Twitter凍結→認証トラブル騒動の顛末と注意喚起
皆さま、先日はお騒がせ致しました。ともともです。
先日の記事でご報告したTwitterアカウント(@tomotomo_Japan)凍結の件ですが、無事に凍結解除、さらにその後起こったトラブルも解決し、現在は問題無くアカウントにアクセス出来る状態になっています。
今回の記事では事の顛末を、特にTwitterを運用している方に向けた注意喚起を兼ねてご報告させていただきます(経緯説明の部分がかなり長くなってしまいましたので、該当部分のみご覧になりたい方は目次より「これだけは覚えておくべき」へどうぞ)。
アカウントが永久凍結される
さて、事の起こりは2023年1月18日の23時頃。アルバイトから帰宅した私は、いつものようにPCでTwitterを開きます。
…………?
「アカウントがロックされています」
私の目に飛び込んできたのは上のような文字列。
しかし、このアカウントは今回凍結されたメインアカウントではなく、ぽけっとイズムの活動とは無関係なアカウント。規模もそこまで大きくありません。そのため、
(あぁ、AIが暴走してる……)
と、そんな程度の認識で、かなり悠長に構えていました。すぐに電話番号での認証を終え、無事にアカウントのロックは解除。その後、メインアカウントに切り替えてTL巡回でもしようかと思ったのですが……。
……?
…………!!?
永久凍結、だと……??
凍結の原因について考えたが……
さて、「永久凍結」の文字を目の前に私は考えました。
(何故だ……!?)
この記事をご覧の方ならよくご存知かと思いますが、同人界隈にはかなりスケベな画像をバンバン投稿されている方がいらっしゃいます。しかし私の場合、画像の投稿頻度はあまり高くないですし、アップする際にも局部にはしっかりと黒塗りをして投稿をしていました。
↑こんな感じ。
そういった大人しい運用であったからか、シャドウバンすら受けたことが無いという、規模と界隈の特性を考えると稀有なくらいに「健全なアカウント」であったように思います(ちょっと語弊がある気がしますが、悪しからず)。
しかし、眼前には確かに「永久凍結」の文字。黒塗り程度ではダメだったのか?肌色か?肌色がいけないのか……?でも、Twitterのルール上、それは問題無いはず。
色々と混乱した中でしたが、私は行動を起こすことにします。
異議を申し立てるが……
Twitterでは、誤判定などでアカウントにアクセス出来なくなった場合に異議申し立てを行うことが出来ます。
私も当然、これを行います。
文面は上記の通り。
この時点では凍結の原因は成人向けコンテンツであると考えていたため、Twitterのルールに違反する画像の投稿は行っていないこと、そして法律上・社会通念上許されない活動を行ってもいないことを強調しました。
しかし、この異議申し立てを行った直後、私はメールボックスにTwitterからのメッセージが届いていたことに気付きます。日時は1月18日22時55分。恐らく、アカウントが凍結されてから間もなく受信したものでしょう。
それがこちら。
「プラットホームの悪用とスパム」
それが、Twitterが私を締め出した理由だったのでした。
…………。
……これ、さては「凍結祭り」ってやつだな???
被害の大きさに驚く
私は、先程ロックを解除したアカウントにログインし直し、「凍結」で検索をかけてみました。
すると案の定、Twitterは阿鼻叫喚の様相を呈していたのでした。
芸能人から何でもない趣味アカウント、そして以前当サークルでお世話になった声優さんまで凍結、凍結、凍結。しかも、そのタイミングから凍結事由までほとんど同じという、酷い有様でした。
こうなるとやはり、今回の凍結は私の活動・投稿内容による正当なものとは思えません。しかし、凍結されてしまった以上は異議申し立てへのレスポンスがない限り、身動きがとれないのが現実です。
私は仕方無く、サークルの広報用、そしてメインアカウントが凍結されてしまった場合の避難用にと念のため作っていたサブアカウント(@PocketISMi)をしばらく運用することに決めたのでした。
https://twitter.com/PocketISMi/status/1615736218901450756
待機、ロック、ロック、ロック。
そして次の日、1月19日の朝になっても、メインアカウントが凍結されている状況は変わっていませんでした。
さらに悪いことに、凍結されたアカウント以外の全てのアカウント、先述の零細アカウントからプライベートなアカウントまで、その全てがロックされてしまっていたのです。電話番号を入力し直して何度も何度もロックを解除するのですが、ツイートをしたりDMを送ったりするたびにロック、ロック、ロック。まともに運用出来る状態ではありません。
その上、あるタイミングからSMSに認証コードが届かなくなってしまいました。
凍結されたアカウントに登録されていた電話番号を使って、凍結されたアカウントと同じ端末にログインしているアカウントのロックを何度も解除する。その行為がいけなかったのでしょう。
「永久凍結」は特定のアカウントだけでなく、その持ち主個人をTwitterから締め出すことが目的の措置。もしかして、電話番号ごとブラックリスト入りしてしまったのでしょうか。真相は分かりませんが、そうだとしたら極めて合理的なシステムです。
私はこの時点で、「Twitterを辞める良い機会になった」と思うほどに強く憤っていました。だって、凍結される覚えが無いんですから。
凍結解除
しかし、その日の20時頃。
ふとメインアカウントのページを見ると、「永久凍結」の文字が消えていたのです。
凍結解除。
やはり、システム側の誤判定だったのでしょう。振り返ってみれば24時間にも満たない期間の凍結劇でした。フォロー・フォロワーの数はどちらも0になっていましたが、これは待っていれば元に戻るという情報がありましたので、私はログインを維持していた唯一の端末で恐る恐る以下の投稿をします。
https://twitter.com/tomotomo_Japan/status/1616038814140727296
まぁ、安心しましたね。2000人以上の方にフォローしていただいているアカウント。これを失うことは、私のようなネームバリューの無いクリエイターには大きな痛手です。
とにかく、アカウントが元の状態に戻ったらぼちぼち発信を再開していこう。そんなことを考えていました。
……しかし、ここからが長かった。
トラブル発生
アカウントの凍結が解除されてから約1時間後、私はメインのブラウザでアカウントにログインをし直そうとします。
しかし、ここで一つ目のトラブル発生。
アカウントで二段階認証を設定している場合、IDとパスワードを入力した後に認証コードの入力を求められます。しかし、上述の通り私の電話番号には認証コードが届かない状態になってしまっていたのです。これは凍結後も、何なら今現在も解消していません。これでは、ログインが出来ない。
そこで私は、バックアップコードを使用することにしました。
幸いなことに、別の端末ではメインアカウントへのログイン状態を維持しており、二段階認証に問題が生じた際に使用するバックアップコードを確認出来る状態にありました。
そして、確認したコードで無事にログイン。めでたし、めでたし……。
と、ここで余計なことをしなければ良かった。
バックアップコードは使い捨て(超重要)
私は、このタイミングでTwitterのパスワードを変更することを思い立ったのです。
……何故そんなことを?と思われるでしょうが、実はログインする際に何度かパスワードの入力を間違えてしまったんです。少し複雑過ぎるようなパスワードで、さらに別のサービスとも共通のものにしてしまっていたので、これを機に変えてやろうと……。
ここで二つ目のトラブル。
私はパスワード変更の手続きを完了します。すると、再びIDとパスワードの入力を求める画面が表示されました。たった今変更したパスワードを入力し、再びTwitterの大海原へ……、とはならなかった。
先述の通り、ログインには二段階認証が必要となります。認証コードは届かないので、先程と同様にバックアップコードを……。
私は知りませんでした。バックアップコードは使い捨て。
一度使ったコードは、二度と使用出来ない。つまり、私はSMSで認証コードを受け取ることも、バックアップコードを入力することも出来ない八方塞がりの状況に置かれてしまったのでした。
Twitterサポートへの連絡
こうなってしまうと、もうTwitterサポートに泣きつくしかありません。
しかし、例の買収騒動や立て続けの凍結祭りなどの影響か、人手が足りていないとの情報がありました。実際、サポートチームからの返信が来るまでに2週間近く掛かったとのツイートも。
まぁ、ゴチャゴチャ言っていても始まりません。認証コードが届かないこと、バックアップコードが分からないことをフォームに記載して問い合わせを行いました。
問い合わせを受け付けた旨の自動配信メールが届き、そちらに返信することでようやく人力での対応の対象となるとのこと。
これで、後は待つだけか……。
……と思ったのだが、しかし。
……何なんこれ(´・ω・`)
これが三つ目のトラブル。何故か知らんがメールが届いてない。
少し調べてみると、メールを受信する側のサーバーの問題ということで、平たく言えば「あちらさん、めっちゃメール溜まってるからこれ以上受け取れんよ」ということらしい。
いや、どうしろと……。
本当にどうしようもないので、二度目の「配達未完了」が届いたタイミングで再び自動配信メールへの返信を行いました。ちなみに最初の返信が1月19日、二度目の返信が2日後の1月21日です。
すると、今度は「配達未完了」のメールは届かず、無事にTwitterサポートの方に届いたようでした。
今度こそ、後は待つだけ。
無事、帰還。
Twitterサポートへの問い合わせから9日後の1月28日。待ちぼうけていた私に、ようやく返信が届きます。
二段階認証をオフにすることで、ログインを可能にするとのこと。本人確認も無事にとれ、遂に……
https://twitter.com/tomotomo_Japan/status/1619209451705344000
はい、こうして私はようやく故地に戻ることが出来たのでした。凍結騒動から実に10日。そしてこの記事の執筆に至ります。
……よかった。
Twitter Blueとかいう地雷
さて、ここまであえて触れてこなかったことがあります。それはズバリ、Twitter Blueについて。
私は以下の通り、凍結の1週間前にTwitter Blueへと加入していたのでした。
https://twitter.com/tomotomo_Japan/status/1613050520272506880
具体的な機能が云々というお話は省略します。問題は、今回の凍結騒動とTwitter Blue への加入には因果関係があるのか?ということ。
これについては、正直あまり関係無いのではないか?というのが私の所感。
何故なら、今回の凍結祭りで私のアカウントと同時に永久凍結されたアカウントが、必ずしもTwitter Blue への登録を行っていた訳では無いため。
一部そういう方もいらっしゃいましたし、凍結のタイミングが個人的に不信感を抱くものであったのも事実ですが、客観的に因果関係が認められるものとは考えておりません。
ただ、凍結後のサブスクリプションの仕様については許せない。本当の問題点はこちらです。
私のアカウントが凍結された時点で、Twitter Blue 加入から7日。上記のトラブルが解決してアカウントへのアクセスを回復した時点でも、月額料金を支払った日から1ヶ月は経っていませんでした。
しかし、いざログインしてみるとどうだろう。サブスクリプションは自動的に解除され、特典機能も使えないではないか。
詳しく規約や関連法を読み込んだ訳では無いので少し憚られるのですが、素人の個人的感想を述べると「何、この詐欺紛いな仕様」というのが正直なところになってしまいます。
まぁ、1000円程度の出費なので追及はしません。時間の無駄。
しかし、この件と凍結の件とを合わせて、私のTwitterへの個人的信用は地に墜ちました。如何なる場合においても、二度と私がTwitterに課金をすることは無いでしょう。
凍結されないためにはどうしたらいいのか?
上述の通り、Twitter Blueに加入して審査に通っていても、無差別とも言える理不尽な凍結を免れることは出来ませんでした。
では、どうすれば凍結されないのか?
個人的には、どうしようも無いのではないか、と思っています。
Twitterのルールに則った投稿をしていても、凍結されるときは凍結される。天災みたいなもんです。理由も何もありません。
自動判定AIが永久凍結と言ったら永久凍結。つまりそういうこと。異論は認めるが対応する保証も金銭的な補償もしない。現行のシステム運用が続く限り、そんなどうしようもないリスクを容認しながら運用するしかないと思います。
我々にとって有用な宣伝媒体、コミュニケーションツールであることも事実ですが、何とかならないもんですかね。ねぇ、イー□ン。
これだけは覚えておくべき
ここまでを踏まえて、Twitterの運用に関して私が得た教訓を6ヶ条にまとめてみたいと思います。
① 凍結に備えてサブアカウントを作っておく
:凍結は天災。どうしようもないので、Twitter上での発信の手段を別に用意しておくべし。
② 普段から健全な運用に努める
:誤判定の凍結であっても、少しでも思い当たる節があると自信を持って異議申し立てを行うことが出来ない。投稿画像の適切な処理はもちをん、質問箱等の自動投稿系についても設定を削除した方が良い気がする。
③ バックアップコードを必ず控える
:今回私が見舞われたように、電話番号等による二段階認証にはトラブルが生じ得る。バックアップコードが無いと、Twitterサポートからの返信を一週間以上待つことになりかねない。
④ バックアップコードでログインしたら、すぐに新しいコードを確認する
:バックアップコードは使い捨て。マジで忘れるな。
⑤ パスワード変更は落ち着いている時に
:パスワードを変更すると、全端末からログアウトされる。認証が出来ず、かつバックアップコードが分からない状態で行うと私みたいになる。
⑥ Twitter Blueに入るな
:これはメチャクチャ私怨込み。まぁ別に入っても構わないと思うんだけど、加入後1週間で凍結され、月額料金をぼられた人がここにいるのは覚えておいてください(´・ω・`)
おしまい
今回は以上になります。
少し長い記事になってしまいました。もっと完結にまとめることも出来たのですが、一つの事例として、可能な限り事細かに記録を残しておこうと思っています。
それでは、今後ともぽけっとイズムをよろしくお願い申し上げますm(__)m