとのどを鳴らすように飲み込んでいく。

チエル
「はぁ、はぁっ……マジ、こんなの最悪……」



未だ胸にしゃぶりついたまま母乳を吸い続けるヘビ触手を見て悪態をつくチエル。
だがまだ終わりではなかった。

ズルッズルルッ、ズルッ

体にじゃれついていた周囲の肉壁ペニスたちもより活発に動き出し、再び快楽を貪り始める。

チエル
「やっ……またっ……!」

さらに肉壁がグニグニと全体的に動き出し、先ほどまで横にいた肉壁ゴブリンの顔がチエルの正面へとやってくる。そして。

肉壁ゴブリン2
「ヴォハハハッッ……!」

ヌプププッ!!

その巨大な顔面の下部に生えた一際大きく太いペニスが、一気にチエルの膣へと侵入する。

チエル
「ああっ!!」

肉壁ペニスたちの愛撫と、体を惑わすバケモノの体液によって愛液を垂れ流していた膣はあっという間にそれを飲み込み、チエルは再び肉壁部屋と一つになる。



チエル
「いやああっ! やだ、もうホントやだぁ……っ」

度重なる激しい行為に疲労困憊のチエルだったが、肉壁生物たちはお構いなしに再び腰を振るように空間を震わせチエルを犯し始める。

ズプッ!ズプッ!ズプッ!
パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!

チエル
「あっ!ああっ! あああっ!!」

下から激しく突き上げられ、体を大きくのけ反らせるチエル。
再び全身を電気のような快楽が駆け巡り、頭の中が真っ白になって思考がショートしそうになる。

肉壁ゴブリン1
「ヴォハハハッ!」

肉壁ゴブリン3
「ヴヒヒヒッ……」

悶えながら喘ぐチエルを見て、嘲笑い続ける肉壁ゴブリンたち。

チエルは知る由もなかったが、触覚と聴覚を主とする彼らにとって、メスの喘ぎ声は一番の興奮材料だった。

一度は幻覚ガスを与え、その後彼女に恐怖を与える行為を選んだのは彼らにとって大した意味はなく、たんなる『味変』のようなものに過ぎない。

チエル
「やっ、あああ! あ、ああああっ!」

そうとも知らず突かれる度に甲高い喘ぎ声を出しては肉壁ゴブリンたちを喜ばせてしまうチエル。

興奮した肉壁生物たちはさらなる興奮と快感を得ようと、さらにペニスや舌の動きを早め、彼女をより激しく刺激していく。

パンパンパンパンパンッ!!じゅぷ!じゅぷ!じゅぷっ!!

パパパパパパパパパンッッッ!!!!!!!

チエル
「あああっ♡ ダ、ダメ、それヤバイっ……! 無理無理、やめてぇっ!!」

空間全体が地震の様に小刻みに震え、膣に挿入されたペニスのカリが
中をひっかき回していく。

それはまだ彼女がどのセックスでも味わったことの無い、未知の快楽だった。

チエル
「ダメダメダメダメ!! これ、ホントにあたまおかしくなるっ!!ダメダメ、ダメぇっ!!!」

思考を飲み込むような快楽の濁流に悶えるチエル。

肉壁ペニスたちも限界が近いのかラストスパートをかけ始め、愛撫を一層激しくしていく。そして。

肉壁ゴブリン2
「ヴ、オオォッ!!!!」

ブビュッ!!ビュククククッ!!

ビュルルルルッ!!!! ビタタタタッ!!

チエル
「あっ! あああああっ♡」



声を重ね同時に絶頂に達する、チエルと肉壁生物たち。

膣内だけでなく空間の至る場所からも、チエルに向け真っ白な白濁粘液が次々と放たれた。

ビュプッ!ビュプッ!ビュプッ!
ビタッ! ビタッ!! ビタタタタッ!!

チエル
「ああっ♡ あ、ああーーっ!!」

敏感になった体へ熱い迸りを受ける度、チエルの体がビクビクと震える。

チエル
「はぁ、はぁ、うっ……」

さらにその精液に含まれる何らかの成分が、チエルの思考をさらに削り取っていく。

チエル
(も……もう、やだ……。せん……ぱい……)

だがこれらの行為もまだ、これから彼女の身に起こる出来事の、ほんの序章に過ぎなかった。

パン、パン、パン、パン、パンッ!

チエル
「あ……あああっ……」


――その後もチエルは幾度となく、狭い空間の中で肉壁ゴブリンたちに繰り返し犯され続けていた。


1時間か2時間置きにお腹が膨らみ、トカゲ程の大きさをした仔が何匹か生まれるとチエルから母乳を吸い、しばらくしては肉壁の狭間へと消えていく。

そんなことを数度繰り返しながら、どれくらいの時間が経ったろうか。

パンパンパンパンッ!!

肉壁部屋の中に響く激しいピストンの音。
もう声を上げる気も失せ、チエルはされるがまま彼らに身を委ねていた。

体を揺らされながら、壁の向こうから聞こえるクロエや他の子たち(おそらくアオイやハツネ)の喘ぐ声を聴き、おもちゃのように弄ばれるチエル。

肉壁ゴブリン3
「ヴッ! オオォッ!!」

チエル「んんっ、あああっ……!」

激しいピストンの嵐を越え、再び膣の中で膨らむペニス。
熱い迸りがチエルの中で弾ける。



ビュプッ!ビュプププッ!!ゴポポッ!

ここで目を覚ましてから、十数度目かの射精。
何度出しても一向に勢いの衰えることの無いそれが、再びチエルの中をあっという間に満たしていく。

チエル
「あっ……うぅ……」

一体これまでどれだけの量を吐きだしたのか、チエルの足元にはまるでプールの様に嵩の深くなった精液だまりができていた。

チエル
(もういや、無理……助けて、先輩……)

諦めの中、無にして耐えていたチエルの心がわずかに息を吹き返し、瞳から涙がこぼれる。

ズズズッ……!ズズズズッ……!

再び肉壁部屋が動き出し、チエルの正面に新たな相手が顔を出した。
再びペニスを挿入されるチエル。

その後も肉壁ゴブリンたちは手を休めることなく、壁に生えた肉壁ペニスが全て満足するまで、彼女は延々彼らと交わり続けるのだった。


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チエル 肉壁ダンジョン<後編に続く>

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