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我吃西红柿の記事 (1)

依样画葫芦jpn 2021/10/22 17:59

“飞剑问道”摘译(高等日语讲座)

飛剣問道
聊斎志異や西遊記に近い世界観で好きなんですけど、
あんまり中国語の勉強にはならない感じ。

設定

修行は後天、先天、元神の3つの大別され、
後天は十二層に、先天は虚丹境、実丹境、金丹境に三分される。
後天十層で叩開仙門と呼ばれ、ここから対妖怪の仕事人的な扱いを受ける。

人物紹介

秦云
主人公。妹の仇を討つために、15歳から6年間武者修行の旅に出ていた。
秦烈虎
主人公の父。広陵の三人の守備隊長の一人。主人公の妹が人柱に選ばれた時に片腕を失った。
謝霜(小霜,尘霜姑娘)
主人公の幼馴染で妹分的存在。
伊萧
神霄門の女道士で、五雷法の使い手。崑崙州の伊氏という名家の出。
温冲
広陵の郡守(その後栄転)の息子。伊萧のいとこ。
洪九(洪凌通)
広陵の洪家の庶子。推算と陣法のスペシャリスト。
元符宫主
江州景山派の老道士。
红玉道人
散修の女道士。豪快な性格。
龙小莲
東海の蛟竜の少女。伊萧の妹分。
傅思卓
秦云の旧友が拾った魚妖の少女。蛟竜王の隠し子。
孟一秋
主人公が百年の夢の中で乗り移った剣士。
绿色的是我看不懂的。(緑色は分からない部分)

第二十二章 伊萧

“秦云兄,就几滴毒液飞溅,他们就化作脓水了?”温冲忍不住道,“妖怪什么时候这么厉害了?”
「秦雲殿、たかが数滴毒液が飛び散っただけで、彼らは膿汁になったのですか?」
温衝は耐えかねて言った「妖怪は何時こんなに恐ろしくなったのです?」
“你见过多少妖怪?”秦云说道。“见的不多,可听说过很多。”温冲连道。
「どれだけ妖怪を見たことがありますか?」秦雲は言った。
「見たのは多くありませんが、聞いたことはたくさんあります。」温衝は続けて言った。
“没高手在身旁,尽量离妖怪远点吧。”秦云没多说,
「傍らに高手がいないなら、出来るだけ妖怪から離れていなさい。」秦雲は多言せず、
且走向远处已经被打捞上来的妖怪尸体,三头妖怪都已经现出原形。
遠くの已に引き上げられた妖怪の死体へ向かった、三頭の妖怪は已に原形を現わしている。
那位淡青衣袍女子就站在那,手中抓着一根树枝,拨弄着妖怪的尸体,仔细观看着。
あの淡青色の袍の女子はそこに立って、手中に樹の枝を持って、
妖怪の死体をつつきまわしては、仔細に観察している。
而秦云走过去,则是正式拱手道:“在下秦云,谢道友援手之恩。”
秦雲は近寄っていくと、きちんと拱手して言った
「それがしは秦雲、道友の手助けに感謝いたします。」
“我也不是帮你,只是救无辜百姓。”淡青衣袍女子也没抬头,而是仔细看着妖怪尸体。
「私はあなたを助けたのでなく、無辜の百姓を救っただけです。」
淡青色の袍の女子は頭を上げずに、仔細に妖怪の死体を見ている。
“这些都是魔仆。”秦云则说道。
「これらは皆魔僕です。」秦雲は言った。
“哦?”淡青衣袍女子这才抬头看向秦云,惊讶万分道,
「え?」淡青色の袍の女子はここでやっと頭を上げて秦雲を見、かなり驚いて言った、
“我曾在典籍中看过记载,怀疑它们可能是魔仆,可这还是第一次见到。”
「かつて典籍中で記載を見たことがあるので、
 魔僕かもしれないと疑ってはいましたが、初めて見ました。」
“魔仆的确罕见,我游历天下,还是在北地边关见过。”秦云说道。
「魔僕は確かに稀です、私は天下を遊歴して、北地辺関で見ました。」秦雲は言った。
淡青衣袍女子点头,随即才反应过来,连道:“我姓伊,见过秦兄。”
淡青色の袍の女子は頷くと、それからやっと反応して、急いで言った
「私は姓は伊、はじめまして秦殿。」

第二篇 第十章 威胁?

“墨台家来求宝?”美妇人红玉道人眼睛一亮,
「墨台家が宝を求めて来たって?」美婦人紅玉道人の眼が輝いた、
“走走走,快去瞧瞧,秦云那小子见识少,别被墨台家给蒙了去。”
「さあさあさあ、行って見てみよう、秦雲の奴は見識が少ない、墨台家に蒙まされてはいかん。」
“好。”伊萧也陪同。二人并肩朝秦云的小院走去。
「はい。」伊蕭も同伴した。二人は肩を並べて秦雲の小院へ向かった。
当走到院外时,便听到里面传来的怒气声:“秦云!你这是不给我墨台家脸面了?”
院外に到った時、中から伝わってくる怒りの声が聞こえた
「秦雲!貴様は我が墨台家に面子を与えない気か?」
“墨台兄,不弄清楚这怨气来由,恕不能给你墨台家。”秦云道。
「墨台殿、この怨気の由来を明らかにしないうちは、
 墨台家にお渡しできないのをお許しください。」秦雲は言った。
“怎么回事,怎么吵起来了?”美妇人红玉道人有些惊讶,
「どういう事だ、なぜ騒いでいるんだ?」美婦人紅玉道人は些か驚いて、
在院门口的仆人阿贵连道:“二公子在里面接待贵客,不能进去。”
院の入り口にいる僕人の阿貴は慌てて言った
「二公子は中で賓客を接待しておられます、入ることはできません。」
“你让开吧。”美妇人红玉道人一挥手,仆人阿贵便踉跄着连往后退去。她和伊萧一同入内。
「退きなさい。」美婦人紅玉道人が手をひと振りすると、
僕人阿貴はよろめいて後ろに退いた。彼女は伊蕭と一緒に中に入った。
便看到墨台朗和老者已经起身往外走了,脸色都不好看,墨台朗更是喝道:
すると墨台朗と老人が已に立ち上がって外に向かっているのが見えた、
顔色は醜く、墨台朗は叫んで言った
“秦云,你可真厉害,连我墨台家都不放在眼里,好,我墨台家,记下了!”
「秦雲、貴様はひどいな、我が墨台家すら眼中にないとは、
 よし、我が墨台家は、覚えておくぞ!」
秦云见状也暗叹:“看起来墨台家势在必得,
秦雲は状を見て暗嘆した「見たところ墨台家は是が非でも得たいようだ、
可如此大怨气,不弄清楚就卖掉,后患无穷……墨台家越是不说清楚来历,就越加不能卖。”
 だがこの如く大きな怨気、明らかにせずに売却すれば、後患は無窮……
 墨台家が来歴をはっきり言わなければ言わないほど、ますます売ることはできない。」

第三篇 江州烟雨 第二章 神霄门大师兄

“我就知道二月二十五这天,姐姐你一定在这。”这龙女又看向秦云,眼睛放光,
「二月二十五日のこの日、姉さんは必ずここにいるって私知ってるよ。」
この竜女は秦雲の方を見て、眼が光を放った、
“不过姐姐,过去二月二十五这天,你都是一人在这。今日竟还多了一位?这位可是我的姐夫?”
「けど姉さん、過去二月二十五日のこの日は、いつも一人だったのに。
 今日は一人多いなんて?こちらはわたしのお義兄さんかしら?」
在一旁的秦云,本来还面带微笑,闻言顿时惊愕住了。
傍らの秦雲は、もとは面に微笑を浮かべていたのが、これを聞いて驚愕した。
“你说什么呢。”伊萧也忍不住脸红,连道,“这是我好友秦云。”
「何言ってるの。」伊蕭もたまらず顔を赤くして、慌てて言った「この人は友人の秦雲よ。」
“哦,好友啊!”龙女怪笑着。伊萧无奈,对秦云道:
「おー、友人ね!」竜女は怪しげに笑っている。伊蕭は仕方なく、秦雲に言った
“我给你介绍下,这位是来自东海水族‘万蛇谷’的龙妹妹,
「紹介させて、この子は東海水族‘万蛇谷’から来た竜の妹、
她是万蛇谷三谷主之女,名叫龙小莲,今年才十八岁,还小的很,其他都好,就有些喜欢胡闹。”
 彼女は万蛇谷三谷主の娘で、名前は竜小蓮と言って、今年で十八歳、
 まだとても若くて、他は良いんだけど、ふざけるのが少し好きなの。」
“我可一点都不胡闹。”龙小莲一双大眼睛,很亮,仔细看着秦云,
「私ちっともふざけないもん。」竜小蓮の双つの大きな眼は明るく、仔細に秦雲を見ながら、
“看起来普普通通嘛,没看出哪里厉害。”
「見たところ何の変哲も無くて、どこも凄くなさそう。」
“小莲,我们该走了。”旁边老者低声道,“景山派的人,还在等我们。”
「小蓮、そろそろ行きますよ。」傍らの老人が低い声で言った、
「景山派の人が、我々を待っています。」
“哦。”龙小莲点头,连道,“姐姐,我去忙正事!
「おー。」竜小蓮は頷いて、言った「姉さん、急いで仕事に行ってくるよ!
忙完正事再来找姐姐,我可是难得出东海,得好好在人间看看,见见人间的繁华呢。姐姐你可要陪我。”
 仕事が終わったら姉さんを探すから、せっかく東海を出たんだもの、
 ちゃんと人間界を見て、人間界の繁華を見聞しなくっちゃ。姉さんも付き合ってよ。」
“好好,你先忙你的吧。”伊萧笑道。
「はいはい、先ず自分の仕事をなさい。」伊蕭は笑って言った。
“嗯,我专门和人族修行人定的今天见面,就在旁边的‘云湖楼’,刚好忙完正事来陪姐姐。”
「うん、わたしは人族の修行者と今日会うことになってるの、
 傍の‘雲湖楼’で、仕事が終わったら姉さんに付き合うよ。」
龙小莲嬉笑着,随即看向秦云,
竜小蓮は笑いながら、すぐに秦雲の方を見て、
“秦云,我姐姐可是仙女般的人物,我在东海,也没见过比姐姐漂亮的呢。
「秦雲、姉さんは仙女みたいな人で、私は東海で、姉さんよりきれいな人は見たことがないよ。
你要是喜欢我姐姐,可得抓住机会,尽快成为我姐夫。否则,姐姐就会被抢走啦!”
 もし姉さんが好きなら、機会を掴んで、すばやく私の義兄さんにならなくちゃ。
 じゃないと、姉さんは取られちゃうよ!」
“别废话,快忙你的去。”伊萧脸红一直未消。
「無駄口はやめて、早く仕事に行きなさい。」伊蕭は顔を赤らめてずっと戻らない。
“你们人族就是麻烦,我们水族,喜欢就直接说了。”
「君ら人族はめんどくさいなぁ、私ら水族は、好きなら直に言うよ。」
龙小莲嘀咕着,朝秦云眨巴下眼睛,转头就和旁边老者一同朝不远处的云湖楼走去。
竜小蓮は呟きながら、秦雲にウインクすると、
振り向いて傍らの老人と共に遠くない所の雲湖楼に向かって行った。

第四篇 第二十二章 星空藏宝

“秦云?”伊萧露出喜色,连飞奔过来,同时也收起护身法宝,
「秦雲?」伊蕭は喜色を露して、すぐに飛んでくると、同時に護身法宝を収めた、
“怎么这么巧,你我能碰到?”秦云笑着点头:“对,就这么巧。”
「どうしてこんなに上手い具合に、私とあなたは会えたのかしら?」
秦雲は笑いながら頷いた「うん、上手い具合だね。」
在后面的洪九摸了摸鼻子,暗道:“巧个屁,都是我算出来的!”
後ろの洪九が鼻をさすりながら、こっそり言った
「何が上手い具合だ、全部私が算出したんじゃないか!」
“当然你我能相见,洪九兄也是帮了大忙。”秦云和伊萧在一起,也心中松口气。
「もちろん僕と君は会えたけど、洪九殿も大いに手伝ってくれたよ。」
秦雲は伊蕭と合流して、心中ほっとした。
“谢洪九兄了。”伊萧也看着洪九。
「ありがとうございます洪九殿。」伊蕭も洪九を見ている。
“应该的,应该的。”洪九连道。
「当然のことです、当然のことです。」洪九は慌てて言った。

第五篇 第十七章 龙后

“呼雷大将军,先天实丹境的妖怪,我听说过你。”
「呼雷大将軍、先天実丹境の妖怪だな、聞いたことがあるぞ。」
秦云看着这呼雷大将军,“是你派遣那个蟹将军要杀这小鱼妖的?”
秦雲はこの呼雷大将軍を見ながら、
「お前があの蟹将軍を派遣してこの小魚妖を殺させようとしたのか?」
“不是我,不是我。”呼雷大将军连摇头,否认的干脆利落。
「私じゃありません、私じゃありません。」
呼雷大将軍は慌てて首を振って、きっぱり否認した。
能修行到这般境界,都不傻。蟹将军死了!
このような境界まで修行できるなら、皆馬鹿ではない。蟹将軍は死んだ!
小鱼妖就在秦云身后,旁边的坟地有一墓碑,墓碑上可就是‘傅青’的名字。
小魚妖は秦雲の身後に在って、傍らの土饅頭には墓碑があり、墓碑上には‘傅青’の名。
呼雷大将军哪里还猜不出……这个秦云和傅青关系不一般。
呼雷大将軍にどうして推測できないことがあろうか……この秦雲は傅青と関係が並みでないと。
“不是你?”秦云皱眉。“不信,你问问这小鱼妖。”呼雷大将军连道,
「お前ではない?」秦雲は眉をひそめた。
「信じられないなら、この小魚妖に訊いてみて下さい。」呼雷大将軍は続けて言った、
“一直都是蟹将军在带领妖怪追杀她,我可没追杀,我若是追杀,她哪里能活到今天。”
「ずっと蟹将軍が妖怪を率いて彼女を追殺していて、私は追殺していません、
 私が追殺していたら、彼女はどうして今日まで生きておられましょう。」
秦云看向小鱼妖傅思卓。小鱼妖犹豫了下:“我之前是没见过他。”
秦雲は小魚妖傅思卓の方を見た。
小魚妖は少しためらって「これまで彼を見たことはありません。」
“那蟹将军,怎么说是你指使他的?”秦云又道。
「では蟹将軍は、どうしてお前が指図したと言ったのか?」秦雲はまた言った。
“冤枉啊。”呼雷大将军连道,
「濡れ衣ですよ。」呼雷大将軍は続けて言った、
“我等都是奉命行事,只是我们三个都不太愿意冲杀在前,倒是蟹将军最是用心。”
「我等は皆命を奉って行動しておりまして、我々三人はあまり前線に突撃したくなかったのですが、蟹将軍が最も熱心だったのです。」
“谁命令你们的?”秦云问道。呼雷大将军脸色变了,猎将军、虾将军也不敢吭声。
「誰がお前たちに命令したのだ?」秦雲は問うた。
呼雷大将軍の顔色が変わった、猟将軍と蝦将軍も声を上げようとしない。
“你们三个都不知道?”秦云问道。
「お前たち三人とも知らないのか?」
“我们,我们不知,不敢打听。”猎将军、虾将军脸色发白,他们怕秦云,也怕龙后!
「私ども、私どもは知りません、敢えて尋ねもいたしません。」
猟将軍と蝦将軍の顔色が白くなった、彼らは秦雲が怖かったが、竜后も怖かった!
这事本就是隐秘之事,不能公开!龙后的霸道……就是蛟龙王都无可奈何。
この件は元々秘密の事で、公開できない!竜后の横暴は……蛟竜王にもどうしようもなかった。
“我,我也……”呼雷大将军都要哭了。
「私、私も……」呼雷大将軍はもう泣きそうだ。
“他们两个手下不知道,你这个大将军,总有人命令你吧?”秦云似笑非笑看着呼雷大将军。
「手下の彼ら二人は知らなくても、お前は大将軍、お前に命令する人がいるだろう?」
秦雲は笑うようなそうでないような顔で呼雷大将軍を見た。
呼雷大将军无奈道:“秦公子,我说了,你可千万别说是我说的。”
呼雷大将軍は仕方なく言った
「秦公子、私が言っても、くれぐれも私が言ったとは言わないでくださいよ。」
“说,不说,现在就杀了你。”秦云冷声道。
「言え、言わなければ、今すぐお前を殺す。」秦雲は冷たい声で言った。
“龙后!”呼雷大将军连道,“是龙后吩咐的,他们两个也知道,蟹将军也知道。”
「竜后!」呼雷大将軍は続けて言った、
「竜后が言い付けました、彼ら二人も知っています、蟹将軍も知っています。」
猎将军、虾将军二人都头疼无奈。
猟将軍と蝦将軍の二人も頭が痛くて仕方ない。

第六篇 第四章 真相

“早上离家时,不是害得你废掉了一张道符么,
「朝家を出た時に、君に道符を一枚無駄にさせてしまったじゃないか、
这回来自然得小心点。否则再废掉你一张道符,萧萧你怕要跳了。”秦云连解释道
 帰りはもちろん少し気を付けないと。でないとまた道符を無駄にさせてしまって、
 蕭蕭、君は恐らく跳びあがることになるから。」秦雲は慌てて釈明した。
“算你知趣。”伊萧笑了笑,随即对外喊道,“玉竹,准备些饭菜,我和老爷要用。”
「それなりに気が利いているわね。」伊蕭は笑って、すぐさま外に呼びかけた、
「玉竹、食事を支度なさい、私と旦那様が入用です。」
“是,夫人。”园外一直候着的丫鬟连应道。
「はい、奥様。」園外でずっと待機している女中がすぐに応えた。
如今秦家也是天下名声赫赫的大家族,秦家主人也就是‘秦云’了,平常或者伊萧代为出面!
今や秦家は天下の名声赫赫たる一族で、
秦家の主人は‘秦雲’で、平常は伊蕭も代わりに応対するかもしれない!
毕竟值得秦云、伊萧这一身份出面的,一般都是景山派、朝廷、道家佛门圣地、四海龙族等各方。
畢竟、秦雲や伊蕭という身分が応対するに値するのは、一般に
景山派、朝廷、道家仏門聖地、四海竜族等の各方である。
秦云的父亲母亲都是没叩开仙门的凡人,也没法处理这等事。
秦雲の父親母親は叩開仙門していない凡人で、これらの事は処理できない。
府里,也都称呼秦云为‘老爷’,称秦烈虎夫妇为‘老太爷’‘老夫人’了,母亲常兰也五十五了,父亲秦烈虎更是过了六十。
府では、皆秦雲を‘旦那様’と呼び、秦烈虎夫婦を‘お父様’‘お母様’と呼んでいる、
母親の常蘭も五十五歳、父親の秦烈虎はもう六十を過ぎている。
吩咐了饭菜后,伊萧问道:“云哥,你这一大早就出门,晚上天黑才回来,出去忙什么了?”
食事を言い付けた後、伊蕭は問うた
「雲さん、朝一番に出かけて、夜暗くなって帰ってくるなんて、何しに行ってたの?」
“这可是一件大事,听我细细和你说。”秦云说道。
「これこそは一大事、詳しく話してあげるから聞きなさい。」秦雲は言った。
“对付妖魔?”伊萧猜道。“你只管听就是了。”秦云说道。
「妖魔の対応?」伊蕭は推測して言った。
「君は構わず聞いていればいいから。」秦雲は言った。
“好好,我听,你说。”伊萧无奈,“还卖关子。”
「はいはい、聞くから、言いなさい。」伊蕭はどうしようもない、「勿体ぶるんだから。」

第七篇 入道 第一章 成年礼

“云哥,我有些担心。”伊萧端着酒杯。“担心什么?”秦云笑道。
「雲さん、少し心配なの。」伊蕭は酒杯を捧げている。「何が心配なんだい?」秦雲は笑って言った。
“你之前说了,一梦百年,梦里和真的一样,方才能够修行。”伊萧低声道,
「あなた前に言ったわ、一夢百年、夢の中は現実と同じで、ちょうど修行ができる。」伊蕭は低い声で言った。
“可这样的话,云哥你就好像真正多活了一百年,一百年,太久了!
「ということは、雲さん、あなたは本当に百年多く生きるようなもの、百年、長すぎるわ!
你我也才三十多而已。从梦中醒来,云哥你会不会对我都生疏了,甚至都不要我了……”
 あなたと私はまだ三十数歳。夢から覚めたら、雲さん、あなたは
 私と疎遠になっているかもしれない、むしろ私は要らなくなっているかも……」
秦云走到妻子身旁,轻轻拥抱住妻子,笑着低声道:
秦雲は妻の身傍に寄って、軽く抱きしめると、笑いながら低い声で言った
“放心吧,你丈夫可是天下第一剑仙,入道都有望。仅仅百年梦中修行,岂能动摇我心?”
「安心して、君の夫は天下第一の剣仙、入道の望みもあるんだ。
 僅か百年の夢の中の修業が、どうして僕の心を揺るがせよう?」
“若你真对我无情。”伊萧看着秦云,“哼,我就先用神霄雷劈你,再回神霄门,让你想见我都见不到。”
「もしあなたが本当に私に無情だったら。」伊蕭は秦雲を見ながら、「ふん、
 先ず神霄雷であなたを劈いて、神霄門に帰って、私に会いたくてももう会わせてあげないから。」
“神霄雷劈我?娘子,也太狠了,谋杀亲夫么?”秦云瞪眼。
「神霄雷で僕を劈く?おまえ、ひどすぎるよ、夫を殺す気かい?」秦雲は睨んだ。
“就看你一梦百年,闭关出来后对我怎样了。”
「あなたが百年夢見て、閉関から出て来た後に私にどうするか見ることにするわ。」
“放心,一出关,我就拉你进屋。”秦云道。“拉我进屋,干嘛?”伊萧疑惑。
「安心して、出関したら、君を部屋に引っ張り込むから。」秦雲は言った。
「部屋に引っ張り込むって、なぜ?」伊蕭は戸惑った。
“当然是修阴阳互补之术。”秦云感慨,“孤阴不生,独阳不长,天地阴阳才是正道。”
「当然陰陽互補の術を修めるのさ。」秦雲は感慨して、
「孤陰生ぜず、独陽長ぜず、天地陰陽こそが正道。」
“说什么呢。”伊萧脸微红。
「何言ってるの。」伊蕭は顔を僅かに赤らめた。
都老夫老妻了,而且梦里和真的一样,得憋百年呢。
「もう老夫老妻な上、夢の中は現実と同じで、百年も堪えないといけないのに。」
秦云连说道,“我容易吗?”伊萧捂嘴笑起来。
秦雲は続けて言った、「僕にとって容易いことかい?」伊蕭は口を押えて笑い出した。

第七篇 第四十九章 代价

夏侯真银发都凌乱,盯着秦云:“孟一秋,没想到你现在都能破碎虚空了。”
夏侯真は銀髪を振り乱して、秦雲を見ながら
「孟一秋、お主が今もう破砕虚空できるとは思いもよらなんだわ。」
“还没有,只是破开一道缝隙而已。”秦云摇头。
「まだ、ただ一筋の間隙を開いただけですよ。」秦雲は首を振った。
“可你才多大,五百年寿命,你修行至今都不足五十年!”夏侯真咬牙切齿,
「お主いくつじゃ、五百年の寿命で、修行は今まで五十年足らずであろう!」夏侯真は歯ぎしりして、
“你现在都能破开一道缝隙,再进些许,就能完全破碎虚空白日飞升!
「今もう一筋の間隙を開けるのじゃから、
 さらに幾許か進歩すれば、完全に破砕虚空白日飛昇出来るではないか!
你有天下无敌的实力,却根本懒得建造一国,懒得统一天下。
 お主は天下無敵の実力があるが、一国を建てる気も無ければ、天下を統一する気も無い。
我竟然耗费那么久时间去修行黑古魔体,我到底在想什么?我怎么这么愚蠢?”
 わしはあれほど長い時間を費やし黒古魔体を修行してしもうたが、
 いったい何を考えておったのか?何でこんなにも愚かなのか?」
“我当初抱着侥幸心理,觉得修行黑古魔体,或许能对我的‘刀法’有触动。
「わしは当初は僥倖の心理を抱きながら、
 黒古魔体を修行すれば、我が‘刀法’に触動があるかもしれんと思っておった。
觉得刀法已经达到瓶颈,进步已经很难了。还是修行黑古魔体,对实力提升更快。”
 刀法は已に行き詰まって、進歩はもはや難しいと思っておった。
 やはり黒古魔体を修行して、実力の上昇を速めようとな。」
“可我忘了。”“修行路,怎能抱着侥幸心理?”
「忘れておったよ。」「修行の路は、どうして僥倖の心理を抱けよう?」
“该放弃就放弃,什么统一天下,什么无敌,都得抛到一边!
「放棄すべきは放棄する、何が天下統一じゃ、何が無敵じゃ、みな脇へ投げ捨てねば!
用尽所有力量去参悟刀法,定能比现在更强一丝。
 あらゆる力を尽くして刀法に参悟すれば、定めて今より更に強くなれよう。
只要更强些,在五百年前大限到来前,就更有望破碎虚空。”
 更に強くなれば、五百年の大限の到る前に、破砕虚空の望みもあろう。」
“到了我这一步……破碎虚空才是最重要的啊。”夏侯真苦涩的很,
「我のような地歩に到れば……破砕虚空こそが最重要なのじゃよ。」夏侯真は極めて苦渋で、
“当断不断,反受其乱!什么国家,什么家族,都该抛弃。”
「断つべきを断たずば、その乱を受くべし!何が国家か、何が家族か、みな投げうつべし。」
秦云看着。抛弃?
秦雲は見ながら。投げうつ?
人在红尘中,家人、名利、恩怨情仇、追求……种种都仿佛一层层枷锁套在身上,
人は俗世にあって、家人、名利、恩怨情仇、追求……
これらみなが一層一層の枷のように身上にかぶさっていて、
又有几个能做到永远一往无前?永远不被绊住脚步?
幾人が永遠に勇往邁進することが出来よう?永遠に足どりを縛られないでいられよう?
“当断则断,明悟本心,一往无前。”秦云默默道,眼睛渐渐亮起来。
「断つべきを断って、本心を明悟し、勇往邁進する。」
秦雲は黙々と言って、眼はだんだんと輝きだした。

第八篇 第九章 超品本命飞剑

“真香。”秦云拿着一块夹肉的面馍馍吃着。伊萧笑看着:“你就喜欢吃。”
「旨い。」秦雲は肉を挟んだマントウを持って食べている。
伊蕭は笑って見ながら「あなたは食べるのが好きね。」
“我此生,第一好剑术,第二就是美食了。
「僕は人生で、一番好きなのは剣術で、二番目が美食さ。
若无美食,这人生滋味不敢说少了一半,可也得少了三分。”
 美食が無かったら、人生の味わいは半分とは言わずとも、きっと三割少なくなるね。」
秦云摇头说着,很快手中这面馍馍吃的干净,
秦雲は首を振って言いながら、すぐに手中のマントウをきれいに食べて、
“修行还有个好处,就是特别能吃!吃再多,我都不会吃撑着。
「修行のさらに良い所は、特によく食べれることだね!たくさん食べても、満腹にはならない。
这绝对是任何一个喜欢美食的都无比羡慕之事。”
 これは絶対にあらゆる美食を好むものが比ぶべくなく羨むことだよ。」
到了秦云这等境界,不吃不喝都没事。可一直吃喝,也不会撑着。
秦雲等の境界に到ると、飲まず食わずでも何とも無い。
が、ずっと飲み食いし続けても、満腹にはならない。
“前面有糖葫芦,好久不吃了,走,买一串,你要么?”秦云朝前面卖糖葫芦的走去。
「向こうにタンフールーがある、久しく食べてないな、行って、一本買おう、
 君は要るかい?」秦雲はタンフールーを売っている方へ行った。
“好吧,也帮我带一串。”伊萧说道。
「ええ、私にも一本ちょうだい。」伊蕭は言った。

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