ウメ畑 2024/09/28 10:00

skeb依頼 杠葉つばき 金ビキニでマッサージ

(勧められた水着を着てみたけど、最近の子は本当にこんなものを着てマッサージを受けるものなのかしら?)
「よくお似合いですよ、お客様」
「そう、かしら? この水着は、その、少し……」

 つばきはそう言うと、自分の身体を見下ろした。
 彼女が身に着けているのは派手に煌めく金のビキニ水着だけで、その記事はとてもマッサージに向いているとは思えないものだった。
 95センチGカップの胸、61センチのしっかりと括れた腰、胸にも劣らない91センチという豊かな桃尻。
 人妻とは思えない見事なスタイルは、日ごろから現役の退魔師として活動している賜物だろう。
 不要な運動など一切していない、実戦で鍛えられた見事なスタイル――しかし今は、その見事な美肢体を金ビキニ一枚という頼りない布切れで隠していることに、黒髪の人妻、杠葉つばきは恥ずかしそうに身を縮めていた。
 普段の凛とした胸を張って立つ姿からは程遠い、前屈みになって少しでも他人から見られる範囲を小さくしようとしている。
 けれどそうすれば、前屈みになったことで95センチの豊満な胸がより強調され、金ビキニで飾られた深い谷間を正面に見せつけている格好になってしまっていることに本人は気付いていないようだ。
 ……街を歩いていたら声を掛けられ、ついつい興味本位でついてきてしまった事をいまさら後悔してももう遅い。

「他のお客様も初めての時は恥ずかしがりますけど、大丈夫。施術が始まれば気になりませんよ」
「そ、そう……」

 施術師の女性にそう言われると、「みんな恥ずかしがるのか」「私のような反応は普通なのか」という気持ちになってくる。
 少しだけ気が軽くなった気がしてつばきの表情から、僅かに緊張がほぐれたのが感じられて施術師の女性も笑みを深めた。
 若い女性だ。
 歳の頃は二十代の半ばほど。
 見事なメリハリのある肢体と見る者に安心感を抱かせる笑顔は十分に美女といっても過言ではない。

(無料マッサージなんて言葉、聞かなければ良かったわ)

 丁度この日、つばきは一日がオフ……仕事が何も無い事も災いした。
 ついつい時間があるからと、無料というのなら初めてマッサージというものを経験してみるのもいいかと思ってしまったのだ。
 そうして案内されたのがこの場所――あまり人目に付かない路地の片隅で経営しているマッサージ店だった。

(まさか、水着を着込んで本格的なマッサージをするお店だったなんて……)

 あれよあれよという間に手続きを済ませ、更衣室へ案内され、水着を渡された時は驚いた。
 「服の上からマッサージをするんじゃないんですか?」なんて聞いたら「ウチはオイルマッサージ専門でして」と言われ、初めてのマッサージが本格的なものと言うのも気が引けて帰るかどうか迷っていたら「せっかくここまで来たのだから、一時間だけ体験してみませんか?」なんて丁寧な口調で誘導されたのだった。

「それでは奥様、こちらのベッドに腰かけてください」
「座るの?」
「はい。まずは身体の調子を調べさせていただきますので」

 つばきはテレビで見ただけの拙い知識で、うつ伏せになって全身を揉んでもらうマッサージを予想していたようだ。
 けれど施術師はつばきをベッドへ座らせると、まずは肩を、そして二の腕や背中を触ってきた。
 ビキニ一枚でほとんど裸と変わらない背部を触られると、慣れていないつばきの肩がビクッと震えてしまう。

「緊張しないでください。大丈夫、変な事はしませんから」
「は、はい」

 つばきはこれが『初めてのマッサージ』だと伝えていたので、施術師の女性は特に気にした様子もなくそう優しく語り掛けた。
 緊張をほぐすように肩を揉むと、人割りとした気持ち良さが上半身に広がっていく。

「随分肩が凝っていますね」
「はい……いつも自分で揉んでいるのですが、あまり効果が無くて……」

 話している間も施術師の女性が、つばきの肩を揉んでくる。
 親指をグッと押し込むように刺激されると、凝り固まった筋肉の奥にある神経まで刺激が徹ってジンッと痺れるような快感に無自覚に背筋を伸ばすつばき。
 緊張で丸くなっていた姿勢が良くなれば胸を突き出す格好となり、95センチGカップ――僅かに垂れた人妻の巨乳が柔らかく揺れながらその威容を強調させた。

「ぁ……ふ、ぅ……」
「少し我慢してくださいね。こんなに肩が凝っていると、お辛かったでしょう?」
「はぃ……ぁ、これ、他の人に揉んでもらうと、こんなに……」
(気持ち良いものなのですね……)

 退魔師という職業柄、娘にも厳しく接しなければならない生き方をしてきたつばきは子供に肩を揉んでもらうという経験も無かった。
 夫は退魔師の血筋と相性のいい家柄という点で選ばれた関係で、確かに彼はとても優しくて好感が持てる……『初恋』を経ての結婚だったけれど、やはりつばきの真面目で実直な性格から甘えるということもできなかった。
 そうして他人から肩を揉んでもらうという経験を一度もしてこなかったつばきは、はじめてプロのマッサージ師から肩を揉んでもらった衝撃に恍惚としていた。
 肩を揉まれる――たったそれだけの刺激で、上半身が蕩けてしまいそうなほど気持ち良い。

「これくらいでどうでしょうか?」
「あ、もう……もう少し揉んでほしいくらい、すごく気持ち良かったです」

 時間にして五分ほどの短いものだったが、しかしつばきは肩を揉まれただけで全身の血行が良くなり、肌がうっすらと汗ばむほど熱くなっていた。
 素直に「気持ち良い」という言葉を使うと、施術師の女性が嬉しそうな笑顔を浮かべる。

「よかったです。少し汗を掻いていますから、水分補給をお願いします」
「はい」

 言われるまま差し出されたジュースを受け取ると、つばきは少しも疑わず口にする。
 柑橘系の酸味と強めの甘さがあるジュースはとても美味しくて、マッサージで身体を火照らせたつばきはつい半分ほどを一気に飲んでしまった。

「あ」
「どうかしましたか?」
「あ、いえ。随分喉が渇いていたみたいですね」
「ええ、なんだか身体が熱くて……」
(暖房が効いているわけでもないみたいだけど)

 つばきは自分の体調の変化を、肩を揉まれて血行が良くなったからと感じていた。
 けれど、実際は違う。
 ――よく見れば室内にあるタオル置きの棚や天井には客からは気付かれにくい角度でカメラが仕込まれていて、室内はうっすらと煙って見えるほど大量のスチームが炊かれている。
 この蒸気には外国で違法とされている興奮剤が混ぜられていて、抑制剤を飲んでいなければ時間の経過とともに精神が興奮してしまう作用があった。
 中毒性もあり、慣れていなければ頭が『バカ』になってしまうような危険なものだ。
 この店ではそんな薬物を薄めて使用しているのだが、運が悪い事につばきはこのテの薬物どころか、普段から風邪薬だってあまり服用しない生活を送ってきていた。
 だからか、施術師の女性が予想していた以上に効果が表れ、たった数分で全身に汗が噴き出してしまっている。

(脱水症状にならないよう、気を付けないといけないわね)

 施術師の女性はそう考えながら、つばきの手からジュースの入ったコップを受け取った。
 このジュースにも外国産の薬物が混入されていて、こちらにも身体が火照ってしまう効果……いわゆる『媚薬』が含まれている。
 感度が上がる煙と媚薬。
 その二つを使えば三十分ほどでマッサージを受ける女性は酩酊したように意識が朧になり、成すがまま。
 そうした様子を撮影して売ればいい稼ぎになるのだ――。

「それでは、次は横になってください」
「わかりました」

 つばきは施術師の言葉を少しも疑わず、ベッドへうつ伏せになった。
 三つ編みに纏められた墨を溶かしたように美しい豊かな黒髪を脇に除ければ、日焼けなど一度もした事のない白い肌と、Tバック状の金ビキニに飾られた大きなお尻が丸出しになる。
 鍛えられたしなやかな背中にはうっすらと筋肉が浮いて見え、36歳の人妻とは思えない大きなお尻はツンと上向いた理想的な曲線を描いて見る者を魅了する。
 95センチの胸はうつ伏せになったことによる自重に潰され、腋から一部がはみ出してしまっている有様だ。
 これまで何十人という女性に対して今回のような施術を行ってきたマッサージ師の女性だが、そんな彼女でも息を呑む美しさ。
 ……ゴクリと生唾を飲み込めば、おそらく別室で撮影している同僚たちも同じように見惚れているだろうと簡単に予想できた。

(こんな上客の相手が出来るなんて、ラッキー♪)

 すぐにいつもの調子を取り戻すと、施術師の女性は軽い調子でそう考えた。

「では、マッサージを始めますね。オイルを使いますので、最初は冷たいですが心配しないでください」
「……はい」

 初めてのマッサージという事もあって、つばきの声が少し緊張に硬くなっている。
 そんな彼女の初々しい反応を楽しむようにうっすらと笑みを浮かべながらゴム製の手袋をすると、女性施術師はまず自分の手にオイルを垂らした。
 まるで蜂蜜のように重く粘り気のある液体だ。
 これもかなり特殊なオイルで、肌が敏感になってしまう効果がある。
 それを直に触らないためのゴム製手袋であり、施術師の女性は粘り気のあるオイルをひと肌に温めて柔らかく変えていく。
 そうして十数秒もすればトロトロに蕩けた普通のオイルと変わらない柔らかさにまで変化する。

「では施術を始めていきます。何か気になることがあれば、何でも言ってくださいね」
「よろしくお願いします」

 つばきが緊張を孕みながら、けれど施術師に信頼を寄せた声で呟く。
 どこか眠そうな……トロンとした声なのは、周囲に漂うスチームと先ほど飲んだジュースのせいだ。
 普段のつばきを知っているなら信じられないような無警戒の声を聞きながら、施術師の女性は自分の体温で柔らかくなったオイルを背中に垂らした。

「……っ……」

 つばきの背中がビクッと小さく震える。
 けれどそれだけだ。

(必死に声を我慢してる。かわいー)

 けれど施術師の女性からすれば、それは初めての刺激に驚き、けれどそれを隠そうとしている反応が丸分かりだ。
 人妻の初々しい反応を楽しみながら、見惚れるほど美しいしなやかな背中へオイルを広げていく。
 触れただけで見た通り、とてもよく鍛えられた背中だと分かる。
 僅かな筋肉の凹凸と、見た目に比べてとても柔らかな触り心地。
 柔らかな筋肉というのはそれだけで極上品だが、36歳という年齢でここまで鍛えられているのは珍しい。
 現役のアスリートも施術したことがある女性は、それに近いと感じた。
 極上の肢体だ。

「ふ、ぁぁ……」
「痛くはないですか?」
「凄く、気持ち良い、わ……もう少し、強くしても大丈夫……」
「わかりました」

 つばきはすでに夢見心地のように蕩けているようだった。
 けれどまだまだ緊張しているのか、オイルを塗り広げる手の平に感じる身体は強張っている。
 しかし、施術師の女性からすれば、その程度の反応はいつもの事。
 彼女たちからすれば緊張している女性の昂っている神経を解す作業など、慣れた事だった。
 ……つまり、『初めてのマッサージ』という状況が気にならないほど気持ち良くしてやればいい。

「では、施術を進めますね」

 彼女は強張ったつばきの反応を少しも気にせず、言った通り施術を進めていく。
 それは卑猥なマッサージを行っているというにはあまりにも普通の、何処にでもあるようなマッサージだ。
 オイルを塗り広げ、適切な力加減で凝り固まった筋肉を揉み解していく。
 丁寧に、丁寧に。時間をかけて、しっかりと。
 ゴム手袋越しとはいえ筋肉の質の違いは簡単に感じられ、硬くなっている所が柔らかくなるように揉むだけだ。
 それはとても自然な施術でしかなく、だからこそ卑猥な雰囲気など一切なく杠葉つばきという女性の精神まで蕩けさせていく。
 肌が敏感になるオイルも、効果があった。
 行っているのは真っ当な施術でしかないのだから、つばきから擦れが効果的に、短時間で筋肉がほぐれて気持ち良くなっていくのが感じられる。
 それによって彼女の緊張は解れ、徐々にその背中から警戒心が消えていく。
 美しい人妻が無警戒に背中を晒すようになったのは、オイル施術の開始からたった数分後の事だった。
 ……周囲に漂うスチームのせいで思考能力が徐々に落ちてきているのも原因の一つではあるが。

「はぁ、ふぅ……ふぅ……」
(身体、熱い……このマッサージ、すご……)

 気が付くと、つばきは額から流れるくらい沢山の汗を掻いていた。
 自分でも感じられるくらい全身が火照っていて、乱れた息を整える事すら困難に感じてしまう。
 全身の血流が速くなったように感じるのも、気のせいではないだろう。
 心臓が興奮したように高鳴り、その鼓動に合わせて更に熱くなった血液が全身を巡って体温が上がっていく。
 先ほど飲んだ媚薬が体内から吸収されて全身を巡れば、指の先まで感度が上がってジンジンと痺れてしまうほどだ。
 そんな火照りを冷ますために深呼吸をすれば媚薬交じりのスチームを肺いっぱいに吸い込んで、つばきの全身が更に燃えるように熱くなる。

「少し強くしますね」
「お゛ふッ!?」

 媚薬に興奮してどんどん乱れていく客の様子を見慣れている施術師は、つばきの身体が完全に『出来上がっている』ようだと判断して次の刺激に移った。
 無防備に晒された背中に対して親指をグッと押し込めば、途端に、つばきの身体がビクッと大きく痙攣してしまう。
 背中の一点、肩こりが酷い箇所の肩甲骨あたりを押しただけ。
 性感帯でも何でもない場所なのに、つばきは口元を枕に押し当てたまま女性らしからぬ低い声を漏らした。

「すみません、びっくりさせてしまったみたいですね」
「い、いえ……」

 施術師が謝罪すると、つばきはすぐに首を横に振った。
 けれどその動きはとても弱々しいもので、むしろそんな反応に一番驚いているのは彼女自身だとわかる。

(な、なに、いまの……? 凄く気持ち良かった……)

 初めて感じた刺激に、動揺が隠せない。
 それが今も震える下半身から見て取れた。

(まだ肩を揉んでるだけなのにお尻を振っちゃってる)

 ベッドの横に立つ施術師からは、そして彼女たちを囲むカメラからはつばきの反応は丸見えだった。
 うつ伏せになっている本人は気付いていないようだが、金色のTバックビキニに包まれたお尻が可愛らしく左右に揺れてしまっている。
 まだオイルを塗っていないのに汗で濡れ光る大きなお尻は魅力満点で、今すぐにでも力強く揉んで形を滅茶苦茶にしてやりたい――そんな衝動を我慢しながら、施術師の女性はいつも通りこれまで何十人もの女性たちへしてきたようにつばきの肩を揉み解していく。

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