キータイプで助けられた人生
落ち着きの無い生涯を送って来ました。
私は極めて落ち着きがなく、何か考えようとしても次の瞬間には別の事を考えてしまいます。
思考が定着しないので、数秒前の文脈はもう記憶の彼方。
だから周囲からはかなりエキセントリックなヤツだと思われていました。
(実際そうなんですけど)
そしてさすがにコレはまずいと思ったので、メモを取る事にしました。
思考が散る前に一回定着させる
いま自分が何を考えているのかの一時バッファを作れば、人並みくらいまでには思考できるようになるのではと考えたのです。
しかしそこはさすが学習障害持ち。私のメモはこんなもんです。いい大人の字がコレなんで、さすがに滅入りますし、何より時間を置くと自分でも何を書いたのか読み取れない事もある程です。
キータイプとの出会い
絶望的になっていた時に、知り合いから英字タイプライターを譲ってもらい、更にPCも使い始め、ブラインドタッチを覚えました。
もともと自閉症スペクトラム的なところもあるので、没頭すると一気に覚えてしまい、数ヶ月で思考の速さでキータイプできるまでにはなりました。
これが本当に助かった
落ち着きのない性格に、キータイプのカチャカチャする感覚が快感となってプラス方向に向いたんですね。
自分が苦手とする部分をPCに肩代わりしてもらう事により、人生少し生きやすくなった。
そんなお話でした。