チェリィブロッサム 2024/04/10 18:44

ひよこ組の百歳めぐるくん 哺乳瓶応募特典SS

//おぎゃばぶリズムシリーズ

「お疲れ様でした」

俺は長時間に渡る新規プロジェクトの打ち合わせを終えると、駅近くに設けられたカフェを後にした。
同棲中の彼女と過ごす時間以外は、作業部屋に篭りっきりなることが多く、久しぶりの外出となってしまった。

同業者の飲み会にも、積極的に顔を出そうとはしない俺に、彼女は理解を示してくれていて、
「あーちゃんがしたいようにして良いんだよ」と、無理強いをする事もなかった。

本来、俺を甘やかすことを好む彼女はどこまでも俺……『あーちゃんファースト』である。

彼女は俺をあーちゃんと呼び、赤ちゃんのように甘やかすことで、仕事での疲労を回復させている。
俺は俺で彼女の可愛いお願いを受け入れることに喜びを感じていることもあって、良い関係性を築けていた。
逆に「ママのように甘やかして欲しい」と言われても悪い気はしないし、俺は彼女の求める形でいられる自分が一番自分らしくて好きだ。

「お陰様で、仕事も好調だしね」

今日の打ち合わせでもそうだった。
俺から提案したプロジェクトの企画書を見た先方も、俺の柔軟な発想を高く評価してくれている。
また彼女が好むママと赤ちゃんの生活は、俺の仕事にも一役かっていて、若いママや赤ちゃん向けの設備を作る際には、絶対に声を掛けられる。

「うーん……赤ちゃんが頭をぶつけても大丈夫なよう、角があるものにはクッション材が必要か。
ただ、クッション材をそのままっていうのも違う気がするし…」

ぶつぶつと仕事での課題を口にしながら通りを歩いていると、駅前のビルに差し掛かったところで、壁に貼られた大きなポスターが目に入った。
『ベビー用品店、本日オープン』と書かれた、カラフルなポスターを前に、俺は足を止める。
商品も心躍るラインナップとなっていた。

俺があーちゃんになって使うものであれば、通販で取り寄せたそれらしいグッズでも十分だ。
ただ、彼女がバブちゃんになったときのことを考えると通販を使うにしても安全を確かめた上で、安心して使用したいと考えてしまう。

彼女の……バブちゃんの口に入るものかもと考えると、下手なものを購入しようとは思えなかった。
スタイ一つにしたって素肌に触れるものだからこそ、手触りなどを確認しなければ。

「うーん」

夕食までには、時間がある。
駅構内にあるビルの地下には、食品売り場があるとも聞いていた。
夕ご飯の買出しの前に、少しだけ店を覗いてみてもいいかも。

……それこそ、バブちゃん用に新しいスタイも欲しい。
そう考えたら、スタイを付けたバブちゃんの顔が思い浮かんで…俺の足は自然とビル内にあるベビー用品店に向かっていた。

//END

おぎゃばぶリズム~ひよこ組の百歳めぐるくん~



納期との追いかけっこにぐるぐる目を回している貴女のオアシス……
それは赤ちゃんのように甘えてくれる、オトナ系バブであるめぐる!!
彼は天性の才能で貴女に愛くるしくキャッキャッと甘えてくれる存在だ。
更には貴女がおねだりすると、メンズママになってくれることも……!!
オトナ系バブとメンズママを兼ね備えたハイブリットな彼は推しの如しっ

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    素敵なバブちゃん&ママありがとうございました♪

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