第6回「雫とうたかたの部屋」シナリオができるまで　-突然ですが『ゆいいつ、あなただけ』の話です 編-

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■03/23　突然ですが『ゆいいつ、あなただけ』のはなしです

という事で迷走しすぎた第4案を一度寝かせ、
しばらく旧作アップデートをメインに作業する。

……といった日々も過ぎ、
アップデート作業も落ち着いてきたので、
停滞していた京都弁ヒロインの企画を考え直す。

ここで、突然ひらめく。
年の差百合にこだわってるから、
何を作っても『#やえなつ』っぽくなるのではないか。

ここは、以前作ろうとはしてみたけど、
その時はうまく行かなかったアイディアと
これから作る作品を
くっつけてみるのがいいんじゃないか……。
と。

ということで、初代『ゆいいつ、あなただけ』の設定を掘り出してくる。

実を言うと『奥平　唯為理』というヒロインは
当初はまったく別のデザインで、
また、まったく別の内容の作品に
登場する予定でした。

【初代『ゆいいつ、あなただけ』】
・幼なじみで同級生のJK百合
・陰惨でダークな和風ファンタジー
・舞台はダメな方の田舎。おかしな因習とか言い伝えとかがある
・ヒロインは、ウィスパーボイスのダウナー系
・ヒロインは、主人公のことが昔からずっと好き。強く執着してる
・主人公もヒロインの事が好き。二人は両想いである
・しかし、ヒロインは過去の恩から、主人公に『奴○のように扱って構わない』と言い、主人公がこれを拒否しても『自称奴○』をやっている
・なぜヒロインが主人公に恩を感じているのかというと、本来ヒロインが受けるべきだった呪いを肩代わりしたから
・主人公はこの呪いにより、自分をコントロールできなくなることがある
・そんな時、自称奴○としてシュバってきて、助けたり、主人公が自我を取り戻すまで付き合ったりするのがヒロイン

なるほどなるほど。

結構いいじゃないかとも思いますが、
呪いがどうのこうの、とか、奴○がどうのこうの、
というくだりが、あまりにも『サリアのどれい』と
かぶっていたのでボツになったわけですね。

あと、こんな地域ぐるみで呪われているヒロインを
主人公が助けられる気がしなかった。
いや、呪われているのは主人公なんですが……。

ゆる和風ファンタジー、つまり、
人ならざるやばい物の存在を認知している
世界であるにもかかわらず、
周囲の大人がこの状況を黙認しているはダメだろう……。

という事で、自分では抱えきれない気がして
書くのをやめたのでした。

でもなぁ、これ、惜しいですよね。
スケールダウン、ボリュームダウンして、
ちょっと復活させたいですよね。

ていうか、これに似た題材の作品がまだあったな……。
この旧作掘りの旅、明日に続きます。