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2021年 01月の記事 (2)

天然シリコン 2021/01/18 12:47

家で蕎麦を食べない、凍ったドーナッツをかじる、ですが日本語が下手な気がしませんか

こんにちは。冷たいうどん > 冷たい蕎麦 > 温かいうどん > 温かい蕎麦派の者です。ところで年末といえば、料理の基本はさしすせ創味…、ということで創味のつゆを入手いたしました。

私は今まで讃岐うどんのスープを大量に購入して延々と冷凍うどんを食べていたのですが、外の世界もたまには見ねば…の精神で購入したのが、この創味のつゆです。結論を言うと、美味しいめんつゆです。決して讃岐うどんスープの変わりにはならない、めんつゆです…。創味食品は京都の会社なのですが、ここまで関東風味が強い味だったとは…。1Lの量があります。6倍濃縮です。なんとかして倒さなければいけない敵が増えてしまいました…。しかし冷凍うどんはかなり好きなので、今後も食べていきます。冷凍うどん、うどん業界の中ではかなりの上位に組み込むのでは?コストあたりの味の良い/悪いの振れ幅、というのを食品についてよく考えるのですが、冷凍うどん、単価あたりの美味しさMAX度が超レベル高いです(米レベル)。逆に、蕎麦ってどうがんばっても家でめちゃくちゃ上手いレベルのもの入手できなくないですか?嵯峨谷を家で食べたい。超コスパ良い家蕎麦を実現する方法をご存知の方はお教えいただけると幸いです。食事関係、最近発見した手法としては、チョコレートドーナツを冷凍する、という技があります。ミスド等でドーナツをまとめ買いし、冷凍しておきます。朝、ドーナツを取り出し、10分くらい置いてから少し凍ったドーナツをちょっとずつ食べます。絶対健康に悪いですね。おすすめです。そういえば先日ラノベの感想を上げましたが、これ、文章がひどすぎますね。日本語下手くそランキング全国一位の身なのでしょうがないのですが、早々になんとかしたいものです。あの文章、語尾が「面白い」と「気がします」しか無い気がしませんか?あと接続詞が「ですが」しか無い気がするのですが…。脳を全く使わないとこのような文章しか出てこないですね。文章を書いている時に並行して推敲してくれるお姉ちゃんがほしいです。あと、このように、長文が続くと、適度に点を、文章に入れてくれる、お姉ちゃんがいてくれてもいいですね?でも、適度、が難しくて、さっきのでいうと『適度に点を』の前後、に点が、入っているのですがこれって『適度に』の後に点を入れて文を区切ったほうが断然読みやすい気がしませんか?私は脳を舞城王太郎とコーマック・マッカーシーに破壊されてしまったのでこんなふうに文がぐいぐい続いても全然読めるんですけど作者が読めるだけで読者が読めなければその文章って意味なくないですか?全然関係無いことを書くと、適当に登場人物の台詞を書いて、後で読み直すと、「あぁ…、これってあのキャラから影響を受けた文章だ…」となることがありますが、あれを防ぐ方法ってこの世に存在するんですかね?いや、これはキャラクターの創作能力の問題かもしれませんね、キャラクターを創作できる人、自分の文体を持っている人、性癖に芯がある人、このような私に無い物を持っている人を見るとめちゃくちゃ羨ましいですね。物事に対する関心が狭いのでこんな話をぐるぐると一ヶ月に一回くらい書いている気がします。

てんしり

天然シリコン 2021/01/14 22:09

ラノベ読んだよ

こんにちは。ラ・ノーベを読んだので感想を。『日和ちゃんのお願いは絶対』『三角の距離は限りないゼロ』『安達としまむら』『ひぐらしのなく頃に鬼隠し編<上>』を読みました。以下、ネタバレ全開かつブーメラン無視の指摘文を含むので読んでない方 & 批判感想が耐えられない方はどうかブラウザのタブを消してください。切実に…。

三角の距離は限りないゼロ

岬鷺宮先生のSFラブコメです。二重人格のヒロインのどっちとも主人公がいちゃらぶして、さてどうなる?という話です。設定がおもしろいし、ラブコメとしての精度も高いです。二重人格要素を生かした大オチがめちゃくちゃ最高です。

全体的には、文体が適度にペダンティックで面白いですね。池澤夏樹とかレディーガガとかが単語レベルで出てくる。気になるのは出てくるガジェットが全然話の深層に響いてないことでしょうか。『大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨からなる外の世界と、君の中にある広い世界との間に連絡をつけること、(後略)』みたいな池澤夏樹『スティル・ライフ』の上段構えの文章を引きつつも、話の骨子に響いてこない(ように見える)のは、逆に根性がある気がします。

そこまでお勧めするなら…とスティル・ライフを買って読みましたが、『理系村上春樹』ってかんじでクソ面白いですね。こちらはセカイ系ではなくて世界の記述をやっています。ここまで大掛かりに世界を描いてくれるのは他だと磯崎憲一郎ぐらいですかね?ラノベじゃない小説も最近読んでないのでそろそろキャッチアップしないと…。

※些細なことですが、百三十一分で人格が入れ替わるという設定…「131」の意味を回収しましたっけ?読み飛ばしてなければ何も触れてないような…。そういうのもありなのか…。

日和ちゃんのお願いは絶対

セカイ系!!!といことでお勧めいただいたので読。こちらも岬先生。ヒロインの日和ちゃんが『お願い』という『なんでも願いを叶えられる』チート能力を使って世界を救ったり主人公を強○感情制御状態に持っていく話。セットアップがめちゃ面白い。

(以下超ネタバレ注意)ただこれ、構造的に欠陥っぽいのがあって、日和ちゃんの能力が最強すぎて、ストーリーラインとのバランスが少し不整合を起こしている気がします。世界を救う能力を持っているのに、世界崩壊レベルの危機が一切訪れません。日和ちゃんの能力が強すぎるので、速攻で問題を解決してしまって、恋愛と平和とのコンフリクトが起きないんですね。たぶんこの手の話は、「恋愛という個々人の関係の優先度を上げるともっと大切なものがぶっこわれちゃう、あるいは世界の優先度をあげるとヒロインの好きな物が壊れちゃうけどどうする?」っていう話を解決するのが常套手段ですが、その路線を作者が選んでません。これ何がいけないかというと、ヒロインの能力を最強にする意味合いが薄れちゃうと思うんですね。もっとこじんまりとした能力でもその話やれるだろうと。『お願い』で『記憶を消す』という根本ロジックに関わるメイン技を日和ちゃんが持っているのですが、『記憶を消す』だけに能力絞ったほう納得感増す気がします。どうでしょう?(誰に尋ねてるんだ?

あと、このお話人が死ぬんですが、ここで罪悪感ポイント-1点になった後の解消、特に無いんですがこれで大丈夫なんでしょうか?「お前のせいで人死んでるけど普通にお前ら幸せになってるのそれどうなの?」問題ですね。ヒロインはサイコパスなので、「そりゃ…主人公くんも人死んだら怖いよねぇ」…みたいな反応だし。このような倫理プラマイゼロ理論を超えるにはおもちろギャグかハイパーアクションしかないと思うのですが、二人の愛は人命を超えるんですかね?最近ラノベ読む人がここ引っかかるのか、かなり気になっています。(無視できるなら無視できたほうが書く側は楽なので)

安達としまむら

1巻読みました。入間人間先生…西尾文体が抜けてる!!!!と思ったけど、発刊がすでに7年前でした。どれだけ自分はラノベを読んでなかったんだ…。

三章の『安達クエスチョン』は大抵の読者を殺せるんじゃないですかね?一章二章のフリが三章の冒頭にがががっと凝縮されて襲ってきます。長編としてのプロットがここに全振りされているので、一巻にまとまっている体裁とか崩壊しているのですが、このくだりの前にはすべてがどうでもいいですね。そして入間人間先生、文章が上手い!!!!!上手すぎて泣きました。語るぞ!!!
冒頭、ダブルヒロイン二人が学校さぼって卓球した後にぐだつくシーン。

『「風が欲しい」
顔が火照って紅潮した安達が呟く。まったく同感で、開けられない窓を恨めしく見上げた。ここを開けてまうと、色んな人にこの場所とわたしたちが見つかってしまいそうだった』

…これはやばいですね。完全にクオリティが国語の授業の例文です。
閉塞されて熱のこもった卓球場 <--> 百合の秘密の花園感を完全に重ね合わせてきています。しかも『卓球のラリーで体が暑い -> 卓球場に熱が籠もる』と『ふたりのやりとりを重ねる -> 感情の高ぶりで熱が籠もる』まで重なっていて完璧。しかも「風が欲しい」って言ってるのが安達なんだよなあ!なんだこのフリ!うわぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
『微かな高揚感が、わたしに翼を与えた。「飛行機の真似。ぶーーーん」』も好きです。入間人間先生はクリシェ外しを意識的にやりすぎて逆に文章が読みにくくなっている印象がありましたが、ここではちゃんとネタに消化できてますね。すごいです。惚れます。

ひぐらしのなく頃に鬼隠し編<上>

ひぐらし読んだことないんだよな…と恐る恐る読み…全部読み終わったら…これ上巻じゃねぇか!をやりました。富竹は話を先に進めるから偉い!!!というのが今の所の感想です。後ほど下巻を入手します。

おわりに

以上、いかがでしたでしょうか?
商業出版物とM-1決勝はめちゃくちゃな感想を言っても許される風潮があるので、心身に良いですね。みなさんもめちゃくちゃな感想を言うときは、商業出版物かM-1決勝に言っていくのが良いのではないでしょうか。それではさようなら…。



てんしり

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