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アイドルマスターの記事 (5)

ギンコ・ビローバ+

~事務所~


「ちゅー〇、ちゅー〇、ちゃおちゅー〇ー♪」

円香
「……」


「お、円香。おはよう!」

円香
「そんなに歌うのがお好きなら、ご自分でアイドルをやられては? ミスター・ナルシスト」


「いやいや、すまん。ついな……差し入れに頂いたクッキーが、思いのほか美味しくて」

円香
「お金を入れたら歌う、貯金箱みたいな人」


「ははは……どうだ? 円香もひとつ」

円香
「……」

小さなバスケットに、クッキーが、残りふたつ――

円香
「あなたの食べかけなんて、いりません」


「いやいやいや、違うぞ? 他のユニットの子たちも食べて、これだけが残ったんだ」

円香
「……ふーん」

――ガチャッ!

めぐる
「おっはよーございまーすっ!」


「おう、めぐる。おはよう!」

円香
「おはようございます」


「差し入れに、クッキーを頂いたんだ。あと、ふたつだけど」

めぐる
「えーっ!! わっ、ほんとだっ! おいしそーっ☆」

円香
「……」

食レポにしか見えないけど、たぶん素。

めぐる
「だれにもらったの?」


「この前、番組で御一緒した――アイスキャンディの、アイスさんから……」

――スタスタスタ……

めぐる
「あっ、待って!」

円香
「……」

めぐる
「はい、あーん☆」

円香
「いらない」

めぐる
「えっ……」

円香
「…………」

めぐる
「あははっ、ごめんね? レッスン前には、食べたくない人もいるよね」

円香
「……。置いて、食べるから」

手のひらを広げる。

めぐる
「! はいっ、どーぞっ☆」

円香
「……」

めぐる
「はむっ☆」

円香
「ん……」

――サク、サク、サク、サク……

めぐる&円香
「!!??」


「どうした? 喉に詰まったか?」

めぐる
「……。いえ、なんでもありません。レッスンに行ってきます」


「……いや、なにを言ってるんだ? めぐるは、これから収録だろ?」

めぐる
「は? 私と彼女の、区別もつかないほど――!?」

なに――この声……。

円香
「わ、“わたし”がいる……!?」


「なんだ!? どうした!?」

めぐる
「っ……!?」

“私”がいる。

目の前に――

ドッペルゲンガー?

円香
「もしかして……円香?」

めぐる
「……ということは……」

下を向く。

足が見えない――

否、胸が見える。

“自分”の。

めぐる
「私が、八宮さんに……?」



~レッスン室~

――ガチャッ!

円香
「みんな~っ! おっはよーっ!」

小糸
「ぴぇっ!?」


「えっ……」

雛菜
「あはー♪ 円香せんぱい、バグったー♪」

円香
「あっ、ごめんごめんっ……! 説明しなきゃだよね――わたしは、八宮 めぐるです☆」

小糸
「????」


「ふふっ……宇宙猫」

雛菜
「やはー♪ 円香せんぱい、ラリったー♪」

円香
「あれ? 全然ダメ……? あのね、冗談じゃなくて……ほんとに、身体が入れ替わっちゃって」

――ガチャッ


「めぐる?」

円香
「あっ、プロデューサー。やっぱり、ダメだったよー」

小糸
「おっ、お疲れ様です」


「やばいよ、きょうの樋口……脳みそバーン」

雛菜
「んー……ほんとにー? ほんとに八宮さんー?」

円香
「ほんとほんとっ! あっ……イルミネの曲っ! 歌って踊るから――見ててっ☆」

《走り出すよ キミの未来が今》

《翼を手に入れたから》

《きらめく虹になれ》

――しゅたっ!

円香
「……どうかなっ??」

小糸
「すっ、すごい……!」


「イルミネの曲も、練習済みかー」

雛菜
「いっつも、“コソコソ練習”してるもんねー♪」

円香
「……あれっ?」


「駄目みたいだな……コホン。みんな、聞いてくれ……これは、ドッキリじゃない。ここにいるのは、確かに円香だが……中身は――」

円香
「めぐるだよーっ☆」

雛菜
「ねーねー、八宮さーん。もしかして、きょう……身体が軽いとかって、ありますー?」

円香
「っ! たしかに、言われてみれば……――なんか、“上半身”が軽い!」

雛菜
「あはー♪ 八宮さんだー♪」

小糸
「じっ、上半身……えっ、それって……」


「(察し)」


「うん。樋口、肩、凝らないし(断言)」



めぐる
「くしゅんっ!」

真乃
「ダイジョウブ? メグ――マドカチャン」

灯織
「ティッシュ、どうぞ。めぐ――円香さん」

めぐる
「平気」

あれよあれよという間に――

バラエティ番組の控え室。

あの人(P)には、至急、アイスなんちゃらとかいう元凶の元に――

クッキーの追加を、取りに行かせた。

めぐる(円香)
(たとえ、望み薄でも……今は、その可能性に、賭けてみるしか……)

番組スタッフ
「イルミネのみなさーん、お願いしまーす」

真乃
「ハ、ハーイ!」

灯織
「できるだけ、私と真乃で、カバーしますから……!」

めぐる
「……うん」

無理でしょ、この二人には。

~数十分後~

オカマ
「ん~~、ぢゃあ~、次はぁん~……三人のぉん、学校生活についてぇん♡ 真乃ちゃんからぁん♡」

真乃
「エッ、エットソノッ……ワタシ、オトモダチヲツクルノ……アンマリ、トクイデハナイノデ……」

オカマ
「あらぁん、そぉなのぉん? でも~、アイドルを始めてからぁん……前よりもぉん、色んな人からぁん……声、かけられるように、なったんぢゃなぁい?」

真乃
「ソッ、ソレハ……ソウナンデスケド……キンチョウ、シテシマッテ……」

オカマ
「いやぁ~ん♡ 真乃ちゃわん、カ♡ワ♡イ♡イ♡ チュッ♡(投げキッス)」

気色が悪い。

オカマ
「次はぁ~ん、灯織ちゃん♡ キャモオンッ♡」

灯織
「はっ、はいっ……私は……なんと言いますか……いっ、以前よりもっ、表情が柔らかくなったとっ、よく言われますっ!(裏返り)」

オカマ
「あ、ふーん」

ガチガチすぎる。

無論、アドリブなんて――最初から期待していない。

用意された衣装、用意された曲、用意されたトーク。

そういった、御膳立てという魔法に――ただ守られ、擁護される、か弱い存在。

それこそが――

めぐる
(本当……)

アイドルって、楽な商売。

オカマ
「ぢゃあ~、最後ぉん……めぐるちゃん♡」

めぐる
「…………。私にとっては……学校もアイドルも、変わりませんね」

オカマ
「! ふうむ(唸り)」

めぐる
「気がついたときには、そばにいて……いつも隣を歩いてる、仲間。そんな感じです」

真乃&灯織
「……!!」

オカマ
「……なるほどぉん。実はね、アタシ――イルミネの大ファンでぇん♡ 特にぃん、めぐるちゃん推しなのよぉん♡ うっふ~んっ♡」

めぐる
「ありがとうございます」

オカマ
「いや~んっ♡ あの、めぐるちゃんにぃ……ありがとウ〇ギ、されちゃったわぁんっ♡ ぴょん×2っ♡ しかもぉ、なんかきょうはぁん、いつもよりカッコよさ、5割増しぃいんっ♡」

めぐる
「……次の質問に行けって、カンペが」

オカマ
「えっ……やだ、も~ぉ♡ アタシのバカバカぁんっ♡ でもね、視聴者の方でぇん……まだ、《Ambitious~》と《シャイノ~》のイルミネVer.を、聴いてない人がいたらぁん♡」

カンペ
『巻きでお願いします』

オカマ
「あ゛? 抱かれてーのか? この野郎」

たぶんだけど。

八宮 めぐるが、全体曲のときに、ユニット曲とは歌い方を変えてる――

という話を、しようとしたんだろう。

オカマ
「んぢゃあね~、次はぁ~ん……恋バナよぉんっ♡ 理想の彼氏はぁん?」

真乃&灯織
「(身構え)」

めぐる
「…………」

ほんと、低俗な番組。

オカマ
「も♡ち♡ろ♡ん……アイドルに恋愛は、御法度……でも、もしも……みんなが、普通の女の子だったら――いやぁ~んっ♡ アタシ、今、絶対ぃん……耳、赤ぁ~いっ♡」

――スッ

オカマ
「あら、挙手してくれるのぉん? ぢゃあ、おひおちゃんっ♡」

灯織
「……。私はなにをするにも緊張しがちな性分なのでいつも穏やかな笑顔を見せてリラックスさせてくれるような方でしょうか(流暢)」

めぐる
「……」

今度は、スラスラと言葉が出てくる。

まぁ、アイドルとして、これを用意できてなければ――三流だ。

オカマ
「なるほどねぇん」

――スッ

オカマ
「やぁん♡ おまのちゃんも、イけちゃうん? どぉぞぉ♡」

真乃
「ハイ……ワタシハイツモ、マヨッテバカリデ。アレモコレモッテ、イツモ、メウツリバカリデ。ソンナトキ、オチツイテ、レイセイニ……ハンダンヲシテクレルヒトガ、イタラナッテ」

オカマ
「……灯織ちゃんみたいな?」

真乃
「ッ////」

灯織
「っ////」

オカマ
「灯織ちゃんが言ってたのも、真乃ちゃんのことよねぇ……? やっだぁ~♡ ふたりとも、両想いぃんっ♡」

灯織
「ちっ、違うんですっ! あれはっ、そのっ////」

真乃
「ゥゥゥ……////」

オカマ
「はいはい♡ ごちそぉさま♡ ……おめぐちゃんは?」

めぐる
「…………」

『ちゅー〇、ちゅー〇、ちゃおちゅー〇ー♪』

うるさい――

めぐる
「……私、恋愛感情とか、分からないので★」

\つづかない/

キミが、いっぱい出すから

~事務所~

志希
「赤ちゃんできた♪」


「ん?」

志希
「キミが、いっぱい出すから」


「…………」

美嘉
「ええええええッ!!??」

志希
「あ、美嘉ちゃん。おは~♪」


「おはよう、美嘉」

美嘉
「どどど、どういうことッ!? プロデューサーッ!! きっちり説明してッ!!」


「……」

志希
「あれあれあれ~? 美嘉ちゃん、もしかして……知らないのかにゃ?」

『赤ちゃんの――つ く り か た♪』

美嘉
「~~~~ッ////」


「なぁ、美嘉」

美嘉
「待ってッ! プロデューサーは黙っててッ!」


「えぇー……」

美嘉
「しッ、知ってるしッ! 学校で習ったからッ!」

志希
「そ~なんだ~。へ~……じゃあ、これも知ってる?」

美嘉
「ッ」

肩に手を置いて――耳元に!

志希
「あたしのソロのお仕事の時……控え室で待ってるの、ヒマだから――いつもね――交尾ごっこして、Pと遊んでるの♪」

美嘉
「ッッッッ////」

志希
「椅子に座る、Pに跨って……いっぱ~い、ぢゅぽぢゅぽ♪ 部屋の外まで、聞こえちゃうんじゃないかってぐらい、すっごく……喘いじゃって♪」

美嘉
「し、志希ちゃん……」

志希
「Pも、その声にコーフンして……た~っぷり、吐き出しちゃうの。ビュクンビュクンって♪ それで、せっかく出したザーメンが、零れないように――バイヴで栓して……かき混ぜて」

美嘉
「……そんな……」

志希
「とか言ったら、信じるかにゃ?」

美嘉
「――は?」

志希
「やっぱり信じたね~♪ 普段、ワイダンしないシキちゃんが、熱を込めて語ったら♪」

美嘉
「な……なななななッ!」


「いつも、こうなんだよ。だから最近は、わりとスルーだったんだけど……やっぱり、反応が欲しかったんだな」

志希
「だね~♪」


「ごめんな美嘉、俺のせいで」

美嘉
「ゃ、そんな……謝らないで、いいし……////」

志希
「ありゃりゃ……耳までまっ赤だね~、美嘉ちゃん。色々と……ソーゾーしちゃったかにゃ?」

美嘉
「……くすッ★」

――ゴゴゴゴゴッ!!!!!

美嘉
「いぃー、ちぃー、のぉー、せぇー……?」

志希
「あ、ヤバそー」


「ホント、志希の話は……股間に悪くてな。スルーしてても絶妙に、チ〇ポ、イラつくから――いつも、美嘉のフォルダーで、ヌいてるよ」

美嘉
「はぇッ!?////」


「蘭子のフォルダーも、割とお世話になったけど……やっぱり、なんていうか……純粋すぎて」

美嘉
「ちょッ!? なにそれ、プロデューサーッ!! アタシ、汚れてんのッ!? ていうか、蘭子ちゃんで……ヌかないでよッ!!」


「うん、だから美嘉でヌいてるし。汚れてるとかじゃなくてさ……なんていうか、自覚あり? みたいな……えっちな衣装の着こなしとか、キメとか……蘭子は無自覚で、美嘉は確信犯」

志希
「にゃははッ、確信犯♪ 言い方www」

美嘉
「……なんなのそれ……訴えたら、アタシが勝つっていうか……」


「……」

美嘉
「ドキドキ……してくれてるって、コトだよね……?」

志希
「・・・」


「・・・」

美嘉
「ホントはイヤだけど……志希ちゃんにイタズラ、された時なら……――ぃ、いいよ……? 使っても//// ~~ひゃああぁあッ!!」

――バタンッ!! タッタッタッ……

志希
「行っちゃった」


「可愛すぎかよ(鼻血)」



~次の日~

志希
「赤ちゃんできた♪」


「はいはい」

志希
「キミが、い~~っぱい出すから」


「おめでとさん」


「いいなー。羨ましー」

志希
「!」


「へっ?」


「おはようございまーす☆」

志希
「おは~♪ 颯ちゃん」


「あ、ああ……おはよう、颯」


「ねーねーPちゃん。はーも、赤ちゃん欲しいー。Pちゃんとの☆」

志希
「にゅふふふッ♪」


「あのな、颯。これは、いつも志希が言ってる、笑えないジョークで――」


「あ、そうなの? でも、はーは普通に、Pちゃんの赤ちゃん欲しい」

志希
「!!」


「…………。なぁ、颯。育児っていうのは……お前が思っているより、ずっと大変で――」


「ふーん。じゃあ、やめた」


「早いな」


「うん。だって……はーがしたいのは、子作りだし☆」


「・・・」

志希
「にゃはははははははッ♪ キミ、面白すぎでしょ! デレぽに載せよ~ッ♪」


「や め な さ い。……あのな、颯。子作りっていうのは(以下略)」


「……待てばいい?」


「うん?」


「はーがまだ、子供だから……子作り、ダメなんでしょ?」


「いや、それは……」


「はーの地元なら、同中でも、エッチしてる子とかいたし……でもそれは、子供同士だから、ギリギリセーフっていうか……オトナとエッチしていいのは、オトナだけってことでしょ?」


「…………」

志希
「よっ、この修羅場製造機ッ♪」


「よしなさい」


「もし、そうじゃないなら……――はーが、アイドルやめれば、エッチしてくれる?」

志希
「……」


「どうしてそこまで……」


「…………」

志希
「颯ちゃん」


「?」

志希
「大丈夫だよ。Pは、ちゃんとキミのこと、見てるから」


「ぇっ……」

志希
「性的に♪」


「・・・」


「えっ?」

志希
「きのうも、颯ちゃんのフォルダーを眺めて……『ブヒヒwww 巨乳中学生、反則ですぞwww』って、ゆってたし♪」


「……そうなの……?」


「……。ああ」


「はーのこと、オカズにしちゃってるの? オナニーの」


「ああ、そうだ。そんな男を――」


「うれしい……!」


「っ」

志希
「♪」


「ごめんね、アイドルやめるとか言って」


「いや……」


「……あはは。ちょっと、頭冷やしてくるね……ふふふふッ」

志希
「ニヤニヤ」


「ねぇ、Pちゃん」


「!」


「だいすきだよ☆」

――パタンッ

志希
「……んん~、実に悩ましい♪」

――ギシッ


「ちょっとトイレ」

志希
「おやぁ? 美嘉シコタイムですかな……?」


「その通り!」

10円彼女(混浴温泉旅姦~序章~)

久々のオフ。

ご無沙汰だった地元の仲間と
ストリートダンスに明け暮れる、
至福のとき。

冬を間近に控え、ひんやりとし始めた風が、
汗をかき火照る素肌を、そっと撫でてゆく。

そんな、心地よい疲労感に包まれる
ひとときに――運命の人は、現れた。


「ぶひひひっ★ マキノんの
“ポンコツ”データベースも、
侮れないなぁ……」

伊吹
「……なに?」

突然、見知らぬメタボ男が
半プライベートな空間へと
無遠慮に這入ってきたことに、警戒する。

そのはずが――

伊吹
「っ!?」

かざされた、10円玉。
それを見た途端――


「ぼくは、麗 春(うらら しゅん)。
今度のオフに、温泉旅館に行こうよ」

伊吹
「……はい……////」

ドクンと、心臓が跳ね上がり――
目の前に立つ彼のこと以外、考えられなくなった。



仲居
「ようこそ、お越しくださいました」

シュン
「デュフフっ★ お世話になります」

伊吹
「ンっ……くぅう……ふっ////」

加蓮
「ぁっ……はぁっ、ぁあっ////」

アタシと加蓮が、それぞれ従業員に
キャリーバッグを預けると、
すぐさま――

旅館の玄関で、背後から
アタシの右乳房と加蓮の左乳房を、
ぎゅむぅうと、鷲掴んできた。

シュン
「あ~^^ 16さいと19さいの、
美乳と巨乳を同時揉み……ぶひぃいっ★
しかも、甲乙つけがたい、絶世の美少女……!」

伊吹
「ゃっ、あっ……♪」

この旅館に来るまでも、
美世さんの運転する車に
乗せてもらっているあいだ、ずっと――

運転席の美世さんが、助手席の加蓮との
ガールズトークに、花を咲かせる車内で。

(蝉しぐれに、静寂を見出だすかのような
シュンとアタシだけが座る、後部座席で)

執拗かつ、緩急自在に。
ショーパンから伸びる、アタシの太ももへ
これでもかと、手のひらを撫でつけられた。

加蓮
「はぅっ、ふっ……きゅうぅっ、んっ♪」

仲居
「~~~~っ――ごっ、ご案内致しますっ」

シュン
「ぐふふっ、ぶふっ★」

部屋までの廊下を歩くあいだは、
流石に、手を離してくれたけど――

勃起させた股間を、ズボン越しに
アタシのお尻へと、なすり続けてはきた。

伊吹
「っ////」

仲居
「それでは、失礼致します。
どうぞ、ごゆるりと」

シュン
「はぁ~い」

引き戸が閉まる。

加蓮
「……。ね、ねぇ……
どうするの……? これから////」

シュン
「んん~? どうしたい?」

加蓮
「~~~~////」

期待に満ちたまなざしで、
シュンを見上げる加蓮。

わざわざ喧騒から離れて、
こんなとこまできた、理由はひとつ――

伊吹
「……温泉……混浴の////
入るん、でしょ?」

シュン
「モロチン★
ぼくの、自慢の彼女たちを……
自慢するためだけに! 入らなくちゃ」

加蓮
「っ♪」

伊吹
「……」

彼女“たち”というワードには、
ちょっと、引っかかるけど。

初めて出逢った、あの時から――

シュンと、エッチなことを
したくてしたくて、たまらない。

それは、アタシも加蓮も、
おんなじはずなんだ。

シュン
「それじゃあ、伊吹ちゃん。
加蓮の服を、脱がしてあげてよ」

伊吹
「うん……えっ!?」

半ば、ぽーっとしていた頭で、
我に返り、ノリツッコミ。

シュン
「ぼくねぇ……女の子の服を脱がすのは、
1000人以上、経験してきてるから。
たまには、趣向を変えて……さ★」

伊吹
「で、でも……(1000人??)」

戸惑いつつ、加蓮を見遣る。

加蓮
「あれ? もしかして伊吹……
女の子を脱がすの、初めて?」

伊吹
「っ!? 当たり前だろ////」

こんなことを言ってくるあたり、
加蓮にとっては、日常(?)なのかもしれない。

いったい楽屋で、なにをしてるんだ?
トライアドプリムス><

シュン
「これは、贅沢の極みだよ~
あの、シンデレラガール・北条 加蓮を――
合意の元に、剥けるなんて★」

伊吹
「っ////」

なにその、羞恥プレイ!!

あの日からきょうまで、
いろんな恋愛映画の、ラブシーンを観て――

イメトレは、してきたつもりだったけど。

まさか女の子(アタシ)が、
脱がす側になるなんて――
聞いてないよ!!

加蓮
「そうそう☆
私に投票してくれた人なんて、みんな……
私を脱がしたい一心で、そうしたに決まってるし」

伊吹
「決まってないよ!?」

男の人はともかく……女の子のファンだって、
たくさんいるはずだし。

加蓮
「そうかな? 伊吹だって、
女の子として、男の人に……
エッチな感じで迫りたい欲求、あるでしょ?」

伊吹
「ないから////」

ある。
めっちゃ、ある!! ありまくる。

だからこそ――
ラブシーンの、キスのその先に
はしたない妄想を、どんどんと膨らませちゃうんだ。

シュン
「……先に、見本を見せてあげたら?」

加蓮
「! そうだね」

伊吹
「まっ、待ってっ!!」

加蓮
「……」

両の手のひらを、前に突き出し、制止する。

伊吹
「ねぇ、シュン……どうしても?
どうしても、女の子同士が見たいの?」

シュン
「モロモロ、チ〇チン★
美少女に相応しいのは、やっぱり美少女だし――
百合百合なプレイは、それだけで滾るからね」

伊吹
「////」

無理無理無理。

どー考えても、ムリっ!!

だって、こんな――
目を背けたくなるほど、可愛い女の子に。

べたべたと触れながら、服を脱がす……?

ぜったい、ムリ!!

世の中の男の人たち、どういう神経してんの?

こんな、可憐すぎる天使に――
触っていいわけないじゃん!?

加蓮
「じっとしててね」

伊吹
「ひっ!?」

ふと、冷たい指先が、オフショルの肩に触れる。

加蓮
「あっ、すごい……赤ちゃんみたいにスベスベ
……どんなケアしてるの?」

伊吹
「えっ……奏に教えてもらったやつ、とか」

シュン
「かないぶ(奏×伊吹)――そういうのもあるのか」

伊吹
「なっ////」

加蓮
「伊吹って、奈緒とキャラかぶってる?」

伊吹
「言うと思った!」

あれ? おかしいな。
なんか、さっきから――

会話のテンポが、
全然、ラブシーンのそれじゃない。

これは、ともすると――

ふたりに、イジられるためだけに
呼ばれたのか?

加蓮
「ふふ」

伊吹
「ンっ……」

肩の丸みを、ゆっくりと
周回するように、撫でてくる。

加蓮
「ダンス……ストリートダンスって、
女の子だけで、集まって踊るの?」

伊吹
「そっ……そうでも、ないよ……
比率で、いえば……男の方が……
んっ、ふぅっ……多いし」

加蓮
「へぇー。いつも、こんなに……
肌、見せちゃってるんだ?
……男の人の前で」

伊吹
「んんっ……ぅ……違う。
見せてないから……街中では……
その……きょうは――」

加蓮
「シュンさんに逢うから?
張り切っちゃった?」

伊吹
「っ////」

シュン
「ほほほう★ それは好ましい。
まぁ、伊吹ちゃんは、なにを着てても……
おっぱいが、張り切りだけど」

伊吹
「!?」

なにその、セクハラ発言!!

意味は――正直よく分かんないけど、
なんかサイテー!!

加蓮
「ねぇ、知ってる? 母乳って……
吸われなくなるほどに、
出る量が少しずつ、減ってくんだって」

伊吹
「なんの話!?」

加蓮
「逆に言えば……毎日吸うことで、
赤ちゃんが乳離れしたあとも……
旦那さんと“授乳プレイ”できるわけ」

伊吹
「……////」

なにそれ、エッチすぎる。

……してあげたい。

シュン
「知ってる知ってる。
ぼくはもう、200人以上の女の子を
孕ませたけど……」

シュン
「そうやって、ぼくの彼女たち同士を
ローテで、授乳係にして……
うまいこと、やりくりしてるよ」

伊吹
「えっ? にひゃく……えっ!?」

そりゃあ、モテるんだろうな、とは思ってたけど――
あまりにもケタが、違いすぎた。

シュン
「面白いのがさ、ごくまれに……
妊娠中から、母乳が滲んじゃう子もいて
……ぶふふっ★ リアルエロ漫画」

加蓮
「それ、今までに……どのくらいいたの?」

シュン
「う~ん……たしか、ふたりぐらい?」

そこ、曖昧なんだ!?

どんだけカノジョいるの? この人。

加蓮
「だってさ☆」

伊吹
「ひゃうぅっ!?」

今度は、服の上から、胸を揉んでくる。

加蓮
「私たちも、頑張って妊活しないとね」

伊吹
「にんっ//// でも、だって……
そんなことしたら、アイドル……」

加蓮
「引退でしょ、トーゼン☆
シュンさんと毎日、エッチしまくれるのに……
今更、アイドルとか……どーでもよくない?」

伊吹
「…………」

どうでも、いい……?

アイドルって、そんなにも簡単に……
切り捨てられるもの……だったっけ?

アイドルに憧れて、アイドルになった、
あの加蓮を――

こんなにもすっぱり、割り切れさせる
……この人は――

――むにゅっ、ふにゅんっ♪

伊吹
「んゃあぁっ♪」

加蓮
「カワイイ声~☆
ねぇ、どっちから脱がされたい?
上から? 下から?」

伊吹
「~~~~っ////」

①シュンと、エッチがしたい

②そのシュンが、加蓮を脱がせと言う

③そして何故か、アタシが脱がされる流れに

シュン
「やっぱり、伊吹ちゃんには、
ハードルが高すぎたかな? そうなると……
温泉は、ぼくと加蓮で……」

伊吹
「!」

手首を掴む。

アタシの胸を、入念にマッサージしてる、
加蓮の手首を。

加蓮
「っ……伊吹?」

伊吹
「アタシだって……
シュンとエッチしたい! それに……
母乳も、飲ませてあげたい!」

シュン
「ぐほほっ★」

加蓮
「…………」

伊吹
「そのために……何回でも――
子作りエッチ、して欲しいし!
加蓮に先を、越されてくない!」

加蓮
「……あれあれあれ?
私、まだシュンとエッチしてない
なんて、一言も言ってないけど?」

伊吹
「!?」

まさか……もう――

加蓮
「なーんてね。冗談、冗談☆
せっかくの“争いごと”を、
避けて通るわけないよね~」

伊吹
「ぇっ……どういうこと?」

加蓮
「私も、正真正銘の処女。
伊吹とおんなじね」

伊吹
「ちょっ////」

加蓮
「どっちが、センターを射止めるか――
なるほど、これもアイドルかもね。
なんて……凛に看過、され過ぎたかな」

伊吹
「……」

蒼い――なんて蒼い。

動機の不純さなんて、微塵も感じさせない。

このオーラこそが、正真正銘――
数多のアイドルの、頂点に立つ所以……!

シュン
「うんうん。
仲良く、遠慮会釈なく……
えっちに、争ってね★」

加蓮
「もちろん☆」

伊吹
「負けないから……!」

バストではこっちに、ちょっと分があるし!

\つづいた/

10円彼女(隠れ巨乳でスレンダー)

絵理
「……ありがとう?」

ファン
「っっ!!////」

《ひそひそ会》

握手会よりも、ファンの人たちの記憶に残るよう――

わたし(=水谷 絵理)が企画した、ファンイベント。

具体的には――

①底に穴を開けた紙コップを使って、ファンの人に、一言メッセージ。

②視線を交わして、微笑む。

このイベントの概要を、告知したての頃は――

『握手して触れあうのを、避けている』とか。

『ファンを、ばい菌扱い』とか、色々言われたけれど。

はっきり言って、握手会よりも、ひとりひとりに割く時間は、長いし――

なによりも、“吐息を添えて”ファンへの感謝を、届けられる。

実際、イベントが始まって以降――ネガティヴな意見は、ほとんど見かけなくなった。

(それに、副産物として――イベント会場が、ものすごく静かになった←その静寂がまた――緊張からのカタルシス、底上げ?)

絵理
「ッ!!!!」

出し抜けな――思考の、強○シャットダウン。

ネサフ(死語)で、ぬこの赤ちゃんの動画に、心臓を撃ち抜かれた――

あの時の衝撃よりも、遥かに、心を揺さぶる。

この気持ちに、名前をつけるとしたら――

【××ボウルで待ってる】

絵理
(……ボウル? ボーリング場?)

“10円玉”が貼りつけられた、サインペン書きだろうメモを広げ――

すぐさま折りたたむ、ピザなファンの人。

ピザ
「……」

絵理
「……////」

初対面で、逢瀬の約束を取りつける。

そんな――あまりにも常軌を逸した、アプローチも。

何故だろうこの時は、素直に受け入れられた。



――ウイーン(自動ドアが開く音葉)

ピザ
「ぐちょっ……ぬちょっ……ぶぇっ、うぇっ、おぇっ」

絵理
「ッ!?」

ボーリング場の、エントランスで。

わたしと似たような背丈の、女の子の――

小さな後頭部を(対面から)両手で掴んで。

口移しに、なにかを口内へと、送り込んでいる。

言わずもがな――その、異常なる有り様は。

わたし以外のギャラリーにも、ばっちり捉えられている。

絵理
(! あの綺麗な長い髪……もしかして……)


「ごくんッ……はぁッ、はぁッ、はぁッ……////」

ピザ
「ぶひひひひっ★ どう? ぼくの唾液が……たっぷ~り、練り込まれた……食べかけのコロッケ――絶品だったでしょ? 聖ちゃん」


「……はい……とっても、美味しいです……////」

ピザ
「んん~www ウィスパーボイス、さいこぉおおっ★ それから、待ってたよ……いとしのELLIEちゃん」

絵理
「ッ」

ピザ
「ぼくは、麗 春(うらら しゅん)。アーンド、この子……まさか、共演済みのアイドルを、忘れちゃあないよね?」

絵理
「……望月 聖ちゃん……」

シュン
「はい、正解」


「……。お久しぶりです」

絵理
「うん……久しぶり」

ええと、おかしいな。

呼ばれるがまま(奇を衒いもせず)足を運んできた――そのはずが。

なんだか、お邪魔虫? 的なムード?

絵理
(無論、わたしにとっても……他の女の子と居る、なんてシチュは、想定外?)

シュン
「大丈夫だよ、聖ちゃん。きょう、初めて解き放つ、ザーメンの捌け口は……聖ちゃんのロリマ〇コって、決まってるから(本当は五発目)★」


「んッ、ふぅ……ゃあッ……♪」

ターコイズブルーの、ワンピースの上から――

13さいらしからぬ(清楚な顔立ちとの、ギャップにもなる)魅惑的な曲線美の果実を、握り歪める、脂(あぶら)ギッシュなチー牛男性。

シュン
「もちろん、しっかりと……指で、ほぐしてからね★ なにせここは……ボーリング場。ボールにも、女の子にも……指を、入れ放題だ★」

絵理
(とか言って――)

たぶんこの人、他の場所でもそうしてる?



――クチュッ♪ クチュッ♪ クチュッ♪

絵理
「んくッ……ふッ、きゅうッ////」


「……はぁッ、はぁッ、はぁッ……ぁあぁッ♪ はぁッ……んふぅッ、ふぁッ////」

受付もそこそこに――

ボールには目もくれず、レーンの座席(二人分)に、どっしりと腰掛けた、100キロボディ。

その、膝の上に(厳密には、太ももの上←膝枕と同じ、言葉のあや←否、あの部分こそが膝。ググれ?)――

対面座位で座る、わたし(左膝)と聖ちゃん(右膝)。

そのクロッチを、それぞれ、ワンピースとスカートの裾から――

無遠慮に忍び込ませた両手の指で、執拗に、撫で上げてくる。

シュン
「ぶひひひひっ、ぐひゅひゅひゅっ★ ほら、見てごらん……? ぼくらの右のレーン……男子高校生たちだろうね。羨ましそうだ……それから、左のレーン……女子大生の群れかな?」

絵理
「……通報、されるかも……? ひぁッ♪ んぁうッ、ふぅッ♪」

シュン
「大丈夫、大丈夫。街中を歩いてたって……手を繋いだり、平気でキスしたりする……バカップルが、跋扈してるでしょ? なんにも変わらないよ。猥褻物は、一切、陳列してないしね」

絵理
「…………」

女の子を、二人いっぺんに、はべらせるとか――

だれがどう見ても、まともな恋愛関係じゃあない。

そして――

見せつけたいがためだけに、若者の集まる場所を選んでるのも、容易に分かる。

けれども、とはいえ、わたしの場合――

『それでも、嬉しいな』なんて、思えるけど。

聖ちゃんは、一体――どんなモノローグ?


「ぁッ、はぁあッ♪ 絵理さんッ……」

絵理
「!」


「さっきは、ごめんなさい……シュンさんと、ふたりきりじゃないことに……嫌な顔して……やッ、あッ、はぁんッ♪」

絵理
「……。やっぱり、そうだったんだ……あの、シュンさん……? きょうは、聖ちゃんに……集中、すればいいのに?」

ふと、指が止まる。

シュン
「……。どうして?」

絵理
「だって、わたしが居ると……ふたりの、邪魔になるから……」


「ッ」

シュン
「きみは?」

絵理
「えっ……」

シュン
「きみだって、ぼくとセックスがしたいから……ここに来たんでしょ? その証拠に……触る前から、とうにきみのクロッチは、ずぶ濡れてたよ」

絵理
「…………////」

シュン
「《十円慰安婦(ワンコインガールズ)》。ぼくが使う、催○術だ。10円玉を見せられたが、最後――少女は、性奴(カノジョ)へと堕ちる」

絵理
「!?」


「……」

シュン
「今さら中座して、帰ったところで……止めどない膣奥の疼きに、エンドレス・ひとりエッチ、確定だよ。決して、満たされることのない……ね」

絵理
「…………」

そうだったんだ。

説明だけ聞けば、卑劣な罠に、嵌められてしまったも同然で――

だけど、まるで違う?

これは、暗示にかかった、当事者にしか分からない焦燥――

“大好きだから”、ペニスを挿れて欲しい。

ただそれだけ。

絵理
(ともすれば、ハイスペックな上司との不倫に、ときめくOLも……遠からず、近い心情? つまるところ――愛人でもいいから、そばに居たい)


「ぁの……絵理さん」

絵理
「うん?」


「仲、直りを……したいです」

絵理
「平気。全然、気にしてない……」


「ぁ……その、でも……やっぱり……わたし、身勝手で……」

涙を滲ませる、純真少女。

シュン
「じゃあさぁ、キスしよっか?」

絵理
「……。えっ?」

シュン
「ぼくと、聖ちゃんと、絵理ちゃんで……舌を伸ばしあって、ベロチューしよ? 三人仲良く★」


「……ふふッ☆」

絵理
「くすッ……♪」

シュン
「おや? なにかおかしいかな?」


「だって……きっと、それは……」

絵理
「そもそも、そのための……同時召喚?」

シュン
「くくくっ……分かってるねぇえ」

そうして、はにかみつつ、顔を寄せあう。


「んれぇ」

絵理
「ぇる」

シュン
「れろぉ」

キスをする寸前まで、隣接してすぐ。

ソフトクリームを舐めるときのように、舌を伸ばしたら――


「……ぴちゃッ、ぴちゅッ、ちゅぷッ……」

絵理
「りゅちゅッ……ちゅくッ、ンちゅッ……」

シュン
「べろれるれろれろれろっ!! ――うんまぁああいっ!!」

聖&絵理
「…………。ふふふッ♪」

舌先でつつきあうものだとばかり、思っていたので。

探りさぐりな、わたしと聖ちゃんを――

一緒くたに、まとめて味わった、ワイルドさに――

呆気にとられては、笑みがこぼれた。


「むぷッ!?」

穢されざる、清らかな天使への――セカンドキス。

シュン
「ぢゅろぢゅるっ、ぢゅろるっ、ぢゅろぉっ……ぶひ、ぐひひひっ★ コロッケ味ぃ……」

絵理
「んむぅッ!?」

シュン
「ずぼっ、じゅぼぉっ、ずゅぼぉっ……じゅるるっ、ずぞぞっ……アイスティー味ぃ★」

ついでのように、味わわれ喪失した、ファーストキス。

それなのに――

ゾクゾクとした、子宮からの疼きに、悶えてしまう。


「……はぁッ……はぁ……シュンさん……セックスが、したいです……////」

絵理
「わたしも……////」

数時間前に――

初めて目が合った、あの時から。

海外の無修正動画でしか、見たことのない――

膣内にねじ込んで、ナカをかき混ぜるための、タクトが。

欲しくて欲しくて欲しくて、たまらないから。

シュン
「じゃあさぁ……あっちの、男子高校生たちの前で……ショーツを、ナマ脱ぎして……プレゼントしてきて★」

絵理
「!!!?」


「はい……」

絵理
「ッッッッ」

躊躇なく――男の子たちの前へと、歩いてゆき。

するすると、下着を下ろしては――

目の前にいた、チャラついた男の子に――純白の薄布を手渡す、リアルフェアリー。

絵理
「……ゴクッ」

すごい。

“彼氏からの命令”が、絶対であることは――

重々承知の助ではあるけれど。

流石に、あそこまでの潔さは、わたしにはない。


「……頑張ってください」

絵理
「!」

(シュンさんの膝を下り)立ち尽くすわたしを、励ますように――

微笑みながら、座席へと戻ってゆく、小さな勇者。

絵理
(……やるしかない……!)

これまでアイドルとして、様々なプレッシャーを、乗り越えてきた――

わたしにも。

またひとつ、目を背けてはならない――試練が、そびえ立っている。

――トッ……トッ……トッ……(足音葉)

絵理
「……どんなに、高い壁も……よじ登って……」

その先にある景色を、見たいから――

聖ちゃんと一緒に。

――シュルッ

男子たち
「!!!!////」

気の弱そうな、一歩引いて後ろに立つ、男の子に――

水色の、勇気を贈る。

絵理
「ふふッ♪」

こうして、一歩を踏みだすたび――

だれの前にも、新しい景色が、広がるのだと。

絵理
「!」

いつの間にか。

わたしたちのレーンの周囲に、女の子たちが、がやがやと集まっていた。

シュン
「ああ、気にしないで。単なる、バリケードだよ……スマホやデジカメで、撮られないようにね」

絵理
「……」

店内に設置されたカメラは、遠距離かつ、不鮮明。

万が一、映像が流出しても――人相は、特定不可?

絵理
(だからこそ……隣の女子大生や、学生さんを、盾にすることで……本番へと、なだれ込むプラン?)

――ちゅぷッ♪ くちゅッ♪

絵理
「ひぅうッ!?」


「んきゅッ!?」

並び立つ、わたしと聖ちゃんの――正面から、服の中に手を入れ。

膣内に太い指を、滑り込ませてきた。

そう、“滑る”ほど――

わたしのナカはすでに、ぬめっている。

――ぐちゅぐちゅぬちゅぐちゅぐちゅ……♪

シュン
「ぶっふふっ★ これならぁ~……今すぐにブチ込んでも、愉しめそうだ……デュヒヒヒヒっ★」

絵理
「ぁッ……はぁあッ♪」


「んッ、ふぅッ……♪」

やっと、遂に――

シュンさんと、繋がれる?

シュン
「はい、どうぞ座って……こっちと、こっち……あいだを、ひとつ開けて――まんぐり返しって、分かる?」


「?」

絵理
「……こんな、感じ?」

本来は、仰向けになってする、ポーズだけれど。

座りながら、太ももを持ち上げて――アソコを、あられもなく晒す。


「ッ////」

絵理
(これ……結構、つらい体勢かも?)

シュン
「ああ、ごめんごめん……硬いイスだと、ツラいよね? やっぱり、足は下ろして……単に、股を開いてよ」


「こう……ですか?」

シュン
「そうそうそう★」

絵理
「…………」

自分の願望(よくぼう)を、押し通すだけじゃなくて――

さりげなく、女の子の立場から、物事を見てくれてる。

ジェントル?

絵理
「……////」

より一層、胸の奥のときめきを、感じながら――

後ろ手に手をついて(はしたなく)がに股になる。

シュン
「OK、OK★ 交互に、ハメてくからね? まずは、聖ちゃん……」

絵理
「あの」

シュン
「うん?」

絵理
「……待ってるあいだ……ふたりを、眺めながら……自分で、シても?」

シュン
「もちろんだよ。バリケードのみんなも、そうしてるしね★」

絵理
「!」

ショーパンコーデの子は、ファスナーを全開して。

スカートコーデの子は、裾から手を入れて――

皆一様に、シュンさんに見惚れつつ、クロッチを撫でている。

シュン
「どう? 聖ちゃん……怖くない?」


「……平気です……わたし、シュンさんとなら……どんなことでもッ」

シュン
「ブヒヒヒヒヒヒっ!!」

――ジィイ……ボロンッ!


「わ……ッ////」

絵理
「おっきい////」

シュン
「行くよぉ……」

――ツプッ……ヌプチュ、ニュププッ……


「ぁ、ぁぁ……はぁあッ……♪」

ミチミチと、小さな肉洞を、こじ開けて――

逞しい漲りが、少しずつ、収まってゆく。

絵理
「気持ちよさそう……♪」

おち〇ちんを、挿れるためだけにある、窄まりへ――

聖ちゃんとシンクロしてくように、指を沈ませる。

シュン
「くはぁあぁあぁ~……ニンフェットアイドルの、その頂点に……ナマ挿入……至高すぎるぶひぃっ★」


「……んッ……シュンさんの……太くて、硬くて、熱いのに……ふきゅッ♪ 押し広げられて……ッ♪」

いつも、夜寝る前に、そうしているように――

“二本目”の指も、ナカに、おしゃぶりさせる。

シュン
「夢みたいだよ……世界中の男が、欲情せずにいられない……少女の理想形と、セックスしてるなんて」


「ふふッ……声が、響き渡ってしまうから……塞いでください……口唇で」

シュン
「モロチン★」

――ヂュプププププッ……トンッ


「んくぅッ♪」

鍛え上げられた――声量と美声を、アピールしつつ。

上目遣いで、キスをねだる色香に、脱帽する。

絵理
(こんなにも、魅力的な女の子と……並べて、愛してもらえるなんて……)

それとも、単なる引き立て役なのかもしれない。

聖ちゃんという光が、わたしという影と比べることで、さらに眩しく――

シュン
「絵理ちゃん」

絵理
「ッ!?」

シュン
「なにか、勘違いしてる?」

絵理
「ぇッ、いや、そのぅ……」

もしかしなくても――

思惑、全部、バレバレ?

我ながら、ポーカーフェイスは、得意なつもりなのに。

――ヂュポンッ!


「ひぁんッ♪」

聖ちゃんからペニスが、引き抜かれた。

シュン
「頂点とか、理想とか……ぼくの修辞表現に、気おくれしちゃったかな?」

絵理
「……ええと」

どうやら――

この人に隠し事は、できなさそうだ。

シュン
「ぼくはね、絵理ちゃんみたいな……幼なじみが、欲しかったんだ」

絵理
「え」

シュン
「毎朝、優しく起こしてくれて……登校も下校も、いつも一緒……お弁当だって、一緒に食べて――あ、部活は入らないよ! そんなことをするより……屋上や体育倉庫でデュフフっ★」

絵理
「……」

典型的な(以下略)

シュン
「学校中の男子から、『なんで、お前なんかが、絵理ちゃんと!』って目で見られて……そいつらの前で、キスしながら、おっぱいを揉みまくるんだぁ……ぶひひひゃひゃははぁっ!!」

絵理
「今まさに、そういうシチュ?」

シュン
「そうだねぇ」

――クチュッ……ヌュプヌュプヌュプヌュプヌュプッ

絵理
「ひぅうッ♪」

一気に来た!

入口から奥まで、一息に。

シュン
「おほぅっ!! ヒダが発育し始めた、つぶつぶマ〇コ★ 聖ちゃんはまだまだ、小学校高学年並みの襞肉で……ほとんど起伏のない、ツルツルでキュウキュウな、ロリマ〇だったから」


「……シュンさん……」

シュン
「んん?」


「絵理さんが、幼なじみの世界では……わたしとは、どんな風に、出逢うんですか////」

嫉妬深い――というよりも。

甘えんぼという方が、しっくりくる、潤んだ瞳。

シュン
「よくぞ訊いてくれましたっ! 聖ちゃんはね、ぼくらの学校の、近くにある……大学まで、エスカレーター式な――名門女子校の、中等部に通ってるんだ★」


「わぁ……☆」

――パヂュッ、パヂュッ、パヂュッ……

絵理
「ぁんンッ♪ んぁはッ♪ ぅあんッ♪」

腰を振りつつ、妄想の世界を口ずさむ――我らが彼氏。

シュン
「それで、公園のベンチで、俯くきみに、ぼくがこう言う……『どうしたの?』きみが答える……『いい子でいるのが、疲れたの』そこでぼくが、悪い子になる方法を、伝授するんだ★」


「わるい子……?」

シュン
「そうとも……『学校をサボって、セックスしよう。ボーリング場で★』」


「ぅふふふッ☆」

絵理
「はぁッ♪ あぁあッ♪ ンぁうぅッ♪」

よそ見をして、おしゃべりしてる人に、貫かれる――

そんな、シュールなシーンにも。

抽送に浸るカラダを、容赦なく絶頂へと、押し上げられる――

これがセックス?

シュン
「あああ、もう出そうだっ……! 約束通りっ、聖ちゃんにあげるねっ?」

絵理
「えッ?」


「ぇ」

――ヂュポンッ!

絵理
「ふきゅうッ♪」

――ヂュププッ……


「んゃああッ♪」

わたしから抜いた、反り返りを――

すぐさま、聖ちゃんへと突き込んで。

――ドプュッ!! ドプュッ!! ドプュッ!! ドプュッ!! ドプュッ!! ドプュッ……


「ぁくうッ♪ んふぅッ♪ んもごッ――ちゅるる、ぢゅるッ♪ ずゅるるッ♪ はむぅ、んむ……ぷちゅうるるるッ♪」

突き抜けかけた嬌声を、ねっとりキスで塞ぎつつの、膣内射精。

その一方――

絵理
(こっちも、イけそうだったのに……生殺し?)

シュン
「あはぁー……すんごぉおく、気持ちえー^^ 人間離れした、妖精のような……美貌と可愛さに……ぼくの、劣等遺伝子を――注ぎ込むための孕み袋まで、完備して……胸の膨らみも」

絵理
「シュンさん」

シュン
「にゃふん!?」

絵理
「…………。わたしの今の気持ち……分かる?」

シュン
「…………」


「はぁッ、はぁッ、はぁッ……シュンさん。絵理さんにも……搾りたての、こくまろホットミルク……いっぱい、目一杯……注ぎ込んであげて欲しいです☆」

シュン
「! そうだね」

絵理
「……ごめん、聖ちゃん」


「いえ、いいんです……次は、わたしも目一杯……可愛がってもらうから☆」

本当にずるい。

あどけなさと、あでやかさの――

二丁拳銃?

シュン
「絵理」

絵理
「! ……呼び捨て……」

シュン
「ぼくの、赤ちゃんを産んでよ」

――ヌュチュッ……ズュプズュプズュプズュプズュプッ

絵理
「ひぁあッ……あんッ♪ ンぅふぅうッ♪」

Tシャツの上から、腰のくびれを――がっちりとつかんで、前後動。

――グュチュッ! グュチュッ! グュチュッ! グュチュッ! グュチュッ!

絵理
「にゃああッ♪ ぁんッ、はんッ、あんッ♪ んやぁッ、ふぁンッ♪」

子宮の入口を、苛烈に小突かれるたび――

なけなしの理性が、蕩けてゆく。

シュン
「うっひゃああああっ!! ぼくの精液と、聖ちゃんの愛液と……絵理のつぶマ○の――チ〇ポ歓迎ローションが、混ざりまくって……めちゃくちゃ突きやすいよ★ 湿度100パー★」

絵理
「ンゃあぁあッ♪ どうしてぇえッ……ふきゅうッ、んにゅうぅうッ♪ わたしッ、本当に……ふぁあぁあッ♪ エッチするの、きょうがッ、初めてなのにッ♪ ひゃあぁあぁあんッ♪」

シュン
「破瓜の血がない時点で、分かったよ……この子は、自分でバイヴとかで……処女を、散らしちゃったんだろうって」

絵理
「!! ゃうッ♪ ンはぁあぁッ♪」

でも、確かに――

わずかだけど、聖ちゃんには、赤い筋が見える。

絵理
(とはいえ……中1か、中2ぐらいで……このサイズの、繁殖棒を――受け止められるんだから、安産型?)

シュン
「それからね……感じすぎ★ 何歳から、ひとりエッチ……してるのかな?」

絵理
「きゃッ♪ きゃうぅッ♪ んぅうッ……5さいからぁッ♪ ずっと……毎日ぃいッ♪」

シュン
「しかもそれ……夜だけじゃないよね? 隙あらば……朝でも、昼でも……学校でも★」

絵理
「そぅうッ♪ 授業中にぃッ♪ いひぃッ、ンぁうぅッ♪ シャーペンのぉッ、ノックする部分でぇッ♪ ひゃうぅッ♪ バレないようにッ……クリトリスぅッ♪ つんつんってぇッ♪」

シュン
「あー、それ絶対バレてるね。ただでさえ、仕事で忙しい……滅多に、登校しない……絶世の美少女が。授業を受けに来たら……クラスメイトも、教員も……絵理を、ガン見しちゃうし」

絵理
「そんなぁあッ……あはぁんぅうッ♪」

シュン
「これだけ、淫乱なら……ぼくの、絶倫遺伝子と相まって……ドスケベな女の子が、生まれそうだね★ それに、生まれた子が、男だったら――絵理専用の、生バイヴにしてもいいよ★」

絵理
「なッ……そんなッ、ひどいことなんて……しないぃッ♪ ひきゃうぅッ、あんぅッ♪ それにッ……もし、女の子だったらぁッ……なにする気ぃッ!? ンにゃあぁッ、はぁんぅッ♪」

シュン
「そりゃあ……ぐふふふっ――うっ!!」

――ドプンンッ!! ドプンンッ!! ドプンンッ!! ドプンンッ!! ドプンンッ!! ドプンンッ!! ドプンンッ!! ドプンンッ!! ドプンンッ!! ドプンンッ!!

絵理
「みゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああはぁああんぅうううッッッッッッッッッッ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」

炎属性の濁流が、MPの限り、押し寄せてくる――

超必?

シュン
「あ、あ、あぁー……いいっ……! 噴出っ、止められないっ……! このあともまだ、Tシャツの下の、隠れ巨乳をっ……揉んだり、こねたり、舐めたり、啜ったり、むしゃぶったり」


「……それ、して欲しいです////」

絵理
「だめ……次もわたし?////」

\おしまい/

10円彼女(ショートカットでスレンダー)

~握手会・会場~

悠貴
「応援、ありがとうございますっ!」

ファンの方が差し出した手を――

両手でぎゅっと握り、そっと離す。

イベントのスタッフさんからの指示で、ひとりひとりに、5秒以上かけてはダメだそうだから、仕方のないことだとは思うけれど。

悠貴
(……本当にこれで、いいのかなぁ……?)

きっと、遠い場所から、長い時間をかけて来てくれた人だって、たくさんいる。

そうやって、まっすぐに応援してくれている、ファンの方たちに。

『いつも、元気をもらってますっ!』――という、“感謝”を伝えるには。

どうにも、5秒では足りなすぎる。

けれども――

悠貴
(他のアイドルのみんなも、おんなじ条件で……色々と、工夫をしてるんだから)

私も、頑張らないと。

もっと、もっと――

悠貴
「っ!!!?」

ふいに、身体の芯を、電流が駆け抜けた。

頭のてっぺんから、足のつま先まで――

甘く、痺れるような閃きが、熱を灯す。


「ぐふふふっ★」

どうして、そんなことになったのか。

改めて、目の前の光景を、直視する。

【××駅前で待ってる】

そう書かれたメモが、私の視線を釘づけている。

悠貴
(……どうして――“10円玉”が、セロテープで、貼りつけてあるんだろう……?)

スタッフ
「乙倉さん! 5秒過ぎてます!」

悠貴
「あっ!? すみませんっ!! ぇっ……」

そのまま、その男の人は――

差し出したメモを、折りたたんで仕舞いながら。

一瞬だけこちらと目を合わせ、なにも言わずに、去っていった。

悠貴
「…………////」

スタッフ
「乙倉さん!?」



悠貴
「……はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……――!! 居たっ」

急いで駆け寄る。

悠貴
「おっ、お待たせ……ぜぇっ、はぁっ……しましたっ!」


「…………。ぶふっ★ お疲れ様」

悠貴
「っ////」

なんでだろう……?

名前も知らないのに――

顔を見ただけで、声を聴いただけで。

胸の高鳴りが、どんどん激しくなる。


「ぼくは、麗 春(うらら しゅん)。それから、この子が……」

悠貴
「えっ――」

絶句する。

ベンチに腰掛けた、恰幅のいい男の人の足元で――

辻野 あかりさんが。

膝をつきながら、ありえない行為に及んでいる。

あかり
「んごッ……んごッ……んごッ……」

シュン
「知ってるだろうけど、あかりんごちゃん。もとい――極上の、口マ〇コオナホだよ★」

悠貴
「っっっっ////」

駅前で。

帰宅ラッシュの時間に。

日が沈んで薄暗く、なってはいるけれど――

それでも、周りの人はみんな、気づいている。

公衆の面前で、堂々と――

公開フェラチオが、行われていることに。

シュン
「ああああ、出るよっ? あかりんごちゃんっ! 全部っ……呑んで、ねっ!?」

――ドプンッ!! ドプンッ!! ドプンッ!! ドプンッ!! ドプンッ……

あかり
「んごぉおおおッ!? ……ごくッ……ごくッ……ごくッ……ごくッ……ごくんッ☆」

悠貴
「そんな……////」

恍惚の表情で(保健体育の授業でしか知らない)得体の知れなすぎる体液を――

注がれては呑み下す、後輩アイドル。

シュン
「ほああっ!! いいよ、いいよっ! そのまま、尿道の中身も……飲み干してっ★」

あかり
「……あはッ♪ ずゅるずゅるぢゅるるずずずッ♪ じゅるるッ、ちゅるるッ……♪」

脳内は大パニック。

悠貴
(どうして!? あかりさんが!? 駅前で!? 人前で!? 公衆の面前で!? アイドルなのに……! ……もしかして。これが噂の――枕営業!? 本当にあるんだ……業界の闇)

――ジィイイッ(ファスナーを上げる音葉)

シュン
「あー、気持ちよかった。もう帰っていいよ」

あかり
「なしてや!? ><」

シュン
「だって、きみの役目は……“本命”が来るまでの、暇つぶしでしょ?」

あかり
「あは、そうだったんご♪」

悠貴
「……あかりさん……////」

あかり
「あ、悠貴さん。お先に失礼しまーす^^」

悠貴
「ぁ……」

――スタスタスタスタ

シュン
「じゃあ、ラブホテル行こっか?」

悠貴
「……ぁの……」

シュン
「ん?」

悠貴
「これは……枕営業なんですか?////」

シュン
「違うよ。きみを、初めて見た時から……ずっとセックス、したかったんだ★ 純愛だよ」

悠貴
「純愛……」

これが……こんなものが……純愛――

シュン
「アイドルだって、ファンには平等でしょ? ぼくも、あかりちゃんや……他の子にも、変わらず真剣だよ(棒読み)」

悠貴
「……それじゃあ、私はいったい……」

シュン
「ぐふっ★」

悠貴
「んぅうっ!!!?」

顎を、掴まれて――

顔を、傾けられて――

ファーストキス。

奪われちゃった――

こんな簡単に。

シュン
「じゅぶっ、ずずっ、ずゅぶっ、ぢゅぼおっ」

悠貴
「ふむぅっ、ンぅぷっ////」

ざらざらの舌を、ねじ込まれて――

口の中を、めちゃくちゃに、かき混ぜられる。

シュン
「ぶはぁあっ★ きょう、今この瞬間に。セックスしたくてたまらないのは……きみだけだよ、乙倉ちゃん」

悠貴
「っっ」

シュン
「それじゃ駄目なの?」

悠貴
「……いえ。嬉しいですっ♪」

こんなにも――

胸がドキドキする相手と。

初めてのエッチを――これから、していいんだ。



シュン
「あー……Bカップ、たまんない★ ふくらみかけの、70センチチェスト★」

悠貴
「んっ、ふきゅっ////」

背後から、上着越しに。

スポーツブラに包まれたおっぱいを、まさぐり、撫で回される。

悠貴
(ジーンズも、ショーツも……中途半端に、脱がされたまま……お尻の谷間に――おち〇ちん、擦りつけられてっ////)

シュン
「13さいで、JC1★ ショートカットで、スレンダー★ で、背ぇ高い、足も長い★ くんくん……匂いも最高だよ★」

悠貴
「ひ、ゃっ♪」

耳の穴を、舌先でほじくられる。

シュン
「声も、ドチャクソ、チ〇ポにクるし……ぼくのために……可愛く生まれてくれて、ありがとう!」

悠貴
「そんな……////」

嬉しい。

シュンさんの体温が、言葉が――

なにもかも、倖せのピースになってゆく。

悠貴
「きゃっ……んんぅ、ふぅうっ♪ ンっ、くぅ……くすぐったい////」

私の前方へと周り、太ももに手のひらを滑らせつつ。

べろべろと唾液を、塗り広げてくれる。

シュン
「ぶふふっ★ ぼくのためだけに……ファーストキスも、ヴァージンも。きょうまで、守ってきてくれたんだよね?」

悠貴
「はい♪ エッチなことは……全部、本当に好きな人とって……あっ♪ ぁっ、あっ♪」

シュン
「ぢゅぢゅずゅずゅずゅっ! ずゅるずゅるっ……ずぞぞじゅぞぞっ!」

悠貴
「はぁあっ、ンぁうっ♪」

これ、多分――

クンニリングスっていう――アソコを、舐めるやつ。

シュン
「ぶっはぁあっ!! うんまぁあああいっ★ 顔もカラダも、性格も味も、全部っ……サイコーすぎでしょ★」

悠貴
「……ぁっ、はぁ……♪ アソコのナカ……すごく、感じすぎちゃってっ……その――きっと私、シュンさんのこと……大好きだから////」

シュン
「あははははは。でもこれ、催○術だよ?」

悠貴
「ぇ」

シュン
「《十円慰安婦(ワンコインガールズ)》。ぼくは、10円玉を見せた少女を――もれなく、愛人(カノジョ)にできるんだ」

悠貴
「!」

シュン
「ズルいでしょ? 吐き気がする? なんなら、この辺でさ、やめておいて……帰るかい?」

悠貴
「ふふっ……ほんと、ずるいです」

シュン
「……」

悠貴
「今さら、なにを言われたって……私はもう。あなたに、エッチなこと、されたいからっ♪」

太ももの内側を、アソコから垂れてきた、ヌルヌルが伝う。

シュン
「じゃあ、ベッドに寝て★」

悠貴
「はい……♪」

ショーツごとジーンズを脱いで――ベッドに仰向けになる。

シュン
「じゅるるるっ! ゴクンッ……★ ああ、たまんない……大人気アイドルの、乙倉 悠貴ちゃんが……ぼくに、セックスされるのを、待ってるなんて……!」

悠貴
「ぅふふ……彼氏と彼女なら、普通ですよね?」

シュン
「ぶぐふっ! そうだったね……★」

――ギシッ

手早くコンドームを付けたシュンさんが、アソコの入口に、おち〇ちんでそっと触れる。

悠貴
「ふぁっ……♪」

シュン
「本当にいいの? さっきまで、あかりんごちゃんに、しゃぶらせてた……あしたは、乙倉ちゃん以外の子にねじ込む、浮気チ〇ポ★ 本当のほんとうに、挿れちゃっても、いいのかな」

悠貴
「いいです、それでも。私が、アイドルとして――ファンのみなさんから、元気をもらってるように……シュンさんも。彼女さんたち全員の、アイドルなんですからっ♪」

シュン
「ぶひぃいいいっ★」

――ツプッ……ヂュプ、ヂュプ、ヂュプ、ヂュプ……

悠貴
「ぁ……く、ふぁっ……♪」

お腹のナカ、少しずつ、広げられて――

シュン
「くぅう~、狭いっ★ 全然、進まないよ」

悠貴
「……っ……ごめんなさい。初めてで、緊張して……」

裂けた処女膜が、ひりひりする。

シュン
「大丈夫だよ。初めては、みんなそう。痛みが和らぐまで……キスして、馴染ませよう」

悠貴
「! はいっ……♪」

なんだか、涙が出てきた。

痛いから――というのも、もちろんそうだし。

それから――

シュン
「ちゅっ……はぷっ……ちゅっ……はむっ、あむっ」

悠貴
「んふぅっ♪ すっごく……ちゅっ、優しいキス♪」

舌を入れずに、口唇だけを――ゆっくりと。

何度も、くっつけては離れてを、繰り返す。

シュン
「……ねぇ、おっぱい視ていい?」

悠貴
「私、まだ……ちっちゃいですけど////」

シュン
「それがいいんだ」

――シュルッ

悠貴
「あっ……」

Tシャツを捲られるまま、スポーツブラも、ずり上げられる。

シュン
「ぶひひひひひひっ★ 清純派アイドルの、生ピンク乳首っ★ い~っぱい、ちゅぱちゅぱ、しちゃうぞぉおっ」

悠貴
「はい……どうぞ、好きなだけ♪」

シュン
「じゅるるっ、ちゅるるっ、ずゅるるっ!! れろ、れぇろ、ねろぉ、れろぉ、ぢゅろぉ……はふはふはふっ! ぶひぃいぃっ★ おいちぃよぉっ★ 乙倉ママ、おいちぃいぃいぃっ★」

悠貴
「ンんぅっ!? やっ、ぁっ、んぁっ……ふきゅ、うぅうぅうっ♪」

シュン
「ああ、どんどんほぐれてきた……ホッカホカの、トロトロマ〇コ★ 少しづつ、奥まで行くねっ」

悠貴
「ぁっ……すご、い……ですっ……♪ 太くて、硬いのが……シュンさんが、どんどん奥に……♪」

――トンッ

悠貴
「みゃひゃあっ♪」

シュン
「ぐふふふっ、ど~お? とってもキモチイイでしょお? 子宮にちゅっとする、オチ〇ポキス★」

悠貴
「……はい♪ もっと……して欲しいですっ……♪」

シュン
「いいよぉ★」

――ぐちゅッ、にちゅッ、にゅちゅッ……

悠貴
「んきゅうぅっ♪ ンぃひぃいっ♪」

時計回りに――

子宮と、おち〇ちんの先っぽで、キスしたまま。

緩やかに腰を回してほじくられ、悶えてしまう。

シュン
「いやぁ……ゴムを付けてるの、忘れるぐらい……グッドな、ヒダ肉ズリだぁ★」

悠貴
「そっ、そんなにも……感触が、違うんでしょうか――ぁっ♪ はぁっ♪ ……付けてないと」

シュン
「そうだよぉ」

悠貴
「きゃはぁあっ♪ あぅんっ♪」

反時計回り――

の不意打ちに、背中を海老反りに、痙攣する。

シュン
「くぉおっ!? ただでさえ狭いのがっ、更にうねってっ――」

――ドピュッ!! ドピュッ!! ドピュッ!! ドピュッ!! ドピュッ!! ドピュッ!! ドピュッ!! ドピュッ……

悠貴
「あっ♪ あぁっ♪ はぁあっ♪」

お腹の中で、おち〇ちんが跳ねるたび、子宮も撫で上げられ――

どうしようもなく、私もビクンと跳ねる。

シュン
「くぅう~ふぅうううっ……さいっこー、だ★」

悠貴
「よかったぁ……私のナカで、気持ちよくなってもらえて……嬉しいです♪」

シュン
「うん? まだまだ、これからだよ?」

悠貴
「え……きゃああっ!?」

――ヂュポンッ!

勢いよく、ペニスを引き抜かれる。

シュン
「次は、今出したザーメンを……ローションに使って。生ハメするよ★」

悠貴
「!!」

シュン
「ほうら」

――ドロォオォオォ……

悠貴
「ふきゅっ♪」

ぽっかりと開いたアソコに、コンドームの中身を、垂らされる。

シュン
「ほら、こうやって……」

悠貴
「ぁ……////」

――ぬちゅッ♪ ぐちゅッ♪ ぶちゅッ♪

右手を導かれ、指を二本、出し入れさせられる。

シュン
「こんな風に、自分でかき混ぜるんだ。それと同時に……」

悠貴
「ひゃあっ!?」

眼前に突きつけられる、精液に塗れた、艶めく肉の棒。

シュン
「さっき見てたでしょ? あかりんごちゃんみたいに……チュパチュパ、しゃぶってね? あ、もちろん……チ〇ポミルクも、全部呑むこと★」

悠貴
「……ゴクッ……分かり、ました……はむっ」

アソコのナカの肉に、熱いミルクを、染み込ませるかのように――

撫でつけて、塗りこんで。

同時に口では、ぷにぷにの先っぽを、啜り舐る。

悠貴
「じゅるるるっ……ずゅるるっ、ずずぢゅっ――!? けほけほけほっ!」

シュン
「ニィ……大丈夫?」

悠貴
「はい……ごめんなさい……私、苦いものが苦手で……」

シュン
「うん、知ってる。頑張ってね★」

悠貴
「……はい……ぷちゅっ」

今度の涙は――

青臭い白濁を、嚥下できぬままえずいた、素直な悲嘆。

悠貴
(野菜、ジュースの方が……500倍、マシかも……)

シュン
「ほらほら、乙倉ちゃん。指が止まってるよ?」

悠貴
「……ぅうぅう……」

にがい、まずい、おいしくない。

シュン
「あー……ごめんごめん。もういいよ、次に行こう」

悠貴
「……ヘタで、ごめんなさい……」

シュン
「全然! 気にしないで★ AV女優でも、飲めない人ばっからしいし」

悠貴
「っ!?」

この人、絶対鬼だ。

――グチュッ……ヌュプヌュプヌュプヌュプヌュプッ……

悠貴
「にゃあああああっ♪」

なにこれ――ナニコレ!?

シュン
「きんもちいいでしょお? コレが、生チ〇ポだよ★」

悠貴
「ぁっ……もう、全然痛みなんかより……ゾクゾクしてっ♪」

――ズチュッ、グチュッ、ズチュッ、グチュッ、ズチュッ、グチュッ、ズチュッ、グチュッ、ズチュッ……

悠貴
「ひゃんっ♪ はんっ♪ あんっ♪ はんっ♪ はんっ♪ ぁんっ♪ あんっ♪ あんっ♪」

乳首を、摘まんで擦られながら――

入口から奥までを、往復されるの、すごくイイっ!

シュン
「どう? どう!? ゴムなしを知っちゃったら……戻れないよね?」

悠貴
「はぃいっ♪ ひゃあぁんっ♪ ふぁあっ……もうっ、私、おち〇ちん……生オチ〇ポのことしかっ……やっ♪ はっ♪ あぁーっ♪ 考えられなっ、あっ♪ ぁっ♪ あっ♪」

陸上競技で、ランナーズハイになる――

あの時の高揚感を、遥かに凌駕する。

越えてくる――人生で一番の、快楽体験☆

シュン
「あー……ヒダのほとんどない……小学校高学年と、大差ない……ツルツルの、ロリータ・ハメパコ穴★ だけど、運動部特有の、食い締めがっ……絶品でっ……また、出ちゃいそう★」

悠貴
「はひゃうぅっ♪ きゃんぅっ♪ このままっ、ナカに出されちゃったらっ……あぁはンぅっ♪ シュンさんとっ、私のっ……赤ちゃんが……!」

シュン
「嫌? 産みたくない? それとも……孕むのもやだ?」

悠貴
「いいえっ♪ 産みますっ♪ 孕みますっ♪ シュンさんと、私の……愛の結晶っ♪」

シュン
「ぶふっ★ ホントにいいの? もしも、そうなったら……アイドルは引退だし、学校にも通えずに――ぼくと毎日――キモチイ~イセックスにっ、溺れつづける、ゴールインだよっ★」

悠貴
「はぃいぃっ♪ 毎日っ、毎日っ、みっちりっ♪ んにゃあっ、はぁあやぁっ♪ キモチイイ、生オチ〇ポっ♪ きゃはぅうっ♪ 何度もっ、何度もっ、いっぱいっ……欲しいですっ♪」

シュン
「……流石、思春期★」

――ドボビュッ!! ドボビュッ!! ドボビュッ!! ドボビュッ!! ドボビュッ!! ドボビュッ!! ドボビュッ!! ドボビュッ!! ドボビュッ!! ……ブポボヴュッ!!

悠貴
「ンぅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううぃいいひぃいいいいんんんぅうっっっっ♪♪♪♪」

あーあ、困ったなぁ――

きょう、危ない日なのに♪

\おしまい/

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